ランキング超分析
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2025年8月31日

気になるテーマのランキングを専門家と共に徹底分析し、世相を読み解く「ランキング超分析」。第13回は「アプリ」。前編では、仕事を効率化・高速化するAI活用アプリを専門家が紹介する。 <ゲスト> 戸田 覚 ビジネス書作家/IT評論家 YouTube「戸田覚:ガジェット【辛口】点数評価」 https:/...

最新のプレゼン作成ツールとして注目されているのは「PowerPoint with Copilot」だ。このAI搭載ツールは、少ない入力でも構成から内容まで自動的に作成してくれる優れもの。

例えば「新しいビジネスメディアについてのプレゼン」と伝えるだけで、AIが自動的に構成を考え、内容を埋めていく。さらに「予算について」など追加情報を与えれば、それに応じた新しいスライドも即座に追加。デザインや写真選びまでAIが行う。
ビジネス書作家でIT評論家の戸田覚氏によれば「自分で作る場合と比べると圧倒的な時短になる。特に叩き台を素早く作り、それを編集する使い方が効率的」とのこと。
なお、このツールはMicrosoft 365の有料サービスの一部となっている。一方、無料で使えるプレゼン作成ツールとしては「Canva」が人気で、ポストカードなど様々なデザイン作成にも使える。
情報収集・文書作成を革新するAIツールとして「Manas AI」と「Google NotebookLM」が特に注目されている。
「Manas AI」はチャットGPTよりも詳細な情報を提供してくれるのが特徴だ。例えば「東京から伊勢神宮まで車で行く方法」と質問すると、チャットGPTよりもはるかに詳しいレポートを作成。フェリーを使う場合と使わない場合の比較、料金、所要時間、メリット・デメリット、季節による違いまで詳細に解説してくれる。
戸田氏によれば「Manas AIはウェブサイトの情報を自動的に読み取り、さらにリンク先をクリックして深い階層の情報まで取得する能力がある」とのこと。ただし処理に時間がかかるため、ビジネスのアイデアを深く掘り下げたい時に向いている。
一方、「Google NotebookLM」は素早い情報要約に優れている。YouTubeの動画URLを入力するだけで、わずか10秒ほどで30分の動画内容を要約。さらにマインドマップやフローチャートで可視化してくれる。また英語のPDFを日本語に翻訳するなど、多彩な機能を無料で利用できる点が魅力だ。
タスク管理とスケジュール最適化のベストアプリとして「TaskChute Cloud 2」が紹介された。このアプリの特徴は、スケジュールとタスクを1つのリストに統合し、日々の活動を詳細に記録・管理できる点にある。
心理学ジャーナリストでビジネス書作家の佐々木正悟氏は「基本的に1日にやるべきことは全部ここに置いておく。そして終わったらタップするだけ」と説明する。さらに興味深いのは、歯磨きやトイレなど日常的な行動も含めて全てを記録する点だ。
「リピートタスクは自動的に生成される。歯磨きなどは打たなくても自動で入る。全てのタスクに見積もり時間が設定され、それを合計すると何時に全てが終わるかが分かる」と佐々木氏。
また、このアプリはスマホから入力でき、Googleカレンダーとも連携可能。予想外の出来事が発生した場合も、その場で新しい行を追加して記録できる。ビジネスシーンでは「人に何かを言われたら必ずここに入れて、言われた内容もメモしていく」という使い方が便利だという。
音声のテキスト化に優れたアプリとして「BeAM」と「PLAUD NOTE」が紹介された。
「BeAM」は会議の音声を自動的にテキスト化する優れものだ。この機器自体がマイクとなり、周囲の会話を集音して全員の発言をテキスト化できる。さらに変換したテキストをAIで分析し、重要なポイントを抽出することも可能。
特筆すべき機能はリアルタイム翻訳だ。例えば英語のスピーチをリアルタイムで翻訳し、QRコードを通じて参加者全員のスマホに日本語テキストとして配信できる。これにより「聴覚障害のある方でも、日本語で話された内容をテキストで確認できる」と戸田氏は説明する。

一方「PLAUD NOTE」はイヤホン型の録音デバイスで、通話内容をテキスト化するのに適している。戸田氏は「弁護士の友人は、このアプリによって業務効率が劇的に向上した。通話内容が全て記録され、次に電話がかかってきた時に以前の会話内容を確認できるため」と具体例を挙げた。
無料でテキスト化するなら「Google Recorder」(Android)や「iPhone録音アプリ」も選択肢となる。
情報整理に役立つアプリとして佐々木氏が推奨するのは「ChatGPT」、「Spotify」、「Reeder」だ。
「ChatGPT」は情報整理というと意外に思えるが、佐々木氏は独自の使い方をしている。「私はメンタリティに関するメモをここに集めている。例えば夢日記を毎日つけて、それをChatGPTに解析させる」と説明する。夢の内容をAIに分析させることで心理的な洞察を得ており、「自分との相性を良くするために同じものを継続的に使う」ことを推奨している。
「Spotify」は音楽アプリだが、佐々木氏はポッドキャスト機能を情報収集に活用。「心理系の専門家が発信するコンテンツを見つけるのにSpotifyが最適」と語る。さらにこれらの音声をAIに食わせて要約・分析させる使い方も紹介された。
「Reeder」はRSSリーダーで、様々なウェブサイトの最新記事を一箇所で確認できるアプリだ。情報を一元管理したい人に適している。
また「Evernote」は紙の資料をスキャンして保存するなど、デジタルノートとして長年使われているツールとして紹介された。
最終的に両専門家が選んだ最強のビジネスアプリは以下の3つだ。

1位: Google NotebookLM - 無料で使え、動画やPDFの要約、翻訳など多機能に対応。特にYouTube動画の内容をわずか数秒で要約し、マインドマップやフローチャートで視覚化できる点が高評価。
2位: Manas AI - 深い情報収集能力を持ち、ウェブサイトの階層構造を理解して詳細なレポートを作成。時間はかかるが、ビジネスアイデアの深掘りに最適。
3位: PLAUD NOTE/TaskChute Cloud 2 - 3位は同率で、PLAUD NOTEは会話記録・テキスト化、TaskChute Cloud 2はタスク管理の決定版として選ばれた。
これらのアプリは「レベルが上がった感じ」と表現され、極めて実用的なツールとして評価された。専門家は「今日紹介したアプリは全てダウンロードする価値がある」と述べている。
なお最後に佐々木氏から「アプリを使いこなすコツは、最初から細かくやろうとしないこと。自分のペースで徐々に慣れていくのが大事」というアドバイスも添えられた。