
半導体・高配当から新興国まで...2025年新NISA投資戦略【篠田尚子】
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2025年1月6日
EXIT・りんたろー。と国山ハセンが株・保険・住宅など資産運用にまつわるスキルセットを学ぶ。2025年初回は2025年新NISA投資戦略をテーマにファンドアナリスト・篠田尚子氏が様々なジャンルの注目投資信託銘柄を一挙公開
NVIDIA、米国株、インドファンド…2025年に注目の投資先はどれ?
2025年の投資戦略を考える時期が来た。NVIDIAなどの半導体株、米国株式ファンド、インド株式市場など、様々な投資先の中から何を選ぶべきか。りんたろー。と篠田尚子氏の対談から、2025年注目の投資先と投資のタイミングについてまとめた。

Q. NVIDIAなどの半導体関連銘柄は2025年も有望な投資先?
NVIDIAをはじめとする半導体関連銘柄については、現在のバリュエーションは数字では表せないような状況になっている。しかし、生成AIの将来性や半導体関連企業に投資したい人のためには、いくつかの投資方法がある。
個別銘柄としてNVIDIAに投資するのはリスクが高いと考えられるため、半導体関連のETFや投資信託を活用するほうが安全だ。例えば「世界業界別投資シリーズの半導体」はアクティブファンドの代表格でNVIDIAのウェイトが高い。また「SOXX」はアメリカの半導体関連株を約30銘柄組み入れている。
日本株でも、東京エレクトロンやアドバンテストなど、半導体装置メーカーや素材メーカーに投資できるファンドが2024年に登場している。日経半導体株インデックスに連動する投資信託やETFも選択肢だ。
Q. 2025年の投資は一括投資と積立投資、どちらが良いのか?
これは市場の見通しによって変わる。ずっと右肩上がりで上昇すると確信があるなら一括投資のほうが有利だ。積立投資は買い上げていく状態になるので、上がり続ける相場では不利になる。
一方で、2024年の日本株市場のように途中で調整が入るような相場では、積立投資のほうが結果的に有利に働く可能性がある。下がったところで安く買えるというメリットがあるからだ。
一括投資をするなら、必ずしも1月など特定の時期にこだわる必要はない。重要なのは時期ではなく株価水準だ。買うべき目標株価を自分で決めて、その水準になったら買うという戦略も有効だが、これには強いメンタルが必要になる。

Q. インド株は2025年も投資を続けるべき?
インド株ファンドは、アクティブファンドがインデックスを大きく上回るパフォーマンスを見せている。HSBCインドインフラ株式オープンやアイトラストインド株式などが好例だ。
インド市場はアメリカと異なり、言語の問題もあり現地にいないと分からない情報が多い。そのため、アクティブマネージャーが勝てる余地が残されている。インドを含む新興国投資ではアクティブファンドが推奨される。
2025年も投資を続けるべきかという点については、現在少し調整が入っている状態なので、引き続き積立投資でいくのがおすすめだ。投資のタイミングを逃したと感じる人にとっても、ピーク時よりは始めやすい状況になっている。新興国投資は5年スパンで考えるべきで、その間に国が大きく変わることへの期待を込めて投資するとよい。
Q. 高配当株や連続増配株の投資戦略は?
高配当株と連続増配株は異なる特徴を持つ。高配当株は株価に対する配当の割合が高い株式を指し、一般的に利益に合わせて配当が調整されることが多い。
一方、連続増配株は1株当たり配当金が毎年増額している企業のことで、利益の水準に関係なく配当を増やし続ける。これにより投資元本に対する配当利回りはどんどん上がっていく。P&G、ジョンソン・エンド・ジョンソン、コルゲートなど、歴史ある安定企業が多い。
2024年はテック企業が好調だったため、高配当株や連続増配株の成績は振るわなかった。しかし、ポートフォリオの安定材料として組み入れる意義はある。特に「配当貴族」(25年連続増配企業)や「配当王」(50年連続増配企業)などは検討する価値がある。

Q. 投資信託の売り時とリバランスはどうすればよい?
理想的なのは「勇気を持って上がっているものを売り、まだ上がりきっていないものを買う」というリバランスの考え方だ。これはリスクコントロールの観点から重要になる。
例えば、ポートフォリオの中である商品の比率が大きくなりすぎると、その商品が急落した場合の影響が大きくなってしまう。分散投資の観点からは望ましくない状態だ。
そこで、含み益が出ている部分(20〜30%程度)を売却し、相対的に上がりきっていない商品を買い増すことで、リスクを元の状態に戻すことができる。
また、旧NISAで保有している商品は、新NISAと一緒にはできないため、どこかのタイミングで売却する必要がある。含み益が出ている場合は売却して、その資金を新NISAの投資資金に充てるのも一つの方法だ。
