
冬の移籍選手、代表入りの可能性/チュニジア最新分析
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2026年2月1日
2026年1月のマンスリーフットボールは、監督解任のバロメーター、Jリーグのパワハラ問題、冬の移籍選手の代表入りの可能性などを徹底議論した。 <ゲスト> Leo the football|シュワーボ東京監督 1986年福島生まれ。YouTubeのチャンネル登録者数は30万人を超える。自身で立ち上げ...
冬の移籍で欧州へ渡った日本人選手たちの現在地とワールドカップへの影響、チュニジア戦の脅威
冬の移籍市場は例年になく活発で、多くの日本人選手が欧州の舞台へと挑戦の場を移した。彼らが新天地でどのような活躍を見せているのか、そして迫り来るワールドカップの代表メンバー入りにどう影響するかは、日本のサッカーファンにとって最大の関心事であろう。この特集では、最新の情報を基に、彼らの現在地と代表選考における可能性を探る。また、ワールドカップで日本代表と対戦するチュニジアの戦力分析にも触れ、勝利への道筋を探る。

Q. 冬の移籍で欧州へ渡った日本人選手たちは、どのような状況にいるか?
冬の移籍市場で欧州クラブに移籍した日本人選手たちは、それぞれ異なる状況にある。ボルシアMGの高井選手はクラブからの期待が非常に高く、即座にレギュラーに近い存在となっている。ザルツブルクの安藤選手はフィジカルの強さをアピールする一方、言語の壁という課題に直面している。アヤックスへ移籍した冨安選手は怪我からの復帰途上だが、すでにベンチ入りを果たし、回復は順調に進む。イングランド・チャンピオンシップの平河選手は安定した活躍を見せ、ヴォルフスブルクへ移籍した塩貝選手は大型補強の一角として注目されている。フランクフルトへ加入した小杉選手は将来を見据えた補強だが、クラブの不調もあって現状は厳しい。これらの選手たちは皆、ワールドカップ出場を視野に入れており、新天地でのパフォーマンスが代表選考に直結する。
Q. 高井選手のブンデスリーガでの活躍はワールドカップ代表入りを確実にするか?

