2026超予測
【2026年W杯超予測】W杯の優勝国とMVPは?
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2025年12月31日

本動画収録後の12月22日に、南野拓実選手が左膝前十字靱帯断裂を負い、W杯出場が厳しい状況となりました。南野選手が不出場となった場合、「①日本代表の成績予想に変化はあるか?」「②左シャドーのポジションをどうカバーするか?」を各出演者に聞きました。 ▼各出演者からのコメントはこちら https://...
2026年W杯、そしてサッカー界の未来図
2026年開催のサッカーワールドカップが、早くも各方面で注目を集めている。しかし、注目すべきは大会そのものだけではない。強豪国の勝敗を分けるコンディション調整の妙技から、MVPを掴み取る選手の「不屈の精神」、そして八百長問題やファン育成といった、ワールドカップ開催前から抱えるサッカー界の重要テーマまで、専門家たちの深い洞察からその未来像を探る。
サッカーの表舞台を彩る華やかなプレーの裏側には、緻密な戦略と人間ドラマが存在する。今回の考察では、時に予想を覆す結論が提示され、今後のサッカー界の議論をさらに深める内容となるだろう。

Q. 2026年のワールドカップ優勝国はどこが有力だろうか?
2026年W杯の優勝国を予測する上で、単なる戦力比較では片付けられない要因が浮上している。識者の見立てでは、開催地がアメリカ大陸であることを踏まえると、ブラジルとイングランドが特に有利と分析されている。ブラジルは名将アンチェロッティの指揮下で、個の才能だけでなく組織的な守備力も向上している点が強みだ。彼がブラジル代表でどのような采配を振るうかに大きな期待が集まっている。
イングランドは、サウスゲート監督から戦術家トゥヘル監督への交代による「上げ幅」が大きい。豊富なタレントを前体制で活かしきれていなかっただけに、トゥヘルの戦術指導によって大きく飛躍する可能性を秘めている。特に、GKピックフォードのビルドアップ能力の課題が、トゥヘル監督の戦術への「やりすぎ」を防ぎ、シンプルかつ効果的な戦いを促す要因になり得るとの指摘は興味深い。

一方で、タレント揃いのフランスには連携面の懸念が残る。エムバペをはじめとする攻撃陣が自身の得意なエリアでのプレーを優先し、それが全体の連携を阻害する危険性がある。ジルーのような献身的なタイプの選手がいない今、デシャン監督がどのようにこの課題を解決するかが鍵となるだろう。また、前回王者のアルゼンチンは選手の高齢化によるスピード不足が指摘され、メッシ中心の「信仰心」で戦う強さはあるものの、前回の成功体験が問題解決を妨げる可能性も指摘されている。スペインも、オッズ上は有力視されつつも、暑さや劣悪な芝といった開催地の環境への適応力に疑問符が付けられ、緻密なポゼッションサッカーがどこまで通用するか未知数だ。
Q. ワールドカップを戦い抜く上で、コンディション調整の重要性はどれほどだろうか?
ワールドカップのような短期決戦において、コンディション調整は勝敗を左右する極めて重要な要素だ。2014年のブラジルW杯で、日本代表がザッケローニ監督の下、決勝トーナメントでのピークを狙ったピーキング戦略が裏目に出た事例は示唆に富む。予選リーグで体を完全に仕上げず戦った結果、初戦で敗戦し、その後の試合に精神的な焦りが影響した。初戦の重みを再認識させられるエピソードだ。
また、22時キックオフのような特殊な試合時間帯は、選手に大きな負担をかける。食事のタイミングが普段と大きく異なり、起床から試合まで長い時間を過ごすことになる。各選手の所属クラブでの習慣が異なるため、代表チームとしては事前に明確なプロトコルを定め、全員がそれに沿ってコンディションを整えるシミュレーションが不可欠となる。環境への適応も欠かせない。開催地の暑さや芝の状態が悪い環境下では、パスサッカーのような緻密な戦術が機能しづらい。ボールを長く保持するチームは、給水の機会が減ることで後半に体力が落ちるリスクも抱える。暑さに不慣れな欧州の強豪国にとっては、日中のキックオフが続くことで疲弊し、勝ち上がりが困難になる可能性も捨てきれない。
Q. 2026年ワールドカップのMVPは誰の手に渡るだろうか?
ワールドカップのMVPは、通常優勝チームのエースに与えられる。ブラジル優勝ならジョアン・ペドロが有力候補となるだろう。今大会から試合数が増え、上位進出チームの選手が得点王となる可能性が高く、彼の爆発力に期待がかかる。イングランドが優勝すれば、中盤から攻撃を牽引し、ゴールも量産するベリンガムが最有力。彼の大舞台での強さが決め手となるだろう。フランスであれば、前回大会の雪辱を果たすべく、得点王とMVPの同時受賞を狙うエムバペが本命視される。
そして、オランダがしぶとく勝ち上がり優勝を成し遂げるなら、攻守両面で絶大な影響力を持つ主将ファン・ダイクが選出されるかもしれない。守備での貢献はもちろん、セットプレーからの得点力もMVPの重要な要素となる。

