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WBC2026メンバー予想
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2025年11月4日

2026年WBCのメンバー30人をデータとプロの視点から徹底予想。世界を席巻する日本野球の強さを語り合う。 <ゲスト> 里崎智也|野球解説者 鳴門工業高から帝京大学を経て、98年のドラフト2位で千葉ロッテに入団。 第1回WBCでは正捕手として日本を世界一に導き、ベストナインにも選出された。 古内...
WBC優勝へ!侍ジャパン「最強打線」の真実と知られざる舞台裏
プロ野球解説者たちが侍ジャパンのWBC優勝を徹底予想した。初代WBC優勝メンバーである里崎智也氏、全大会を取材した古内義明氏、そして野球アナリストの山田隼哉氏ら専門家が、野球ファンの林佑香氏の視点を交えながら、理想のメンバーを検討する。大谷翔平選手の打順論争、主力スラッガーのデータ分析、守備の要となるポジション選考、そして過去の大会を振り返る貴重な裏話など、多角的な視点から「最強の布陣」を模索した議論の詳細を紹介する。

Q. 日本の優勝確率は本当に80%なのか?
日本の優勝確率は80%と里崎智也氏は断言する。プロ選手が国際大会に参加するようになった2000年のシドニーオリンピック以降、WBCを含む主要国際大会で、日本代表が一度もベスト4進出を逃したことがない実績がその根拠である。ベスト4進出までは最低限クリアできる実力を持つため、そこから先の準決勝・決勝では運の要素も絡むものの、優勝への地力は十分に備わっているとの見立てだ。もし準々決勝で敗退するような事態になれば、それは日本の野球界にとって「大問題」とまで言える期待を背負っている。

Q. 大谷翔平選手の打順は1番と2番のどちらが良いのか?
大谷選手の打順については、林氏が提示した「2番指名打者」という案に対して、専門家の間でも活発な議論が交わされた。2番に置くことのメリットは、現代野球のトレンドである「2番最強打者」論に基づき、ランナーがいる状況で打席が多く回ることで得点期待値が高まる点である。さらに、後続に鈴木誠也、村上、岡本といった強力な打者を置くことで、大谷選手が敬遠される可能性を下げるといった戦略的な狙いがある。一方、里崎氏はドジャースで1番打者として定着しているため、本人のリズムを考慮し「1番」で起用すべきと主張した。この場合、近藤選手を5番に配置するなど打線全体の再編成が必要となるが、特に9番から2番にかけて左打者が3人続くのを避け、相手のワンポイントリリーフ投手対策として、右打者を効果的に配置する重要性が指摘された。

Q. 村上宗隆、岡本和真、佐藤輝明の中で速球に対応できるのは誰か?
WBCではNPBとMLBの平均球速の差が大きく、高速球への対応力が鍵となる。データ分析では、村上宗隆選手が課題とされた150km/h以上の速球に対する空振り率を、2021年の43.9%から今年26.0%へと大幅に改善している点が注目された。これは弱点克服に向けたポジティブな要素である。一方、岡本和真選手はもともと速球に対する空振り率が極めて低く、特に150km/h未満の球に対する空振り率はわずか6.1%という驚異的な数字を残している。そのコンタクト能力と複数ポジションを守れる器用さはMLB関係者からも高く評価される。佐藤輝明選手も年々高速球への対応力を向上させているが、村上・岡本両選手とのスタメン争いでは、慣れないファーストを守ることでエラーのリスクを高める可能性が指摘された。そのため、短期決戦のWBCでは村上サード・岡本ファーストが現実的な布陣であり、佐藤選手は代打の切り札としての活躍が期待されるだろう。

Q. WBCのショートとキャッチャー選考で重視すべきポイントは何か?
ショートとキャッチャーは守備の要であり、その選考はWBC優勝へのカギを握る。捕手選考において里崎氏は、経験の重要性を力説し、前回大会も経験している甲斐拓也選手の選出を「絶対」であるとした。試合に出るだけでなく、ブルペンで投手とのコミュニケーションを取り、試合中の配球など投手陣全体をサポートする役割が不可欠だという。パ・リーグの投手との相性を考慮した若月健矢選手、打撃力のある岸田行倫選手なども候補に挙がり、セ・パ両リーグからバランス良く選出する方針が理想とされる。ショートについては、今季のNPBで攻守ともに圧倒的な数字を残した井口翔大選手がデータ上は最適とされた。しかし、国際大会では複数ポジションを守れるユーティリティ性が重視され、1つのポジションに特化した選手はスタメンでなければ起用が難しいという厳しい現実がある。このため、万が一の事態に備え、源田選手の骨折で複数ポジションを守れる選手が必要になった前回大会の教訓からも、ユーティリティプレイヤーの重要性が浮き彫りになる。
Q. 初代WBCと現在の大会とでは何が違うのか?
WBCの開催回を重ねるにつれて、大会の価値と国際的な関心は大きく変化した。初代WBC(2006年)は、現在では考えられないほど手探りな運営だったことが明らかになった。選手は移動も会見も全て私服であり、統一の公式スーツさえなかった。食事も各自でクレジットカードのような「GOカード」でまかなうスタイルだったという。この緩やかな環境は選手がメディア関係者と自由に交流する機会を生み、情報発信も行われていた。当時SNSがなかったことも、その自由さに拍車をかけたと言えよう。現在の大会は、総入場者数が初回から1.7倍に増加し、アメリカ代表の選手総年俸が急騰していることから、MLB側の大会に対する本気度と期待値が格段に高まっていることが見て取れる。世界的なビッグイベントとしての地位を確立した現在とは、まさに隔世の感がある。

Q. 近隣諸国のチーム力はどのように変化しているのか?
WBCにおける各国のパワーバランスも大きく変化している。特に投手力に注目すると、前回大会では日本のストレート平均球速がアメリカやドミニカ共和国を上回り、世界トップレベルに躍り出たことがデータで示された。これは国内リーグでの150km/h超えの速球派投手の増加が反映された結果と言える。対照的に、韓国は投手陣の世代交代がうまくいかず、国内リーグも外国人投手に大きく依存している。その結果、自国の若手投手育成が停滞し、代表チーム全体の投手力が低下しているのが現状である。かつて熾烈なライバル関係にあった日韓戦も、今や日本が圧倒的な優位に立っている状況だ。一方、プレミア12で優勝した台湾は、勢いを持ってWBCに臨む可能性があり、ダークホースとなりうる存在として警戒すべきであろう。このように、日本は投手力の面で世界のトップグループに位置し、優位な立場にあると言える。