ボルシアMGに加入した高井選手は、冬の移籍組で最もクラブからの期待値が高い選手の一人である。監督やスポーツディレクターからの熱量も高く、新しい守備の軸として迎えられた。報道によれば、トッテナムからのレンタル移籍には買取オプションが付帯しており、ボルシアMGがいかに高井選手を長期的にチームに留めたいと考えているかがうかがえる。元々、ボルシアMGは夏から高井選手を欲しがっていた経緯があり、今回念願の獲得に至った。プレミアリーグのトッテナムでは出番が限られたものの、ブンデスリーガでは短い出場時間ながらトップクラスの評価を得るなど、すでに中心選手となりつつある。このまま高いパフォーマンスを維持できれば、ワールドカップ代表入りはほぼ確実と見られている。
Q. DF陣の代表サバイバルにおいて、冨安選手や安藤選手はどのような立ち位置か?
ディフェンス陣の代表サバイバルは激しいが、冨安選手と安藤選手にはそれぞれ特筆すべき状況がある。安藤選手はザルツブルクで自身の強さをアピールする一方で、監督が英語でのコミュニケーション不足を懸念しており、これがスタメン定着への課題となっている。しかし、日本代表のセンターバック陣に怪我人が多い現状や、サイドバックもこなせる汎用性を考慮すると、安藤選手は依然として代表入りの可能性を秘めていると言える。
一方、アヤックスに移籍した冨安選手は負傷からの復帰途上にあるが、すでにベンチ入りを果たすなど順調に回復している。クラブでは15~20分の起用から段階的にプレー時間を増やす計画があるという。彼の契約形態が試合出場に応じた「歩合制」である可能性も指摘されており、これはリスクを抱える選手に対する名門クラブならではの戦略だろう。森保監督は右サイドバックにおいて、試合終盤の守備固めができる「クローザー」を求めており、前回大会でこの役割を担った冨安選手が完全に復帰すれば最有力候補となるだろう。5月の壮行試合が代表入りの最終テストとなる可能性も示唆される。
Q. 約18億円で移籍した塩貝選手の代表入り確率はどの程度か?
ヴォルフスブルクへ移籍した塩貝選手は、約18億円(1000万ユーロ)もの移籍金が報じられており、クラブからの期待が非常に大きい。この巨額な投資は、彼の将来性だけでなく即戦力としての価値を見出している証拠だろう。専門家からは、塩貝選手のワールドカップ代表入り確率が「90%」と高い見方が示されている。彼はレギュラー定着だけでなく、試合の流れを変える「スーパーサブ」としての役割も期待されており、その多様性が高く評価されている。スピードを武器とする塩貝選手はフォワードの起用法に幅をもたらし、現状で代表枠が空く可能性も十分に考えられる。
一方、英チャンピオンシップの平河選手は、森保監督が同リーグを5大リーグに次ぐレベルと評価していることから、三笘や中村に何かあった際の有力なバックアップ候補となる。しかし、半年で彼らを追い越すことは容易ではない。フランクフルトの小杉選手は、クラブの不調と監督交代で状況が不透明であり、まずはクラブでの出場機会確保が最優先だ。長期的な補強であるため、今夏のワールドカップ代表入りは厳しいだろう。
Q. 注目される若手、久保選手の夏の移籍にはどのような課題があるか?
若手選手の移籍劇には、時にクラブの思惑や代理人の戦略が深く関わる。AZへ移籍した市原選手の場合、レッドブルグループは彼を系列クラブの育成ルートに乗せたかったが、代理人は主導権を失うリスクを考慮し、あえて系列外のAZへの移籍を実現させた。これは選手のキャリアプランを優先した代理人の判断であったと言える。
一方、久保建英選手は怪我からの復帰後も新監督から絶大な信頼を得ており、「久保に集めろ」との指示が出るほどだという。夏の移籍に関しては高額な移籍金が大きなネックとなり、プレミアのビッグクラブでなければ手が出せない金額だ。また、プレミアリーグで活躍するウィンガーには圧倒的なフィジカル能力が求められ、久保選手の技術があってもフィジカル面での懸念がある。移籍先のクラブの補強方針や、彼がウィンガーではなくセカンドトップとして評価されるかどうかも、移籍の成否を分ける重要な要素となるだろう。本人はスペインかプレミアの上位クラブへの移籍を希望しているという。
Q. ワールドカップ対戦国のチュニジアは、どのようなチームか?
ワールドカップで日本代表と対戦するチュニジアは、過去の試合を見る限りチームとしての組織力に欠け、選手が「バラバラ」にプレーしている印象が強い。「怖くない」相手という評価もあるが、ワールドカップ予選を突破後も監督が交代するなどチーム状況は不透明な部分が多い。

しかし、最大の警戒対象は新しく就任したサブリ・ラムシ監督である。彼は2014年ワールドカップでコートジボワール代表を率い、日本の弱点を突いて勝利した「日本キラー」としての実績を持つ。当時、ラムシ監督は後半の選手交代による日本の守備強度低下を見抜き、そこを重点的に攻める戦術を採用した。今回も日本のウィングバックの裏のスペースや、チュニジアの高い身長を活かしたセットプレーなどを徹底的に分析し、日本の弱点を突いてくる可能性が高い。ラムシ監督の戦術的な手腕は高く、チーム力で劣っていても日本を苦しめる存在となるだろう。さらに、アジアカップでのスキャンダル報道がチームの和を乱したように、ワールドカップ期間中に外部からの揺さぶりがチームの団結力を崩すことが最も懸念される。森保ジャパンの強みである「団結」を失うことだけは避けなければならない。
Q. 日本代表全体の現状とワールドカップへの見通しはどう考えるべきか?
現在の日本代表は、多くの主力選手が怪我や不調に苦しむ状況にある。三笘選手、鎌田選手、久保選手らが最高のコンディションではない時期を過ごしていることは事実だが、これはワールドカップ本大会に向けてコンディションを最高の状態に持っていくための「ピーキング」と捉えることも可能だ。むしろ今が調子の底であり、これから大会に向けて右肩上がりにパフォーマンスを向上させていけば、ちょうど良い時期にピークを迎えることになる。

また、今回の日本代表は、個々の選手が高いクオリティを持つだけでなく、「団結」して戦えるという他の強豪国には見られない大きな武器を持っている。ワールドカップでは他国の代表チームが内部崩壊などで力を発揮できないケースも多々あるが、日本代表はそのリスクが極めて低い。外部からのスキャンダル報道が唯一の懸念点であるものの、それ以外にチームの力を阻害する内部要因は少ないと言える。これらのポジティブな要素を考慮すると、日本代表は非常に明るい見通しを持つことができるだろう。Jリーグ開幕とともに、国内組選手の台頭も期待され、代表の競争はさらに激化する。
