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チュニジア戦直前プレビュー:ルナールの奇策とは?
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2026年6月20日

6/20(土) 11時から生配信で、W杯サッカー日本代表の第二戦、チュニジア戦をプレレビューしました。 これは、アーカイブ映像です。 <ゲスト> 木崎伸也|スポーツライター 1975年、東京都生まれ。2002年夏にオランダへ移住。翌2003年から6年間、ドイツを拠点に欧州サッカーを取材。スポーツ誌...
混沌のチュニジア戦を読み解く:日本代表勝利へのシナリオ
ワールドカップ特別企画として、今回はチュニジア戦の徹底プレビューを現地レポートと専門家による詳細な分析を交えてお伝えする。現地での予想外の悪天候に見舞われつつも、日本代表の選手たちは本番に向け準備を着々と進めている。 不確実性の高い相手に対し、日本はどのような戦術で臨み、勝利を掴むのか。その鍵となるポイントを紐解いていく。

Q. 悪天候が練習や選手に影響を及ぼしているか?
現地では激しい雷雨に見舞われ、日本代表の練習開始が20分遅延するなど大きな混乱が生じた。メディアも練習場の外の暗闇からレポートする状況となり、ワールドカップの過酷な環境が垣間見えた。 この悪天候による移動のストレスについて問われた鎌田大地選手は、「移動が多いのは確かだが、その分(選手間で)よく話している」と笑顔で返答したという。 厳しい環境下でもチームの雰囲気は良好で、選手たちは精神的に成熟した様子である。ただし、猛烈な湿気と暑さも重なり、選手のコンディション管理には引き続き注意が必要だ。
Q. チュニジア戦の日本代表はどのようなスタメンを予想するのか?
予想フォーメーションを見ると、ワントップには小川航基が入り、シャドーのポジションには上田綺世(または鈴木唯人)と堂安律が並ぶ形が想定される。鈴木唯人は試合3日前から長袖に着替え、「試合のいい感覚を取り戻す」とコメントしており、先発への意欲がうかがえる。 右ウイングバックは菅原由勢(または伊東純也)が濃厚だ。菅原はスタジアム見学の際にボールを抱え先頭で入場しており、気合十分な様子。オランダ戦でチーム最高のゴール期待値を記録するなど、得点に絡むプレーに期待がかかる。 キャプテン遠藤航が負傷離脱したボランチでは、鎌田大地と佐野海舟のコンビが予想されており、チュニジアの戦術に応じた攻守のバランス調整が重要だ。DFラインでは冨安健洋を温存し、従来通りの伊藤、谷口、渡辺(または冨安健洋)で安定を図る可能性が高い。冨安はむしろ終盤の攻撃のカードや決勝トーナメントで活用されるだろう。GKには鈴木彩艶が入る見込みだ。
ワントップ: 小川航基
シャドー: 上田綺世(または鈴木唯人)、堂安律
ウイングバック: 中村敬斗(左)、菅原由勢(または伊東純也)(右)
ボランチ: 鎌田大地、佐野海舟
守備陣: 伊藤洋輝、谷口彰悟、渡辺剛(または冨安健洋)
GK: 鈴木彩艶

