教育新常識
子育て世代のための究極のタイムマネジメント術
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2025年6月12日

子育て・教育の新常識を一流講師から学ぶ。体力作りから睡眠・休息まで、子育てに適した環境をどう最適化すれば良いのか?『育児ハック』著者のヨッピー氏が熱血解説。 <ゲスト> ヨッピー|ライター 1980年 大阪生まれ 商社に就職するも「仕事に飽きた」を理由にフリーランスライターとして活動。 おでかけメ...
【子育ての疲労をリセット】育児に効く「物理的解決策」まとめ
Q. 育児と家庭生活を両立させるために、環境をどう最適化すればいいの?
「子育ては大変」と言われるけれど、事前の準備と環境づくりで楽になる部分もある。ライターのヨッピーさんが提案する「育児を物理的に解決する方法」を紹介する。子育てに根性論は不要!自分がラクになる対策を知っておこう。

Q. 子どもが生まれる前に整えておくべき環境は?
子どもが生まれる前に、バックアップ体制を整えておくことが大切だ。夫婦ともに仕事が忙しい場合、子どもが熱を出したときにどちらが対応するかなど、事前に話し合っておく必要がある。
行政のファミリーサポートや、ベビーシッターサービスに登録しておくのも有効だ。地域によっては保育サービスが充実していないこともあるので、住む場所選びも含めて環境を考えておきたい。
ヨッピーさんの場合は、友人夫婦を近所に引っ越してきてもらい、緊急連絡先に登録するなどの対策をとった例もある。親族に頼む場合でも、きちんとお礼をするなど関係性に配慮することが大切だ。
Q. 睡眠の質を上げるための工夫は?
出産後は、父親も母親も睡眠時間が短くなりがち。それでも元気でいるためには、睡眠の質を上げることが重要だ。
質の高い睡眠のためには、寝室を暗くして光を入れないようにする、静かな環境を整える、適温適湿を保つなどの工夫が効果的。ヨッピーさんの寝室では、カーテンをクリップで止めて光を完全に遮断している。
また、朝は太陽の光を浴びることも大事だ。朝に太陽光を浴びると、夜にメラトニンが生成されて眠くなる。自動でカーテンが開くような仕組みを取り入れるのも一つの方法だ。
Q. 夫婦間の家事・育児分担はどうするのがベスト?
育児では「手伝い」ではなく「交代」が重要だ。例えば、夜泣きする赤ちゃんに2人で対応するより、1人が対応して、もう1人は寝た方が効率的。これは車の運転に似ている。運転そのものは単純な作業だが、長時間続くと疲れてくる。そんなとき、隣の人が「大変そうだからウインカーつけてあげる」と手伝うより、運転を交代した方がよい。

育児も同じで、「おむつ変えてあげるね」という手伝いより、「今から1時間私が見るから、外で遊んできて」といった交代の方が効果的。この考え方は夫婦間で共有しておくことが大切だ。そうしないと、片方が苦労しているときに、もう片方が気楽にしていることで摩擦が生じる可能性がある。
Q. 体力づくりの時間がないけど、どうすればいい?
育児は体力勝負の側面がある。体力があるかないかで、子どもと過ごせる時間の質も変わってくる。しかし、仕事と育児の合間に運動する時間を確保するのは難しい。
そんなときは、日常生活の中で体を動かす習慣をつけよう。例えば、エレベーターの代わりに階段を使う、車の代わりに自転車で移動するなど。また、ジムに行く時間がなければ、自宅でリングフィット(Nintendo Switch)や、YouTubeのダンス動画を活用するのもいい。
ポイントは「運動に至るまでの動線を短くする」こと。ジムに行って運動すると、準備や移動で時間がかかるが、家で運動すれば、パジャマのままでも30分あれば30分の運動ができる。
Q. 自分に合った休息方法を知るには?
休息には7つのタイプがあり、人によって合う方法が異なる。

睡眠タイプ:寝ることで回復する
運動タイプ:軽いジョギングなどで回復する
栄養タイプ:美味しいものを食べることで回復する
親交タイプ:友達と会話することで回復する
娯楽タイプ:楽しむことで回復する
造形・創造タイプ:何かを作ることで回復する
転換タイプ:違うことをすることで回復する
自分がどのタイプか理解することが大切だ。友達と話すのが好きな人もいれば、1人でいる方がリフレッシュできる人もいる。自分に合った休息方法を見つけ、組み合わせることで効果的に回復できる。
Q. 育児の問題を「物理的に解決する」とは?
ヨッピーさんは「物理的に解決する」ことの重要性を強調している。例えば、子どもが寝返りをうって親の顔を蹴ってくる問題は、ベッドに「マジキリ」(ベッドの仕切り)を入れることで解決。哺乳瓶の消毒が面倒なら、哺乳瓶を6本用意して、まとめて洗うといった工夫もできる。
こうした発想のポイントは、根性論で乗り切ろうとせず、物理的にどう解決できるかを考えること。子どもがご飯をばら撒くなら、大きなビニールシートを敷くなどの対策をとる。問題に対して「ダメ」と言うのではなく、物理的な対策を講じることで、親のストレスを減らせる。
Q. 子どもはどう育てるのがいい?
「子どもは雑に育てよう」というのもヨッピーさんの考え方だ。例えば、子育て本では「赤ちゃんはいつもの場所で寝かせる」という助言があるが、それではどこでも寝られない子になってしまう可能性がある。
ヨッピーさんは出張が多い仕事柄、子どもをいろんな場所に連れて行きたいと考え、あえて「安心する場所」を作らないようにした。家の中でも寝る場所を固定せず、リビングで寝たり寝室で寝たりと変化をつけた結果、どこでも寝られる「タフな子ども」に育った。
また、ミルクの銘柄も買うたびに変えるなど、環境の変化に強い子どもを育てる工夫をしている。
Q. 子育てにおいて大切なことは?
子育ては1つ1つのタスクは大したことないが、長時間続くと大変になる。完璧を求めすぎず、ある程度「諦める」気持ちも大切だ。

そして何より、子どもは「最高」だという気持ちを忘れないこと。ヨッピーさんは「子どもとの時間は本当に素晴らしい。追われている状態ではその素晴らしさに気づけない」と語る。
「子どもと遊べる夏は10回しか来ない」というのも名言だ。子育ての時間は限られている。だからこそ、無駄を省き、環境を整え、子どもとの時間を思い切り楽しめるようにしたい。