PIVOT MONEY DAY
プロがプロに聞く!2024年終盤の投資戦略
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2024年11月10日

2024年10月12日、投資や資産運用について学ぶ事を目的に開催された観客参加型のリアルイベント「PIVOT MONEY DAY」のメインセッション。後編は「2024年終盤の投資戦略」について奥野一成氏・藤野英人氏・窪田朋一郎氏・エミンユルマズ氏が互いに質問しながら解を見出す。 <ゲスト> 奥野一...
投資の王道はインデックスか?短期と長期、あなたに合った投資法を見つける道標
金融のプロフェッショナルたちが「投資の本質」について語り合った貴重な対談から、重要なポイントをQ&A形式でまとめました。投資の初心者から上級者まで、自分に合った投資スタイルを見つけるヒントがここにあります。

Q. インデックス投資と個別株投資、どちらが良いのでしょうか?
インデックス投資と個別株投資の選択において最も重要なのは、「続けられるか」という点です。自分が持っている投資対象に確信を持てるかどうかが鍵となります。確信があれば、価格が下落した時にも「安く買えるチャンス」と捉えることができます。
インデックス投資は、その仕組みをよく理解している人に向いています。例えばオールカントリーには約3000社の強い企業が含まれており、S&P500はアメリカの時価総額上位約500社で構成されています。こうした「強い企業群」を淡々と買い続けるという仕組みを理解している人には適しています。
一方、アクティブ投資は特定の運用手法や運用会社、ファンドマネージャーを信頼できる人に向いています。どちらを選ぶにしても、なぜそれが良いのかを理解していないと、市場が下落した時に投資を続けることが難しくなります。
Q. オールカントリー(全世界株式)投資は本当に良い選択なのでしょうか?
日本人投資家のバランスシート(資産構成)を考えると、外貨資産を持つことは非常に重要です。多くの日本人は働いて得る収入が円ベースであり、資産も円ベースに偏りがちです。もし円が大幅に下落した場合、購買力は大きく失われてしまいます。
このリスクを分散するためには、外貨資産を持つことが必要です。これは為替レートの高い安いという短期的な視点ではなく、20年後にどのような資産構成にしたいかという長期的な視点で考えるべき問題です。
ただし、オールカントリーといっても実際には米国株式の比率が高いため、より本当の意味での分散を求めるなら、メキシコ株やベトナム株、インド株などの新興国株式も検討する価値があります。特にメキシコは米中対立の中でアメリカへの「裏口」としての役割が期待されています。
Q. 投資は「面白くない」と感じることがありますが、これは問題ですか?
投資、特にインデックス投資はあまり「面白くない」と感じる人も多いでしょう。しかし、投資の目的は必ずしも「面白さ」だけではありません。多くの人は単にお金を増やしたいだけではなく、投資を通じて経済や企業について学び、理解を深めたいという動機も持っています。
投資の方法としては、「コア」となる部分は安全で堅実な方法(インデックス投資など)で運用しつつ、一部を自分の関心や学びのために個別株投資などに振り分けるというバランスが理想的です。投資を通じて得られる知識や視点は、お金以外の価値ももたらしてくれます。
Q. 短期投資と長期投資の違いは何ですか?
短期投資と長期投資には根本的な違いがあります。短期投資は「ゼロサムゲーム」であり、誰かが勝てば誰かが負けるという性質を持っています。時間軸が短くなるほど、ファンダメンタルズよりもテクニカル要素や市場心理、情報の流れなどが重要になります。
一方、長期投資は「プラスサムゲーム」です。価値を上げ続ける企業のオーナーになるという考え方で、短期的な市場の変動よりも企業の本質的な価値に注目します。ウォーレン・バフェットが「大統領が誰になろうが、中央銀行総裁が何を言おうが、自分のやることは変わらない」と述べたように、長期投資では政治や経済の短期的な動向よりも、企業の本質的な強さを見極めることが重要です。
長期投資を通じて企業のビジネスモデルや産業構造を理解することは、投資家自身のビジネスパーソンとしての成長にも繋がります。
Q. 日本の中小型株は今後どうなると予想されますか?
日本の中小型株は2021年を最後に大きく上昇していませんが、今後の相場転換点で大きく動く可能性があります。株式市場には「ゴジラ」(大型株)と「ミニラ」(小型株)という2つのタイプの銘柄があり、両者は同時に動くことが少ないという特徴があります。過去4-5年間は大型株(ゴジラ)が強い相場でしたが、今後は小型株(ミニラ)の時代が来る可能性があります。
小型株は流動性が低いため、一度動き始めると急激に上昇することがあります。その時点で投資しようとしても高値掴みになる可能性が高いため、現在のように注目されていない時期に少しずつ仕込んでおくことが重要です。特に、ファンドマネージャーが5年以上訪問していないような「忘れられた企業」には、大きな投資機会が眠っている可能性があります。
Q. 3年後を見据えて、今注目すべき投資テーマは何ですか?
専門家たちは以下のテーマを挙げています:
1. 日本の中小型株:歴史的に見て割安な水準にあり、相場転換点で大きなリターンが期待できる
2. 肥満治療薬(GLP-1)関連:アメリカですでに大きな話題になっており、日本でも今後注目される可能性がある
3. クロスオーバー投資:未上場から上場まで投資できる新しい形態の投資商品
4. 日本の大企業:3年という比較的短い期間で考えるなら、バリュエーションが安い日本の大企業に投資するのが合理的
また、グローバル分散投資においては、メキシコやベトナム、インドなどの新興国にも注目が集まっています。特にメキシコは米中対立の中で「アメリカへの裏口」としての役割が期待されています。