もし日本が優勝という歴史的快挙を達成すれば、MVPに最も近い存在として南野拓実の名前が挙げられる。ザルツブルクでの熾烈な競争やリバプールでの挫折、さらには日本代表から一時的に外されてもなお這い上がってきた「不屈の精神」は、彼の最大の武器だ。森保監督が語るように、年齢を重ねながらも進化し続け、副キャプテンを務めるまでに至ったメンタル的な強さは、日本代表が未知の領域に進む上で不可欠な原動力となる。南野が決勝のような大一番で決定的な仕事をし、日本を栄光に導く展開は、多くの人々が夢見るシナリオだろう。
Q. ヨーロッパで活躍する日本人選手は、どのような課題を抱えているのか?
多くの日本人選手が欧州の舞台で活躍する一方、レギュラー争いにおいて特有の課題も抱えている。その一つは、日本人選手特有の「真面目さ」が裏目に出るケースだ。監督からベンチに置かれても不平不満を言わず練習に励む姿勢は、日本人選手の良い点だが、高額な移籍金で獲得した他の選手を優先したい監督からすれば、「外し易い」存在になってしまうという側面がある。

競争が激しい欧州サッカー界で生き残るためには、ただ真面目に練習するだけでなく、大迫勇也が示唆するように、練習で「俺を使え」という気迫をプレーで示す反骨心も時に必要だ。リバプールで奮闘する遠藤航も、その真摯なメンタリティは評価されるが、時に出場機会を求め、自ら環境を変える決断もキャリアの選択肢として重要となる。監督はカリスマ性だけでなく、選手の個性を見極め、適切なアプローチでその才能を最大限に引き出すマネジメント能力が求められているのだ。
Q. ワールドカップ以外の2026年サッカー界における注目テーマとは何か?
2026年のサッカー界には、ワールドカップ以外の喫緊の課題も存在している。最も深刻なのが、近年世界的に増加している八百長、いわゆる「マッチフィクシング」問題だ。来季Jリーグは、半年の間昇降格がない期間を設ける。これにより、順位争いのプレッシャーが少ない消化試合が増え、八百長の温床となりかねないとの懸念が指摘されている。ファンも含めたサッカー界全体が「ありえないプレー」に対して常に疑問を持ち、健全性を守る監視体制を強化する必要がある。

次に注目すべきは、戦術論を超えた監督の「マネジメント能力」である。現代サッカーにおいて、名監督の条件は単なる戦術眼だけでなく、選手一人ひとりの心を掴み、チームとして最大限の力を引き出す人間力へとシフトしている。森保監督が深夜まで選手全員を見送り、個別にねぎらいの言葉をかける行動は、その好例だ。ただし、優れたマネジメントは監督自身がその手法を語ると効果が薄れる傾向があるため、その本質は関係者や選手の証言を通じてしか見えてこない、という奥深さがある。今後、そのマネジメント技術の「言語化」が進めば、さらに議論は深まるだろう。
そして、最も重要なテーマの一つが、サッカー人気をいかに持続させるかという点だ。日本ではW杯開催時に盛り上がりを見せるものの、その後のWBC(野球)など他の競技との競争により、一過性のブームで終わってしまう懸念がある。真のサッカー文化を根付かせるためには、地域に密着した普及活動が不可欠だ。静岡のエスパルスの事例が示すように、地元メディアでの報道量増加や、子供たちが選手を身近に感じられるような施策が、次世代のファンを育成する鍵となる。毎週末のJリーグに、ワールドカップと同様の関心が集まるような持続的な取り組みが、日本のサッカー界に求められている。