Q. 新監督のチュニジアはどのような戦術で来るのか?
チュニジアは監督交代直後のため、フォーメーションが4バックか5バックか読めない点が最大の不確定要素である。新監督のルナールはサウジアラビア時代に4バックを多用したが、チュニジア自体は5-4-1で好成績を収めた時期もあり、予測は困難を極める。 しかし、日本代表の実力を考慮すれば、チュニジアがどのようなシステムを採用しても引いて守るブロック戦術を採る可能性が高い。日本側は相手のフォーメーションを決め打ちせず、4バックと5バックの両方を想定して練習を重ねてきた。 5バックで中央を固められると日本は苦戦する過去があるが、システムに固執せず、選手の配置によって生じる普遍的な弱点を突くことが求められる。日本が押し込んだ際、チュニジアの最終ラインは事実上5枚以上のDFとなるだろう。厚くなった中央だけでなく、サイドなど薄くなるスペースをいかに活用するかが攻撃の鍵となる。
Q. 日本代表がチュニジア戦で特に警戒すべきポイントは何か?
レオザ氏は、「監督就任直後ではセットプレーが唯一手を付けられる部分」と指摘。ハニバル・メイブリのキックの質は高く、チュニジアはセットプレーから得点を狙ってくる可能性が高い。 さらに、日本が攻め込んだ際の広大なスペースを利用したチュニジアのカウンターは非常に危険である。日本は攻撃時でも、ボールロスト後の素早い攻守転換と、少人数での守備を強いられないためのリスク管理を徹底しなければならない。不確実性の高い相手だからこそ、ハイドレーションブレイクにおける戦術修正と情報共有の質が勝敗を分ける。
ルナール監督によるセットプレーの洗練化。特にハニバルの高精度キックからの連携。
日本が押し込んだ際のリスク管理とカウンターへの備え。少ない人数での守備にならないための配慮。
試合中のハイドレーションブレイクでの修正力。分析班からの情報を的確に選手へ伝える連携。

木崎氏によると、堂安律は「0-0でもいい」と語り、攻め急がない冷静な姿勢を示した。硬い試合では力を抜き、余裕を持った「遊び心」あるプレーで相手を崩すことが重要となる。 現地の酷暑下では「ボールを持って休む」戦術が不可欠であり、体力温存を図りながら試合をマネジメントすることが90分間戦い抜く上で重要だ。チュニジアはロングスローからの得点能力も高く、190cm級の長身CBをターゲットにしたセカンドボールへの対応も警戒すべきだ。
堂安の言葉にある「0-0でもいい」という精神論で、攻め急がず遊び心を持って相手の守備を崩す。
現地気候に適応した「ボールを持って休む」戦術の採用。体力を温存し、試合終盤まで運動量を保つ。
チュニジアのロングスロー対策。特に長身選手への空中戦と、こぼれ球からの二次攻撃への警戒。

ミムラ氏が注目するのは、ルナール監督が過去に用いた日本のCK攻撃を「マイナス1」にする奇策だ。これは守備時にFWを前線に残すことで日本の攻撃参加人数を減らし、脅威を削ぐものだ。 GKに不安があるチュニジアが、GKを交代させてでもこの戦術を再度実行する可能性もある。しかし日本はキッカー伊東純也を中心に、相手の守備態勢に左右されない質の高いキックを徹底する練習にシフトしている。 オランダ戦の同点ゴールを呼び込んだ上田綺世の「ルール逸脱」と表現されるほどの思い切ったハイプレスも鍵だ。戦術的規律と個人の判断力が融合したビッグプレーは、今後も期待される。また、菅原由勢の高い得点能力と、沖縄合宿で連携を深めた小川航基とのコンビネーションは、引いた相手をこじ開ける強力な得点源となりうるだろう。

Q. 森保監督の戦略と試合への臨み方は?
森保監督は今大会を通じて「隙を作らない」堅実な戦略を貫くだろう。大胆に前へ出てリスクを冒すよりも、守備を固めて相手の隙を突くアプローチは、グループステージでは揺るがない方針だと予想される。 指揮官は監督会見で戦術やメンバーに関する情報を徹底して隠す一方で、ゴミ拾いに関する質問にはリラックスした態度で対応。相手に手の内を見せず、冷静に試合に臨む姿勢がうかがえる。選手起用に関しても、堂安律や伊東純也は試合の流れを変えるジョーカーとして後半に投入される可能性が高い。冨安健洋も守備固めだけでなく、劣勢時には攻撃の起点としても重要なカードになるだろう。 また、森保監督は「勝ち点3の獲得」を最優先事項としており、得失点差をあまり気にしないという見方が強い。グループステージ突破後、1位でも3位でも対戦相手はブラジルやフランスといった強豪である可能性が高く、順位をコントロールする意味が薄いからだ。目の前の勝利に集中し、得失点差のために無理な攻撃に転じることはないだろう。 ちなみに、試合会場のピッチは硬く、ボールが通常よりも弾みやすい特性があるため、特にDFラインやGKは、バウンド処理に細心の注意を払う必要がある。
