PIVOT TALK FOOTBALL
橋岡大樹が語る、プレミア、欧州サッカー、日本代表
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2025年7月20日

英国のルートン・タウンを経て、今季よりチェコのスラヴィア・プラハでプレーする橋岡大樹選手。プレミアの凄みとは何か?チャンピオンズリーグでどう戦うのか?日本代表での活動も含めて話を聞いた。 <ゲスト> 橋岡大樹|SKスラヴィア・プラハ サッカー日本代表。埼玉県さいたま市出身。プレミアリーグでのプレー...
橋岡大樹特別インタビュー
SKスラヴィア・プラハに所属する橋岡大樹がスポーツライターのミムラユウスケ、木崎伸也と対談した。橋岡はプレミアリーグでのプレー経験やスラヴィア・プラハでの活動、日本代表での役割について語った。

Q.プレミアリーグのフィジカルの差を感じた?

やはり世界のトップアスリートばかり。早い、強い、上手い、全てが揃った選手ばかりだった。自分も強いと思っていたが、実際に経験すると練習中もガンガン当たってくる。1対1で負けることは少なかったが、当たった時に自分が吹っ飛んでしまうこともあった。フィジカル面ではイギリスは桁違いだと感じた。
Q.その差は努力で追いつけるレベル?
追いつけると思う。ただ筋トレの差も大きかった。彼らは毎日筋トレをしており、120kgのダンベルを10回くらい上げる選手もいた。パワーの差を感じた。
Q.ハーランドと対戦した印象は?
セマンヨ選手のカットインからのシュートは特に印象的だった。自分の形に持っていってからのシュートが上手い。カットインしてニアを狙ったり、ファーに巻いたりと、自分の形があるとほぼ良いところに行く。
ハーランド選手については、動きの駆け引きが非常に巧みだった。マークする側としては、タイミングの取り方が難しい。高さもあり、スピードもある。さらに動きにも様々なバージョンがあるので、それだけ点を取れるのだと思う。
Q.スラヴィア・プラハに移籍した理由は?
チャンピオンズリーグに出場できることが大きな魅力だった。監督との話し合いでも、「チャンピオンズリーグをどう捉えているか」を質問した。監督は「思い出作りのためのチャンピオンズリーグではない。勝ちに行って行けるところまで行きたい」と言っていた。
監督がずっとスラヴィアでやっていて、もう一つタイトルを取れば歴代の監督の中で最多タイトルを獲得する監督になる。そこにプライドを持っている。また、彼らは「自分たちがチェコを代表してチャンピオンズリーグに出ている」という意識が強い。どんなチームにも負けないという姿勢に、監督の野心を感じた。
Q.キャリアの中で最終的に達成したい目標は?
チャンピオンズリーグで優勝したい。今回チャンピオンズリーグに出場できるチームに入ったことで、まず第一歩を踏み出した。チャンピオンズリーグで優勝するには、まずそれを戦うチームにいなければならない。ここから優勝を目指していきたい。
Q.東京五輪世代の特徴は?
個性が強い選手が多い。例えば久保選手や三苫選手、田中碧選手はサッカーが大好きで、純粋な姿勢が素晴らしい。堂安選手はサッカー以外にも様々なことを器用にこなす。日本酒を作ったり、ドーナツ店を経営したり、フットボール教室を開いたりと、サッカー選手でありながらビジネスマンのような一面もある。
そうした個性の強い選手たちが一つになれているのが、今の日本代表の強みだと思う。
Q.日本代表の中での橋岡の役割は?
高さと強さを活かしたプレーだと思う。海外のチームは身長が高くて強い選手がサイドにも多い。そういった相手に対して、自分はヘディングが強いので空中戦で貢献できる。また、サイドバック、センターバック、ウイングバックと様々なポジションをこなせるので、状況に応じて臨機応変に対応できる。

中国戦の時には、相手の大きなフォワードに対応するために途中から入るよう指示された。そういった意味では、自分の役割は明確になっている。
Q.南米チームとの対戦経験から何を学んだ?
南米の選手たちは期待値が非常に高い。ブラジルやアルゼンチンは優勝が期待されているので、ベスト8で終わっただけでは「ダメだ」という評価になる。サッカー大国としてのプライドがある。
そのため、一つ一つのプレーに対する気持ちが違う。このプレーが失点につながるかもしれない、このプレーがゴールにつながるかもしれないという意識で常にプレーしている。日本選手がどれだけそこで負けずに粘り強くやれるかが鍵になる。U-23日本代表がブラジルに勝った時は、そうした差を埋めることができた。ワールドカップでもそこの差をなくせば勝てると思う。
Q.代表のさらなる躍進のために必要なことは?
個の力をさらに伸ばすこと。代表の良さとして、みんなが一丸となって「ワンチーム」になれていることが大きい。

そこに加えて、プレミアリーグ、ブンデスリーガ、リーグ・アンなど各国でプレーしている選手たちが個の力をさらに伸ばし、それが一つになれば非常に大きな力になる。ワールドカップでの優勝を目指すにあたって、個の力を必死で伸ばしていく必要がある。