ビジネス虎の巻
【学生人気企業ランキング】内定を勝ち取る秘訣
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2026年4月8日

「ビジネス虎の巻」、今回のテーマは「東大生・京大生が選ぶ就活人気企業」。元伊藤忠人事・渡邉貴志氏とワンキャリア・厚地峻一氏が就活トレンドと内定必勝法を伝授。 <ゲスト> 渡邉貴志|VITAL DESIGN 代表 ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会 研究員 Langara College ...
東大・京大生が選ぶ就職人気企業に見る、最新就活トレンドの分析
高学歴層の就職動向は、数年先の労働市場のトレンドを予測する先行指標と言われる。特に情報感度が高い東大・京大生の選択は、これからの働き方を大きく左右する重要な手がかりとなる。
彼らが注目し、選考の候補として「お気に入り登録」する企業群を分析することで、現代のトップ学生が何を求め、どのようなキャリアを志向しているのかを探求する。
激化する採用競争の中で、学生が内定を勝ち取るための具体的なヒントも提示する。

Q. なぜ東大・京大生の就職トレンドが注目されるのか?
東大生や京大生は情報感度が高く、数年先の就活動向を予測する先行指標として位置づけられる。彼らがどの企業に注目し、関心を寄せているかを分析することで、将来の就職市場の潮流や学生の働き方への価値観の変化が見えてくるため、多くの企業や就職を控える学生からその動向が重要視されている。

ランキングは彼らが就職先の候補として「認知」し、「お気に入り登録」した企業を可視化したものだ。
Q. 東大・京大生に最も人気が高い「コンサルティング業界」の魅力とは何か?
コンサルティング業界が東大・京大生から圧倒的な人気を集める最大の理由は、「圧倒的な成長環境」と「高年収」である。自身のビジネススキルを最短で高められる知的労働環境が魅力とされ、20代で平均年収1600万円(ボストンコンサルティンググループの例)という待遇も大きな要因だ。
多くの学生が、コンサルを将来的なキャリアのステップアップを見据えた「市場価値向上の場」として捉え、事業会社への転職や独立を視野に入れている。過去の過酷な労働環境のイメージも働き方改革によって改善傾向にあると見られる。
Q. 商社が求める人物像、特に面接で重要視されるポイントは何か?

商社の選考、特に面接においては「論理性」と「愛嬌」のバランスが極めて重要である。論理的な思考力は前提としつつ、コミュニケーションを通じて相手の心をつかみ、困難な交渉を進める「人間的魅力」が合否を分ける要因となる。元伊藤忠商事の人事担当者によれば、東大・京大生と同じ土俵で論理性のみを競うのは得策ではなく、自身のコンプレックスをユーモアに変えるなど、記憶に残る差別化されたアプローチが有効であると指摘されている。体育会系の経験が有利という通説もあるが、重要なのはその経験を通じて培ったリーダーシップやチームワークを具体的に語る能力だ。
Q. 金融業界が近年人気を再燃させているのはなぜか?
金融業界の人気再燃は、主に二つの要因によるものだ。一つは、三井住友銀行が初任給を30万円台に引き上げるなど、各社が待遇改善に踏み切ったことである。これにより、給与面での他業界とのギャップが縮まり、学生の関心が高まった。
もう一つは、日本政策投資銀行(DBJ)に代表される「社会貢献性」への注目だ。営利追求だけでなく公共性の高い事業に取り組む姿勢や、三菱UFJ銀行が示す「金融×デジタル」といった変革への挑戦が、現代の学生が重視する社会貢献やキャリアパスの多様性に合致し、魅力を感じさせている。
Q. 広告業界の人気の内訳はどのようになっているのか?
広告業界では、サイバーエージェントが急速に人気を伸ばし、伝統的な電通・博報堂を抑えてトップに躍り出た。

サイバーエージェントは、初任給42万円という高待遇と、年次に関わらず若手を抜擢する実力主義のカルチャーが強みである。Abemaなどの自社メディアを通じて学生に身近な存在であることも人気の要因となっている。
一方、電通・博報堂も、AI時代における人間の「クリエイティビティ」の価値再評価、そして広告制作だけでなく事業戦略の設計にまで踏み込むその幅広い領域が、引き続き根強い人気を支えている。選考ではアイデアを臆せずにぶつけ、言語化する能力が評価される。
Q. 激戦の就職活動で内定を勝ち取るための具体的な戦略は何か?
内定を勝ち取るには、学生が自身の強みを最大限に活かした「差別化戦略」が不可欠だ。論理的思考力の基盤となる国語、数学、英語の基礎学力は重要だが、それだけでは高学歴層との競争を勝ち抜けない。
面接では、飾らない個性や、周囲と良好な関係を築く「愛嬌」、困難な状況を打開する「実行力」や「タフさ」といった、人間的な側面を具体例と共にアピールすることが重要である。
最終面接では企業は「採用する理由」を探しているため、学歴やスキルに劣っていても、自身のユニークなキャラクターや企業への貢献意欲を伝え、印象づけることが合否を左右するだろう。