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石丸伸二、新党構想を語る。5年で日本を変えるシナリオ
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2024年11月14日

11月12日に地域政党の立ち上げと、来年7月の都議選への候補者擁立を宣言した石丸伸二氏。新党を通じて、何を狙っているのか?自身も都知事選に出るのか?どう日本を変えようとしているのか?石丸氏を直撃した。 <ゲスト> 石丸伸二 1982年広島県安芸高田市生まれ。2006年京都大学卒業後、三菱UFJ銀行...
海老原嗣生が石丸伸二に訊く「地域政党」構想の全貌 - 政治家を一掃し日本を変える5年計画
東京都議会選挙に向けて「地域政党」設立を宣言した石丸伸二。その真の狙いとは何か。海老原嗣生が「政治改革の要」と期待を寄せる構想の全貌に迫る。


Q. 地域政党を立ち上げると宣言した狙いは何?
現在の政治は「稼ぐための職業」にしている人が多く、それを排除して新陳代謝を促すことが狙いだ。国政政党が東京都議会や地方議会にまで浸食している状況がある。本来は独立した存在であるべき地方議会に国政政党が入り込んでいるのは、選挙のためだ。
国政選挙の時に地方議員の組織や資金を使えるので、国政政党は地方議会を掌握しようとする。でもそれでは地方議員の意味がない。地方自治体は権限委譲が言われ続けているのに、選挙の時だけ国政政党がガシッと首根っこを掴んでいる状態では、実行力がないと言わざるを得ない。
Q. 地方政治の渋滞状態をどう打破する?
地方交付金などの予算が中央に握られているだけでなく、議会も政党に握られている現状が問題だ。地域政党の目的は、地域議会から「政治屋」を一掃すること。
政治改革の要となるのは、普通の働き手が政治家になるルートを作ることだ。企業勤めの人が転職する感覚で政治の世界に入ってくれるようになれば、政治は健全になる。現在の政治家は行政のことも分からないし、経済やビジネスのことも分からない。ただ椅子に座るのがうまいだけという人が多い。
Q. 地方議員は副業でできるようにする?
海外では報酬をもらわずに地方議員をしている人もいる。理想の最終形態はそうだが、しばらくは副業として、自分の仕事をしながら議員の仕事をするというモデルが良いと思う。そうすれば「こんなに所得が増えるのか」というメリットもある。
現在は椅子に座っているだけの人に報酬が払われている状況だが、これを変えられる。地方議会選挙の投票率が上がれば、新しい人材が当選する可能性は十分にある。
Q. 政治に無関心な人をどう巻き込む?
政治に無関心になってしまった状況から再建していくには、これまでのものを改革しようとしてもうまくいかない。だから「これまでなかったもの」を提案する方が効果的だ。
市民モニタリングシステムも活用したい。ある自治体では市民モニターを使って議員を評価し、全議員の成績をつけて「市民の声を聞けているか」「市民の声を伝えられているか」という角度で評価した。すると完全に明暗が分かれた。このようなシステムは全自治体で実施可能だ。
Q. 地域政党に所属する人はイデオロギーを共有する必要がある?
政策やイデオロギーをあまり前面に出さない方が良いと考えている。国政レベルだと安全保障などで極端に右左に分かれるため、どちらかに付くと次の身の振り方が難しくなる。
一度レッテルを貼られると払拭しにくいので、「これを必ずやる」と打ち出さない方が出入りしやすい。ハードルを下げるためだ。地域政党の中に自民党支持者も立憲民主党支持者も共産党支持者もいて良いと思う。東京都議としてちゃんと仕事ができれば良い。
Q. 地域政党のトップに自分が立つのか?
まだ検討中だ。なるという選択もあるし、ならないという選択もある。例えば、東京都議会が正常化したら「次に行きます」という選択肢もある。東京だけ見ているわけではないからだ。
東京だけ元気になっても日本全体は良くならない。地方分散のためには全ての地方自治体は無理でも、政令指定都市や47都道府県単位で生き残る芽がある地域を早く正常化させていきたい。東京は東京に任せておいて、自分は他の地域で活動するという選択肢もある。
Q. 日本を5年で生まれ変わらせるというシナリオは?
国から変えようとしても難しい。一度国政に組み込まれた人は毒されてしまう。「寄らば大樹の陰」で巻き込まれるのだ。だから中央からではなく、地方から1つ1つひっくり返していくべきだ。
その間にまともな政治家が地方で生まれていけば、それが国政に上がっていく。ゼロから生まれないので、まずは種を蒔くところが必要だ。種は地方に蒔いて育てたいという思いがある。
都議選までが半年以上あり、そこから4年間で必ず全自治体で議会選挙がある。1回の選挙サイクルで計画は完成する。1700自治体全てはできないが、同じようなことが他でも展開できれば、1+4年後には計画は完成だ。
Q. 地域政党に来て欲しいのはどんな人?
転職しようかなと考えている人に来て欲しい。今の仕事も好きだけど、ワンステージ上で頑張ってみたいというビジネスパーソンの思いを持つ人だ。
転職サイトを見る感覚で「こんな仕事があるの?」と思って応募してくれる人が理想的だ。ただし、人選は重要で、応募してもらった後の選考段階からYouTubeの番組にするなど、政治活動を見える化したい。それ自体が収益化でき、政治資金にもなる健全なビジネスモデルになる。
選考を通過した人は選挙が始まる前に全国的に知名度が上がるので、国政政党の応援も必要なくなる。
Q. 選考基準はどうする?
私心が2種類あると思っている。1つは利己的な考えだが、有名になりたいとか、これを踏み台にしてビジネスを仕上げたいという私心は社会に有用なので許容できる。
しかし「楽して稼ぎたいからこの椅子にしがみつく」という私心は誰のためにもならず、自分のためにしかならない。これは本当に退屈で、排除すべきだ。純粋無垢な政治家を求めるのではなく、社会に貢献する意思がある人を選びたい。
私が過激に立ち上がれるのは、失うものがないからだ。家族や子どもがいたらここまで振り切れない。ただ、地域政党には様々な立場の人が参加できる形にしたい。