
【2025年超予測:ワールドサッカー】全局面セットプレー化。センターFW消滅
2025年サッカー界はどう変わる?日本人ゴールキーパーのCL出場も近い
Q. サッカーのセットプレーについて、どのような進化が予測されますか?
スペシャリストによるセットプレーの精度向上が全世界的に広がってくる。アーセナルのコーナーキックに代表されるような緻密なセットプレーは、選手の質と意識の高さが重要だ。セットプレーは単に覚えれば実行できるものではなく、規律正しい選手が揃っていることが大切。昨今はビジネスマン的な意識の高い選手が増えてきており、セットプレーの質も向上している。

Q. センターフォワードの役割はどのように変化していくと考えられますか?
「センターフォワード消失」とも言える現象が起きている。従来型のライン上で駆け引きするセンターフォワードではなく、ケインやレヴァンドフスキのように少し低い位置から関わるタイプが主流になりつつある。オフサイドリスクが高いライン上に張り付くより、助走をつけて裏抜けしたり、ビルドアップに関わったりできる選手が評価される。この動き方だとボールを奪われた際の切り替えの守備にも対応しやすい。
Q. 日本人ゴールキーパーの将来性についてはどうですか?
権田修一選手は「チャンピオンズリーグで日本人ゴールキーパーがプレイする日も近くなってきた」と語る。鈴木彩陽選手がイタリアのセリエAでプレーしていることに触れ、イタリアのメディアからキーパーの細かいディテールまで評価されることの価値を強調。欧州では子供たちがゴールキーパーを憧れのポジションとして選ぶ文化があり、日本とは異なる状況だ。
Q. 鈴木彩陽選手の強みは何ですか?
まずはそのパワーと体格、そして真面目さが大きな強み。練習への取り組み姿勢が非常に丁寧で、イタリアの高品質な練習環境で着実に成長している。現在21〜22歳とまだ若く、ポテンシャルはこれからさらに開花するはずだ。ゴールキーパーは35歳を超えても成長できるポジションであり、彼の将来性は非常に高い。

Q. イタリアのゴールキーパー指導の特徴は?
イタリアではゴールキーパーに対する知見が非常に深い。単にボールを扱う技術だけでなく、心理学や運動生理学なども含めた総合的な指導が行われている。例えばウェイトトレーニングやメンタル面の指導も充実している。また最新テクノロジーを活用した脳へのシグナル送信による反応速度向上トレーニングなども導入されている。
Q. プレミアリーグの優位性はどのように変化していくと予想されますか?
プレミアリーグの「NBA化」が加速している。資金力の差からますます選手が集中し、他リーグは支出が収入を上回る状況になっている。ブンデスリーガやセリエA、リーグアンなどは移籍金支出が減少傾向にある一方、プレミアリーグのみ異常に増加している。このような状況下では、各国リーグはプレミアリーグに対抗するための独自の戦略を考える必要がある。
Q. 他リーグはどのように対抗していくべきですか?
各リーグの特性を明確にし、選手もそれを理解して進路を決めるべき。例えばドイツのブンデスリーガならデュエル(1対1の競り合い)の勝率や走行距離が重視され、スペインのリーガではパスミスの回数やボールリカバリー回数が注目される。プレミアリーグでは攻撃的な指標が多い。選手はこうした各リーグの特色を理解した上で自分に合ったステップアップを図るべきだ。

Q. 2025年の大きなトピックは何ですか?
クラブワールドカップが非常に注目される。FIFAとしては国の対抗戦であるワールドカップと並ぶ大会として盛り上げたい意向だ。過去4年間のチャンピオンとランキング上位のクラブが出場するため、マンチェスター・シティやバイエルン・ミュンヘンなど、オールスター的な布陣となる。出場するだけで30億円程度の収入があるとも言われており、クラブにとっても価値が高い。また、大会前の6月に移籍市場が特別に開くため、注目の移籍も発生する可能性がある。

Q. チャンピオンズリーグの優勝候補はどのチームですか?
ブックメーカーのオッズではリバプールが1番人気で、アーセナルが2番人気、レアル・マドリードとバルセロナが同率3番人気となっている。ただし実際には怪我人の状況に大きく左右される。アーセナルは人に依存しない得点の取り方ができるチームとして評価されており、セットプレーの精度も高い。バルセロナはハンジ・フリックが若いチームに規律をもたらし、過密日程でも耐えられる可能性がある。アトランタもダークホースとして挙げられる。
Q. 2025年夏に注目すべき移籍は?
久保建英選手と三苫薫選手の去就が注目される。特に三苫選手はワールドカップ1年前という重要な時期だけに、慎重な判断が求められる。移籍するならトッテナム・ホットスパーの可能性が指摘されている。一方、代表に入っていない選手は逆にこのタイミングで移籍してアピールする機会と捉えることもできる。高井宏輔選手や細谷真大選手などが候補として挙げられている。久保選手についてはプレミアリーグへの移籍を希望しているという情報もある。
