
億を超える人が持つ富裕層マインド【田中渓】
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2025年2月24日
EXIT・りんたろー。と国山ハセンが株・保険・住宅など資産運用にまつわるスキルセットを学ぶ。今回のゲストは元ゴールドマンサックス証券に17年勤続し、マネージングディレクターを務めた田中渓氏が億以上を稼ぐ富裕層が持つマインドを伝授 <ゲスト> 田中渓(元ゴールドマンサックス証券 マネージングディレク...
億万長者になれる人とそうでない人、その差は「意思決定とスピード感」にあった!
元ゴールドマンサックス証券のマネージングディレクターを務めた田中渓氏が、富裕層の思考法や習慣について解説。田中氏が17年間の金融キャリアで出会った「億を超える人」から学んだ富裕層マインドとは?お金持ちになるための本質的な考え方を紐解きます。

Q: 富裕層の定義とはどのようなものですか?
野村総合研究所の定義によると、保有資産額において「5000万円以上1億円未満」を準富裕層、「1億円以上5億円未満」を富裕層、「5億円以上」を超富裕層と定義しています。
ちなみに、アメリカのゴールドマンサックスのCEOのボーナスは150億円にも上るそうです。一般のサラリーマンからすれば驚異的な金額ですね。
Q: 田中さんはどのようにしてゴールドマンサックスに入社したのですか?
大学院を中退後、驚くことに53回もの面接を経てゴールドマンサックスに新卒入社しました。通常なら3〜4回で終わるところ、50回以上の面接を受けたのです。
田中氏は「投資部門では1年に1人しか採用しない部署だった」と明かします。ライバルがいることを察知し、頭の良さではなく、度胸やオーナーシップなど別の価値を見せることで採用されたのです。
入社直後にリーマンショックが起き、ボーナスゼロ、大幅減給、部署の9割が人員削減になるという厳しい状況も経験しました。
Q: 17年間のゴールドマンサックス在籍で、どのような投資を行いましたか?
投資部門において、金額ベースでおよそ4000億円、企業価値・資産価値ベースで1.2兆円を超える投資を行いました。その過程で20カ国以上で活動し、300人を超える億超え資産家や中東の王族など、超富裕層と交流する機会を得ました。
Q: 富裕層から学んだ主な3つのテーマとは何ですか?
田中氏が富裕層から学んだ3つのテーマは以下の通りです:
1. 富裕層だけが知っている哲学
2. 富裕層のお金と時間の活用術
3. 7つの富裕層スタンス(スキルセット)
これらを学ぶことで、「自分の人生に主導権を取り戻す」ことができると田中氏は説明します。

Q: 富裕層マインドで最も重要な要素は何ですか?
億を超える人の富裕層マインドで最も重要なのは「意思決定をきちんと自分でする」ことと「スピード感」の2つです。
多くの人は会社や周囲の影響で主導権を持たず、決断を先延ばしにしがちです。実は人間の本質として、決断を避ける傾向があります。なぜなら決断には責任とリスクが伴うからです。
しかし富裕層は「快適ゾーン」から抜け出し、あえてストレスがある方向に進む決断をします。これが富と自由を得る第一歩なのです。
Q: スピード感はなぜそれほど重要なのですか?

田中氏は意思決定において「スピード」と「確実性」の軸があると説明します。
多くの人は「遅くても確実」を選びがちですが、これは危険です。その理由として:
1. 締切に間に合わないリスクがある
2. 時間をかけると期待値が上がり、結果に対する満足度が下がる
3. 機会損失が発生する
富裕層は「早くて間違っている方がいい」という考え方を持っています。早ければやり直す時間があり、失敗から学べるからです。田中氏は「小さなことを圧倒的なスピードで圧倒的な量をやることが成功の鍵」と強調します。
Q: 成功するための投資の始め方は?
成功するための投資には3つの要素が必要です:
1. お金(原資となる自己資金)
2. 投資の経験値
3. 良質な情報源となる人脈
この順番が重要です。まずお金を確保し、経験を積み、その後に人脈を広げるのが最適なプロセスです。
よくある間違いは、お金も経験もないのに、セミナーなどで人脈作りから始めてしまうこと。これは詐欺的な投資に巻き込まれるリスクがあります。田中氏は「1000円でも1万円でもいいから、まず始めることが大切」と説きます。
Q: 少額からでも投資を始めると何が良いのですか?
少額でも投資を始めると「カラーバス効果」と呼ばれる現象が起きます。例えば、文房具メーカーの株を買うと、急に文房具に関する情報が目に入るようになります。投資した分野に関心が向き、業界の知識が深まるのです。
これにより投資対象への理解が深まり、より良い判断ができるようになります。田中氏は「お金の勉強よりも、実際に投資して業界を理解することが大切」と説きます。

Q: 富裕層と交流して意外だった点はありますか?
田中氏によれば、超富裕層になるほど生活は質素でシンプルになる傾向があります。「途中までの人は持ったもので散財したり、物欲に任せて使ってしまうが、さらに超越すると質素になっていく」と述べています。
超富裕層は「資本は体と時間と心の健康」と考え、それを大切にしています。贅沢な生活よりも、健康や時間を重視するのが特徴的です。
Q: 投資ポートフォリオの組み方について、アドバイスはありますか?
理想的なポートフォリオは資産規模によって異なります。安定した投資(インデックスファンドなど)と、リスクは高いが高リターンを期待できる投資(個別株など)のバランスが重要です。
資産が少ない場合は、リスクを取れる割合を多めにして「雪だるま式」に資産を増やすことを優先し、ある程度の資産ができたら安定投資の割合を増やして安全性を高めるべきです。
田中氏は「インデックス投資だけでは面白くないので、5〜10%程度は個別株や自分が興味を持てる投資に回すのもいい」とアドバイスします。
Q: 富裕層への道は誰にでも開かれていますか?
「誰でも富裕層になるチャンスはある」と田中氏は明言します。年齢に関係なく、いつでもチャレンジできます。
重要なのは、自分の人生の主導権を取り戻すこと。お金、健康、人間関係という3大悩みを整えていくことで、自由と豊かさを手に入れることができます。
特に「意思決定を自分でする」ことと「スピード感を持つ」ことを習慣にすれば、富裕層への道は開けてくるでしょう。
