
夢の日本株/10倍株×高利回り/資産5億円超ママ投資家の保有株/株主還元が厚い大型株
10倍株と高利回りを両取りする日本株投資術:資産5億円のママ投資家とプロが教える厳選銘柄
日経平均株価が歴史的な高水準で推移するなか、日本株市場への関心は一段と高まりを見せている。
一方で、過去に注目銘柄を買い逃して後悔した投資家や、日々の値動きに追いつけない多忙なビジネスパーソンも少なくない。
育児の合間にスマートフォン1台で投資を始め、資産5億円を築き上げた個人投資家のちょる子氏と、FISCOの敏腕アナリスト山本泰三氏がタッグを組んだ。
不労所得をもたらす堅牢な高配当大型株から、値上がり益10倍を狙える割安ニッチトップ企業まで、いま仕込むべき日本株の選定基準と具体銘柄を徹底解説する。

Q. 育休中のスマホ取引から資産5億円を築いたちょる子氏の投資法とはどのようなものか?
ちょる子氏が株式投資を本格的に開始したのは、娘の育児休暇中であった。
子どもがまとまって眠る時間を有効活用し、パソコンを並べることもなくスマートフォン1台でデイトレードをスタートさせた。
資産を飛躍的に拡大させた最大の要因は、日経平均を牽引した東京エレクトロンなどの大型成長株において、相場上昇の初動ウェーブを逃さず捉えた点にある。
株式を長期間漫然と保有し続けるのではなく、株価の乱高下を冷静に見極めながら機動的な売買を繰り返した。
テクニカル分析においては、移動平均線のゴールデンクロスなど基本的なシグナルを重視し、銘柄の転換点を的確に捉えている。
現在は短期トレードだけでなく、手堅い配当金を受け取れるディフェンシブ銘柄を中長期で保有する手法を併用している。
インカムゲインによる安定したキャッシュフローの確保と、成長初動に乗るキャピタルゲイン狙いの二刀流こそが、資産5億円達成の確固たる土台となった。

Q. 投資初心者が大怪我をせずに手堅い配当を得るための大型株ランキングとは?
時価総額トップ100の大型企業の中から、配当と優待を合わせた総合利回りが4パーセントを超える銘柄を厳選したランキングが提示された。
第1位に輝いたのは、総合利回り約8パーセントに達するソフトバンクである。
通信インフラ事業の盤石な基盤に加え、PayPayなどの金融事業やメディア関連を傘下に持ち、安定感と成長期待を兼ね備えている点が評価された。
第2位のNTTは総合利回り約12パーセントと圧倒的な還元率を誇り、次世代通信基盤「IOWN」の実用化による中長期的な成長余地が注目されている。
第3位の大和ハウス工業は、住宅にとどまらず物流施設や商業施設を手掛ける総合デベロッパーであり、米国企業の買収を通じて海外収益を大きく伸ばしている。
第4位の東京海上ホールディングスは海外保険会社の買収で利益を拡大し、大規模な株式分割を行って個人投資家が参入しやすい環境を整えた。
第5位のJTは世界規模の価格決定力と加熱式タバコの伸長を武器に、極めて安定した配当を出し続けている。
いずれも莫大なキャッシュフローを背景に持っており、労働に頼らない不労所得を求める個人投資家にとって最も堅牢な選択肢となる。

Q. なぜ時価総額上位のトヨタや三菱UFJではなく通信や住宅株が推奨されるのか?
日本を代表する巨大企業であるトヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループが今回の推奨トップ5から外れたのには、明確な投資上の理由が存在する。
トヨタ自動車は中国メーカーとのEV競争激化や世界市場での覇権争いに直面しており、先行きに対する不透明感が依然として残る。
一方でメガバンクの代表格である三菱UFJは、金利上昇の恩恵を受けてすでに株価が大きく上昇し、PBR1倍超えの水準まで買い進まれた。
かつてのような割安感は薄れ、現在の株価はすでに業績を織り込んだ適正水準に達していると判断される。
これに対してソフトバンクや大和ハウス工業などの銘柄は、高い総合利回りを維持しながらも、今後の利益成長や事業ポートフォリオの変革が十分に期待できる。
相場全体が高値圏にある局面では、過熱感のある人気株を追うよりも、下値が配当で手堅く支えられている割安なディフェンシブ株を選ぶ方がリスクリワードの観点で賢明である。
Q. 忙しくて頻繁にチャートを見られない投資家に向く中長期保有銘柄の条件とは?
本業が忙しく短期売買が困難な投資家に向けて、ちょる子氏が実践している「株価を見ずに配当を享受する」中長期ポートフォリオが公開された。
選定の要となる基準は、配当を維持・増配し続ける「累進配当」の方針を経営陣が掲げているか、そして海外市場で稼ぐ力を持っているかという点である。
武田薬品工業は海外売上比率が全体の9割に達し、稼ぎ出した潤沢な外貨をもとに円建てで高水準の配当金を支払っている。
円安が進行する環境下において、この収益構造は企業の財務健全化と株主還元の両面で極めて強力な追い風となる。
さらに旭硝子を前身とするAGCは、窓ガラスだけでなく最先端半導体の製造に不可欠な極めて重要な材料供給を担っている。
ロシア・ウクライナ情勢の終息後に見込まれる復興特需という独自のカタリストを備えつつ、PBR1倍割れの割安圏に放置されているため下値リスクが極めて小さい。
配当利回り4.3パーセント超で累進配当を掲げる積水ハウスも含め、事業の堅調さと株主還元への強い意志を持つ企業こそが長期放置に適している。

Q. 高配当と10倍株のアップサイドを併せ持つ夢のようなニッチトップ企業とは?
配当利回り3パーセント台後半を維持しながら、株価10倍のポテンシャルを秘めた中小型株としてアナリストの山本氏が筆頭に挙げたのがパンチ工業である。
同社はプラスチック製品やプレス部品を大量生産する金型部品の専業メーカーであり、日中両国の特注品市場でシェア首位に君臨するニッチトップ企業である。
ミスミグループとの資本業務提携を発表したほか、第1四半期から業績の上方修正を達成し、年率16パーセントの営業利益成長という強気な長期ビジョンを掲げている。

資産価値に対して株価が割安に放置されているPBR1倍割れの状態にあり、配当を受け取りながら株価大化けを待てる絶好の環境が整っている。
その他にも、コロナ特需の剥落から今期業績が底打ち増収増益へと転じた検査キット大手のタウンズが挙げられた。
また金利上昇局面でも富裕層の旺盛な需要を取り込んで高成長を続ける高級不動産のランディックスも有望株である。
さらに健康経営を代行支援するウェルネス・コミュニケーションズなど、確固たる独自市場を持つ企業群を単元ずつ分散保有することで、リスクを抑えながら爆発的なリターンを狙うポートフォリオが完成する。
