PIVOT TALK FOOTBALL
森保ジャパンは大丈夫なのか?
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2025年9月21日

毎月、国内外の注目テーマを深掘りする「マンスリー・フットボール」。今月は、マンチェスターUの凋落、森保ジャパンの現状と不安、カキーノ移籍情報の振り返りなどをテーマに徹底議論。 公開収録イベント「MONTHLY FOOTBALL」観覧募集 日程:2025年10月28日(火)18:00〜20:00(開...
日本サッカー代表の戦術批評:次の展望と指揮官の哲学
「僕はフィロソフィーがある監督が好きなんだよ」
サッカー日本代表の戦術と方向性について、サッカー専門家たちが語り合う討論会が開催された。森保監督の指導スタイルや選手起用に関する議論から、次の国際試合に向けた課題まで、白熱した意見が交わされた。
Q. 日本代表の今後1ヶ月の注目テーマは?
木崎伸也(スポーツライター)は日本代表のセンターフォワード問題に言及した。「ベストなセンターフォワードという意味で、上田綾瀬選手などでなかなか機能しないのは選手的な問題もある。仕込んでいないと批判されることもあるが、ワントップにかなりしわ寄せが来ている」と指摘した。

また、塩谷選手(オランダリーグ所属)について「オランダリーグでの活躍を見ると10月の日本代表に選ばれるのではないかと予想している。前田コーチがNEC対PSVの試合を視察したようだ。今のところ2得点を挙げており、ものすごい馬力でドリブルしたり、ポスト直撃のシュートを打ったりしている。日本には少ないタイプの選手だ」と評価した。
Q. 上田選手のパフォーマンスについてどう評価する?
上田選手の評価について、「キープ力は上がっているが、機能していない」という見方がある一方で、「すごく成長している。1人で3人を相手にしても何もできないことを理解して、成長している」という意見も出た。
「上田選手はシャドウを活かすタイプで、得点も取れる。しかし、今のチームに必要なのはそういうタイプなのか」という疑問も提起された。
Q. 監督は選手の能力をどう活かそうとしているのか?
Leo the football(シュワーボ東京監督)は森保監督の戦術哲学について厳しく指摘した。「森保さんの作るチームは、何かに対してコミットするとか、誰かがやりやすくするのはあるが、自分がこれをやりたいとか、これが一番いいというサッカーに対する考えが薄い」

さらに「この選手の強みを活かすための再現性のあるプレイをしようというのがない」と批判した。
「日本代表の選手たちは、クラブチームでは明確なプランを持った監督のもとでプレーしている。それなのに代表では違う」と指摘した。
Q. 森保監督の指導スタイルの特徴は?
ミムラユウスケ(スポーツライター)は興味深い指摘をした。「ブラジル・メキシコ戦でマチオ選手を入れて2トップにした時、森保監督は試合後に『得点を狙いに行く新しいパターンを作っていた』と言った。ところが選手には『守備の修正から2トップにした』とコーチから伝わっていた。森保さんとコーチの言っていることがずれていた」
これに対して「選手たちはもう森保さんだから、そこは自分たちで合わせようと思っている」と補足した。
Q. 森保監督の戦術的アプローチをどう評価する?
木崎伸也は森保監督の戦術について「爆地打ち(賭け)」と表現した。「爆地の打ち方が独特な感じがする。今回2試合もある意味捨てている。普通だったら首になるかもしれないような状況だが、最後に勝つためにあらゆる伏線を張っている感じ」と分析した。
対して、Leo the footballは「僕は哲学のある監督が好きなんだよ。俺はこれがいいと思う、だからこれをやる、という監督。森保さんには自分がこれで勝たせるんだという勝ちパターンがない。その時のタレントによって変わる感じ」と指摘した。
Q. 練習と戦術の関係について問題はあるか?
「森保監督は練習時間の使い方も特徴的だ。4日間練習があっても、非公開やラクスだけで2日しかやらない。時間をもっと使えるのに使っていない。詰め込むのを嫌うタイプだと思う」と木崎が指摘した。
これに対してLeoは「選手たちは詰め込んでくれと言っているのに、森保さんはそれが得意ではないと思っているから動かない」と反論した。
Q. 10月の試合に向けた課題は?
「センターフォワード問題だ。今のままだと点が取れないと思う」と木崎は警鐘を鳴らした。
ミムラは「カウンターの練習をもっとやるべき。攻められてもいいけど、そこからどう攻撃に出ていくかというところをやってほしい」と提案した。

さらに「4-1-4-1なのか4-2-3-1なのか選手たちに伝わっていない。フリーキックの時に10番と24番がボールを受ける位置にいた時、どちらの並びにすべきか分かっていないため、選手同士でお見合いが起きていた」と指摘した。
Q. 日本サッカーの方向性をどう考えるべきか?
討論の最後に、Leo the footballは重要な問いを投げかけた。「僕は日本代表に強豪国になってほしい。でも森保監督は弱小国が強豪国に勝ってオッケーな人。僕は日本が強豪国になれると思っていて、それに蓋をしているように見えるから、しびれないんだ」
これに対して木崎は「僕はボール持ってやるサッカーを日本の強みと思っている」と応じた。

「例えば選手は中堅国レベルかもしれない。でもそれに掛け算したら強豪国になる。その掛け算となるのが戦術。その積み上げを爆地(賭け)にされると熱くなれない」とLeoは締めくくった。
「日本は弱小から中堅へ、そして強豪へ向かう途上」
討論を通じて浮かび上がったのは、日本サッカーがちょうど中堅から強豪へと上がろうとしている過渡期にあるという認識だ。そのタイミングで指導者の哲学や戦術的一貫性が問われているというのが専門家たちの見解だった。
次の国際マッチに向けて、森保ジャパンがどのような進化を見せるのか。10月のブラジル戦とパラグアイ戦が注目される。