
マンUはなぜ凋落したか?アモリムが勝てない理由
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2025年9月20日
毎月、国内外の注目テーマを深掘りする「マンスリー・フットボール」。今月は、マンチェスターUの凋落、森保ジャパンの現状と不安、カキーノ移籍情報の振り返りなどをテーマに徹底議論。 公開収録イベント「MONTHLY FOOTBALL」観覧募集 日程:2025年10月28日(火)〜(開...
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サッカー専門家が明かす「マンチェスターユナイテッド」の苦戦要因と「日本代表」の課題

Q. マンチェスターユナイテッドが勝てない理由は何ですか?
マンチェスターユナイテッドの低迷は、クラブの文化と監督の哲学の不一致が根本にある。アモリム監督が求める戦術的なプレースタイルと、選手たちが慣れ親しんだプレー方法に大きなギャップがある。
Leo the football シュワーボ東京監督は「アモリムの服装が似合わないパーティーに出かけている」と例え、監督が追求する理想のサッカーとクラブの現実との乖離を指摘する。

「クラブの文化とキャラクターと監督の思想の相性がある。監督が合わせに行くか、クラブを変革して監督に合わせるかだが、ユナイテッドは変わらないと思う。これは悪い意味ではなく伝統がすごい」とLeo the football氏は語る。
ミムラユウスケ氏も「OBのコメントが影響している」と指摘する。「OBが誰か一人でも『彼のやり方いいよ、頑張れよ』と言ってくれたら違うが、レジェンドたちが軒並み批判している」
この状況では選手たちも「いつものやり方でやらせてくれたらもっと勝てるのに」という思考に陥りやすい。会社でもよくある光景だ。
Q. 日本代表の課題は何ですか?
日本代表は今回のアメリカ、メキシコ戦で多くの課題が露呈した。森保監督は「ぐちゃぐちゃにして申し訳なかった」と謝罪したが、これは意図的な実験だったようだ。
木崎伸也氏によれば「ワールドカップで勝ち上がるためには、一つのやり方だけでは甘くない。意図的にカオスを作った」と分析する。
しかし柿内一之氏は「前から来られたらプレスに弱い」と指摘。「遠藤選手が引き込んだといっても、何ができたのか」と疑問を呈する。
興味深いのは、過去のワールドカップでの成功パターンだ。三村氏は「相手が圧倒的格上だと選手の目線が揃う」と語る。2022年カタールW杯ではドイツ、スペインという強豪相手に対して選手の意識が自然と統一されたが、同格以下と認識される相手に対しては戦術的な意思統一が難しくなる傾向がある。
Q. マンチェスターシティの強さはどこにありますか?
マンチェスターシティは新戦力の加入で更に強化された。特にゴールキーパーのドンナルンマの加入が大きい。

Leo the football氏は「足元が良くないと言われるが、誰と比較するかで、昔より全然良い。足元が悪いからこそ、ペップ・グアルディオラ監督が前に飛ばすようになり、そこにハーランドがいるので負けにくいサッカーになる」と評価する。
木崎氏は「ドンナルンマは認知トレーニングをオランダでつけている。今オランダで認知トレーニングのパーソナルコーチがすごく有名になってきていて、首振りの練習をしている」と補足。
また、ディフェンスラインの安定、特にジョアコ・グバルディオルのようなサイドバックの活躍も大きい。「裏ケア完璧、ちゃんとルメディウスの背中を守る」とLeo the football氏は評価する。
デ・ブライネの不在を誰が埋めるかも注目点だ。「CL取ったシーズンでもデ・ブライネが前線からプレスかけられなくなっても使っていた。太ももが『濡れたナプキンみたい』と言いながらも出場していた」とその重要性を強調する。
Q. 日本代表の選手選考基準は何ですか?
森保監督の選手選考は「みんなが納得して、選手を含めて納得感あるチームにしようとしている。ただ1人か2人だけは自分の遊びを入れる」と木崎氏は説明する。
柿内氏は「前田コーチが評価している選手もいる。前田コーチはほぼ柏の試合に視察に行っている」と現場の情報を明かす。
また、選考にはリーグのレベルだけでなく「キャラクターによっても、一人ある選手を外そうとした時に、チームのバランスを考えた時にそれはまずいと判断して残した」というケースもあるという。
さらに「パリ世代の選手たちが力を出しやすい」という観点から藤田選手を起用するなど、様々な要素が絡み合っている。
Leo the football氏は「森保さん自身の選手選考の好みも重要。細谷選手はJリーグで控えのことがあっても呼んでいる。個人でゴリゴリ運べるから」と個人の特性も重視されていると指摘する。
Q. アモリムはマンチェスターユナイテッドで成功できますか?
アモリムの成功は非常に難しい状況にある。Leo the football氏は「アモリムがユナイテッド用にその服装を変えるべきだが、そうはしないようだ」と厳しい見方を示す。
ミムラユウスケ氏は「イングランドメディアも悪意がある。『第二次世界大戦以降のマンチェスターユナイテッドの成績で、歴代最低の勝率』と報じている」と外部からのプレッシャーも指摘する。

問題解決のためには「OB路線しかない」という意見もある。「クラブとしてのビジョンがない」とも指摘され、選手獲得の方針もあいまいだ。
「ファーガソンという存在を組織で作らないといけない」とLeo the football氏は語る。単に監督を変えるだけでなく、組織文化そのものを変革する必要があるというのだ。
しかし、「選手たちが、アモリムの戦術をどこまで理解して実践できるか」が重要なポイントとなる。現状では選手たちが「脳に負荷をかけずにサッカーやりたい」と感じているため、アモリムの複雑な戦術に順応するのは困難だ。
