超予測
【2025年超予測:日本政治(後編)】運のいい政治家、運の悪い政治家
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2025年1月4日

2025年7月の参院選挙、東京都議選など、大型選挙を控える日本政治。石破政権は持ち堪えられるのか?国民民主の勢いは続くのか?誰が次の首相候補、キーパーソンとなるのか?政治評論家の杉村太蔵氏と、朝日新聞ゼネラルエディター補佐の林尚行氏に超予測してもらった。
「新連立」時代が到来? 2025年の政治動向を予測する
大きな変革の兆しを見せる日本の政治情勢。少数与党となった自民・公明連立政権の運営方法から、参議院選挙や都議選の行方まで、2025年は「未体験ゾーン」とも呼べる激動の年になるかもしれない。政治評論家の杉村太蔵氏と朝日新聞ゼネラルエディター補佐の林尚行氏が語る政治予測から、注目すべきポイントを探る。
Q. 2025年の国会運営はどうなる?
現在の国会は少数与党という状況で、自民党と公明党だけでは過半数を確保できない。このため国会運営は非常に難しくなっている。
予算や法案を通すためには、国民民主党や日本維新の会など他の政党の協力が必須となる。法案ごとに賛成を得るための交渉が必要になり、その結果として「新連立」の時代が到来する可能性がある。
新連立の形としては、現在の自公連立に国民民主党や維新が加わるパターン、あるいは与野党の壁を越えた「大連立」が考えられる。すでに臨時国会では「政治とカネ」問題に関する法案で、従来とは異なる政党間連携の動きが見られた。

Q. 「新連立」時代とは具体的にどういうものか?
新連立時代には複数のシナリオが考えられる。
1. 現在の自公連立に国民民主党や日本維新の会が加わる「連立の拡張」
2. 少数政党に振り回されることに疲れた結果、第一党と第二党による「大連立」
3. 自民党抜きの新たな連立政権による「政権交代」
いずれのシナリオでも、従来の固定的な政党間関係ではなく、政策ごとに柔軟な連携が行われる可能性が高い。すでに臨時国会では「政治とカネ」問題に関する法案で9本の法案が提出され、そのうち3本が通過するなど、新たな連携の形が見え始めている。
Q. 維新と前原共同代表の動向は注目すべきか?
2025年は大阪・関西万博が4月に開幕し、その直後の7月に参議院選挙が控えている。万博の成功を目指す日本維新の会と吉村大阪府知事の動向は重要だが、全国政党としての維新の勢力拡大には高いハードルがある。
維新の共同代表である前原氏の政治的判断も注目点だ。前原氏は過去に民主党代表時代のライブドア偽メール事件や希望の党結成など、重要な局面で政治的判断を誤ってきた経緯がある。維新内部には非主流派も存在し、その統治能力が問われている。


Q. 都議選と参議院選挙の関係性は?
2025年は都議選と参議院選挙が近い時期に行われる。都議選の結果は参議院選挙に大きな影響を与える可能性がある。
特に注目されるのは小池都知事と国民民主党の玉木代表、そして石丸氏の動向だ。小池氏と玉木氏は良好な関係を維持しているとされ、都議選での連携が考えられる。また石丸氏の新党構想も注目されているが、知事職を持たずに地域政党を発展させる難しさも指摘されている。
都議選の熱量は全国に波及する傾向があり、その後の参議院選挙にどう影響するかが重要なポイントとなる。

Q. 政治家の「運」とは何か?
政治家にとって「運」は非常に重要な要素だ。どれほど優秀でも総理大臣になれない政治家もいれば、思わぬ形で権力を握る政治家もいる。
運を味方につけて上昇していく政治家には特有の「オーラ」がまとうことがある。例えば、第一次安倍政権を追い込んでいった当時の野党民主党代表・小沢一郎氏にはそうしたオーラが感じられたという。
政治家の「運」は言語化が難しい部分があるが、同じ政治家でも運が味方する時期と、そうでない時期があるという。
Q. 2025年の日本政治で何に注目すべきか?
2025年は「未体験ゾーン」の日本政治に国民が参加できる貴重な機会となる。特に通常国会では、少数与党という状況の中で新しい国会の在り方が模索される。
国会は単なる議論の場ではなく、結論を出す場である。この少数与党の中でどのように結論を導き出していくのか、その新しい国会の姿に注目すべきだ。
この変化は、1993年の55年体制の終焉や2009年の政権交代に匹敵する、あるいはそれ以上のダイナミズムを持つ可能性がある。国民は参議院選挙を通じて、この新しい政治の形成に参加することができる。