教育新常識
家事圧縮で夫婦喧嘩ゼロへ
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2025年6月5日

子育て・教育の新常識を一流講師から学ぶ。育児ライター・ヨッピー氏に驚きの家事時短術を聞いた。夫婦喧嘩が激減すること間違いなし! <ゲスト> ヨッピー|ライター 1980年 大阪生まれ 商社に就職するも「仕事に飽きた」を理由にフリーランスライターとして活動。 おでかけメディア「SPOT」の編集長をは...
子育ても夫婦仲も上手くいく! 育児を「地獄」にしないための究極の時間術
育児は「地獄」と言われることもあるけれど、その正体は準備不足かもしれない。山登りに例えると、辛いけれど頂上に登れば素晴らしい景色が待っている。そして山登りと同様に、育児も準備が大事だ。今回はライターのヨッピーさんに、子育ての負担を軽減するコツを聞いた。

Q. 育児が大変だと言われる理由は何?
よく「育児は大変」と言われますが、実は育児そのものが大変なわけではありません。一般的な共働き世帯の1日のスケジュールを見ると、朝起きて、子供に食事を食べさせ、保育園に送り、仕事をし、子供を迎えに行き、夕食の準備をして、お風呂に入れて、寝かしつけて...といった流れになります。

この中で子供に関わる時間は実は3時間程度。育児が大変に感じるのは、仕事や家事と混ざり合うからです。つまり、育児自体というよりも、仕事や家事と育児の両立が大変なのです。
Q. 育児の大変さを数式で表すとどうなる?
育児の大変さは次の方程式で表せます:
「子供の手のかかり具合+家事の手のかかり具合+仕事の手のかかり具合」÷「投入コスト(時間・お金・人手)」
この中で「子供の手のかかり具合」は生まれてみないとわからない未知数(X)です。子供によって泣く頻度や寝つきの良さが全く違うからです。一方、家事や仕事の負担、そして投入できるコスト(時間・お金・マンパワー)は事前にある程度把握できます。
例えば、両親とも忙しい仕事をしていて、実家が遠く頼れる人がいない場合は、大変になりやすいでしょう。逆に、時間やお金に余裕があり、両親が近くに住んでいるなら、比較的楽になります。出産前に自分たちの状況を分析し、どこに負担があるかを把握することが大切です。
Q. 子育てを楽にするために何をすべき?
子育てを楽にするには、「家事を極限まで圧縮する」ことが効果的です。親がイライラするのは時間に余裕がない時。家事の負担を減らせば、子供に笑顔で接する時間が増えます。

具体的には:
1. 乾燥機付き洗濯機を導入する:洗濯物を干したり取り込んだりする時間を省けます。さらに、洗濯物を収納する場所を乾燥機のすぐ近くに設置すれば、移動の手間も省けます。
2. 服の素材を見直す:綿の服は縮みやすく、アイロンが必要になることが多いです。ポリエステルなどの化学繊維の服なら、乾燥機で乾かしてもシワになりにくく、そのまま着られます。また、綿の服は埃が出やすいため、掃除の回数も増えてしまいます。
3. 宅食サービスを利用する:毎日の献立を考えたり、買い物に行ったりする時間を節約できます。材料をカットして届けてくれるサービスなら、調理時間も短縮できます。
4. コーティング剤で水回りを簡単に:キッチンやバスルーム、トイレなどの水回りにコーティング剤を使うと、汚れが付きにくくなり、簡単な水洗いだけでキレイを保てます。
5. 5倍巻きトイレットペーパーを使う:通常の5倍の長さがあるため、交換頻度が減り、買い物の回数も減ります。
6. ネットスーパーを活用する:買い物に行く時間を節約できるだけでなく、余計なものを買わずに済むため、結果的に節約にもなります。
Q. 父親の育児参加はなぜ重要?
父親の育児参加は少子化対策にもなります。女性が出産後あまりにも大変な思いをすると、「もう二度としたくない」と感じて2人目を持つことをためらうケースがあります。実際、スウェーデンなどの子育て先進国では、父親の育児参加が出生率回復の鍵になっているというデータもあります。
また、父親が育児に参加した家庭ほど、子供の運動能力や言語能力、学力が高くなるという研究結果もあります。
父親には「子供と思いっきり遊べる夏は10回しか来ない」ということを意識してほしいです。子供が10歳を過ぎると、友達と遊ぶようになり、親との時間が減ります。仕事が忙しいのは理解できますが、「今しかない」時間を大切にしてください。「仕事のしすぎで後悔することはあっても、育児のしすぎで後悔することはない」という言葉もあります。
Q. 夫婦で育児をする時のコツは?
夫婦で育児をする際は「手伝い」ではなく「交代」が大切です。例えば、夜泣きする赤ちゃんに2人で対応するより、1人が対応して、もう1人がしっかり休む方が効率的です。交代制にすることで、お互いが休める時間を確保できます。

また、育児が始まる前に夫婦で話し合い、価値観のすり合わせをすることも重要です。育休はただ家事育児をする時間ではなく、夫婦で家事や育児の分担方法を話し合う貴重な機会です。どこを効率化できるか、どんなサービスを利用するかなど、共通理解を持つことで、仕事復帰後もスムーズに続けられます。
最終的な目標は「親が機嫌よくいられること」です。親に余裕がなくイライラしていると、子供によくありません。親が笑顔でいられるよう、家事の負担を減らし、時間の余裕を作ることが大切です。自分たちの生活を見直し、「ここはもっと時間を削れるのでは?」「もっと便利な方法はないか?」と考える視点を持つことで、育児の負担は大きく軽減できます。