ランキング超分析
人気が上がる大学ランキングTOP5/親・子・先生 必見
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2025年2月2日

気になるテーマのランキングを専門家と共に徹底分析し、世相を読み解く「ランキング超分析」。第4回は「大学」。後編は今後、人気が上がる大学ランキングを専門家の予測を聞きながら作成する。 <ゲスト> 伊藤滉一郎 受験総合研究所 代表 / 学歴研究家 オバタカズユキ 『大学図鑑!』監修者 / フリーライタ...
10年後に人気が上がる大学ランキング!TSMCで急上昇する熊本大学、学費免除の都立大学、戦略が巧みな東洋大学とは?
大学選びは将来を左右する重要な決断。特に少子化が進む現代において、10年後を見据えた進学先選びは非常に重要になっています。今回は、専門家たちが選ぶ「10年後に人気が上がりそうな大学ランキング」を紹介します。


Q. 10年後に人気が上がりそうな大学ランキングを教えてください。
熊本大学、東京都立大学、東洋大学が今後人気が上昇すると考えられます。特に熊本大学は、台湾の半導体企業TSMCが熊本県に進出し、大学と連携を深めていることから注目されています。世界トップクラスの半導体企業との提携によって研究レベルでの連携が進み、熊本は「半導体の街」としてのブランドを確立していくでしょう。
東京都立大学は、世帯年収910万円未満の家庭であれば授業料が全額免除になるという大きなメリットがあります。これは大阪公立大学が府民向けに行っている免除制度と同様のもので、環境も良く伝統もある大学として、今後さらに人気が高まると予想されます。
東洋大学は広報戦略や入試戦略が非常に巧みです。日本で初めてキャラクターと提携するなど先進的な取り組みを行い、日東駒専グループの中でも偏差値・人気ともに頭一つ抜けています。今後もMARCHに接近する可能性を秘めた大学として注目されています。

Q. 学部や学科別で見ると、今後どのような分野が人気になりますか?
情報系、国際系、医療系の3つの分野が今後特に注目されるでしょう。
1位は情報系(IT系)です。現代社会は情報産業・第三次産業が進展し、IT分野や金融などの高収入業種に人材が集中しています。特にIT人材・エンジニアの不足が深刻で、工学部の情報系学科などの需要が高まっています。
2位は国際系です。早稲田大学の国際教養学部などが過去20年で人気を高めましたが、外資系企業で働きたい人にとって英語力やグローバルな知見は必須です。現代のビジネスパーソンの市場価値を決める要素として、英語力とITスキルが重視される傾向にあります。
3位は医療系です。医学部、歯学部、薬学部といった医療系の学部も今後ますます必要とされるでしょう。
Q. 地方大学の中でおすすめの大学はありますか?
地方大学では、地元の産業と連携している大学が特に強みを持っています。例えば、豊田工業大学や名古屋工業大学はトヨタなどの自動車産業が根付いている地域にあり、九州工業大学も大手企業への就職率が非常に高いです。
また、小樽商科大学は「知る人ぞ知る国立大学」として注目されています。旧制高等商業学校の流れを汲む商業系の大学で、民間就職に非常に熱心です。学校全体として就職支援が充実しており、総合商社やメガバンクへの就職実績もあります。偏差値の割に就職実績が非常に良い「コスパの良い大学」として評価されています。
関西の大学では、立命館大学や関西大学が活気づいています。立命館大学は日本で初めて「キャリアセンター」という名称を導入するなど、先進的な取り組みを行っています。関西の大学は関東と違い上下関係にあまりとらわれない健全な環境があるのも特徴です。
Q. 大学受験の方法は今後どのように変化していくのでしょうか?
現在、私立大学では一般入試よりも推薦入試が主流になっています。私立大学の入学者の約6割が推薦入試で、一般入試は約38%にまで減少しました。
推薦入試には様々な種類があります。学校推薦型入試(旧指定校推薦)は高校での成績や教員からの評価で選考される方式で、総合型選抜(旧AO入試)は課外活動やエッセイなどアメリカ型の入試方式です。これらの比率が年々増加しています。
この背景には少子化があります。大学側は学生を早期に確保するため、年内に合否が決まる推薦入試の枠を増やしています。国立大学でも推薦入試の割合が増えており、東北大学では現在約3割が推薦入試で、将来的にはすべての学生を推薦で取りたいとの意向もあります。
Q. 社会人のリカレント教育に適した大学はどこですか?
社会人が学び直しをするリカレント教育に適した大学として、早稲田大学、東京理科大学、関西学院大学などが挙げられます。これらの大学は公式にリカレント教育を推進しています。
特に早稲田大学は「排他的でないカオス」な環境が特徴で、年齢や出身地域が多様な学生が集まっており、社会人学生も馴染みやすいとされています。東京理科大学も社会人の理系学び直しに力を入れており、経営学部もあるため文系の学び直しも可能です。
また、法政大学(飯田橋キャンパス)や立教大学(池袋キャンパス)も立地の良さから人事系の社会人に人気です。東京大学の大学院も、学部より入学のハードルが低く、キャリアチェンジの場として活用している人もいます。
Q. これからの時代に必要な学問は何ですか?
AIの台頭により、これからの時代に必要とされるのは「学際的」な学問です。学問の枠を超えた共用的な科学からの組み直しや、AIにはできない人間の感情整理などが重要になります。
哲学などの人文科学が注目されると考えられ、国際基督教大学(ICU)のような共用全般を深く学べる大学や、早稲田大学の社会科学部などが推奨されます。
Q. 10年後におすすめの大学ランキングをまとめると?
専門家たちが考える10年後におすすめの大学ランキングは以下の通りです:
1. 熊本大学 - TSMCとの連携で半導体分野をリード
2. ICU(国際基督教大学) - 学際的な学びと国際性
3. 早稲田大学(社会科学部・国際教養学部) - ブランド力と国際競争力
4. トヨタ工業大学 - 地元産業との強い連携
5. 滋賀大学 - 偏差値の割に就職実績が良く、コストパフォーマンスに優れる

このランキングは、IT・国際・学際といった今後の社会で必要とされる分野を反映したものとなっています。