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5タイプ別 過緊張の症状
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2025年8月4日

帰っても仕事が頭から離れない。精神科医の奥田弘美氏はこうした症状を「過緊張」と呼ぶ。あなたのメンタルは大丈夫?野嶋MCが過緊張チェックリストを実践。 <ゲスト> 奥田弘美|精神科医・産業医 1992年 山口大学医学部卒。首都圏のクリニックおよび約15ヶ所の企業にて、働く人を中心とした心身のケアに、...
【過緊張対策】心身のストレスサインを見逃すな!精神科医が教える自分のタイプ別ケア術
仕事の緊張感が常にある、マッサージに行くと「肩が上がっていますよ」と言われる、夜も頭の中で仕事のことが回り続ける…。これらはすべて「過緊張」の症状かもしれない。精神科医でもあり産業医でもある奥田弘美氏による書籍『それ、すべて過緊張です』から、過緊張の特徴とその対処法についてQ&A形式でまとめた。

Q. 「過緊張」とは何ですか?
過緊張とは、自律神経系の中の交感神経の緊張が取れずに継続している状態です。通常、日中は交感神経が優位になって体と心が程よく緊張して活動し、夕方以降は副交感神経が優位になってリラックスし、眠りに入ります。しかし、過緊張状態の人は、リラックスすべき時間帯になっても交感神経の興奮が続いてしまいます。
Q. 過緊張になりやすい人はどんな人ですか?
過緊張になりやすい人の特徴として、以下の5つのタイプがあります:

1. 完璧主義タイプ:何事も100%を目指してしまう
2. 真面目頑固タイプ:自分のやり方を変えられない
3. NOと言えない自己犠牲タイプ:自分を犠牲にして人に尽くす
4. せっかち&負けず嫌いタイプ:常に前進、休むことを良しとしない
5. 心配症&気疲れタイプ:先のことを過度に心配する
多くの人は複数のタイプの特徴を持っています。自分がどのタイプに当てはまるかを知ることで、過緊張の兆候に早く気づくことができます。
Q. 過緊張になりやすい職種や状況はありますか?
IT企業や広告代理店など、長時間のデスクワークや知的労働が中心の職種で過緊張になりやすい傾向があります。特にパソコン画面を長時間見続ける仕事や、対人関係を多くこなす必要がある仕事では、メンタル不調になるリスクが高まります。
また、以下のような状況も過緊張を引き起こしやすいです:
長時間労働や重い責任を担っている
オンとオフの切り替えができない
仕事量が多く時間に追われている
自分のコントロール感がない状態で働いている
Q. 軽度の過緊張と本格的な過緊張の違いは何ですか?
軽度の過緊張は誰でも経験する可能性があり、一時的なものです。ストレスの高い状況が過ぎれば自然に回復することが多いです。
一方、本格的な過緊張は病的な症状を伴うことがあります:
集中力が続かなくなり、ケアレスミスや忘れ物が増える
気力が低下して日常生活に支障が出る
感情のコントロールが難しくなる(イライラ、泣きやすいなど)
身体症状が出現する(頭痛、めまい、胃腸の不調など)
本格的な過緊張の症状が1~2週間続く場合は、うつ病や自律神経失調症などの可能性もあるため、医療機関の受診を検討すべきです。

Q. 自分が過緊張かどうか見分けるポイントは?
以下のような症状が見られたら、過緊張の可能性があります:
夜になっても仕事のことが頭から離れない
睡眠の質が悪い(寝つきが悪い、夢ばかり見る)
カフェインの摂取量が増えている
マッサージで「肩が上がっている」と指摘される
肩こりや頭痛が慢性化している
特に、これらの症状が継続し、徐々に悪化している場合は注意が必要です。肩こりだけなら比較的軽度ですが、それが頭痛や目の疲れに進展したり、集中力や思考力の低下につながったりする場合は深刻な状態と言えます。
Q. 過緊張はどのような変化がきっかけで起こりますか?
過緊張は悪い変化だけでなく、良い変化や中立的な変化によっても引き起こされます。人は新しい環境や状況に適応するために緊張するためです。例えば:
職場環境の変化(異動、新しい同僚や上司の着任など)
季節の変わり目による気温差
生活リズムの変化
新しい役割や責任の追加
仕事とプライベートの両立(育児や介護など)
特に日本では3月から4月にかけて、社会的変化(新年度など)と気候変化が重なるため、過緊張になりやすい時期です。

Q. 過緊張への対処法として「3つのR」とは何ですか?
過緊張への対処法として「3つのR」が重要です:
1. Rest(休息):最も重要な要素。十分な睡眠と規則正しい食事を最優先にする。
2. Relaxation(リラクゼーション):意識的にリラックスする時間を設ける。
3. Recreation(レクリエーション):楽しみながら気分転換できる活動を取り入れる。
特にRestは最優先事項です。睡眠不足や不規則な食事習慣が続いている状態では、他の対策も効果が薄れてしまいます。
Q. タイプ別の具体的な対処法はありますか?
各タイプに合わせた対処法があります:
完璧主義タイプ:
睡眠とリラックスも「完璧にすべきこと」としてスケジュールに組み込む
優先順位をつけ、100%の完成度が必要なものとそうでないものを区別する
真面目頑固タイプ:
周囲を観察し、効率的に仕事をしている人の方法を学ぶ
自分のやり方にこだわりすぎず、他人のアドバイスを聞く姿勢を持つ
NOと言えない自己犠牲タイプ:
ギブ&テイクのバランスを意識し、Win-Winの関係を構築する
頼まれごとの一部を断る、または条件交渉する練習をする
せっかち&負けず嫌いタイプ:
人間は機械ではないことを自覚し、休息の重要性を認める
今の健康が未来のパフォーマンスにつながることを理解する
心配症&気疲れタイプ:
過度な心配が自分のエネルギーを消耗させていることを自覚する
現実的なリスク評価をし、対応可能な範囲に注力する
Q. 仕事が好きで没頭する人も過緊張になりますか?
仕事が好きで没頭している場合でも、それがストレスになることはあります。重要なのは自分でコントロールできているかどうかです。自分の意思で仕事をしていて、睡眠や食事に影響がなければ問題は少ないでしょう。
しかし、「やらなければならない」「期限に間に合わせなければ」といった外部からの圧力を感じながら仕事をしている場合は、たとえ仕事自体が好きでも過緊張になりやすいです。また、仕事に没頭することで知らず知らずのうちに体に負担がかかっていることもあります。
Q. 過緊張への対処で最も大切なことは何ですか?
過緊張への対処で最も大切なことは、自分の状態を自覚することです。自分がどのタイプに当てはまるのか、どのような状況で過緊張になりやすいのかを知ることで、早期に対策を取れるようになります。
また、オンとオフの切り替えを意識的に行うことも重要です。特に夜間は良質な睡眠のために、寝る前の時間帯はリラックスモードに切り替える習慣をつけましょう。
最後に、体からのSOSサインを見逃さないことです。肩こりや不眠などの軽度の症状を放置せず、早めに対処することで、より深刻な状態への進行を防ぐことができます。