PIVOT TALK BUSINESS
“誘える”人が上手くいく
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2026年7月29日

30代以降、待っているだけの人は孤独に直行する。話が合わなくなる現実の中で、気の合う人とだけ過ごすストレスフリーな環境をどう作るべきか。「誘う力」という最強の対人スキルと、誘えない3つの心理的ハードルを乗り越える方法を、専門家に徹底解説してもらった。 <ゲスト> 五百田達成|作家/心理カウンセラー...
大人の「誘う力」が人生を拓く?理想の人間関係を手作りする5つのステップ
仕事でもプライベートでも、「なんとなく人間関係が停滞している」と感じることはないだろうか。
特に30代以降はライフステージの多様化により、受け身の姿勢では関係性が希薄になり、孤独に陥りやすい傾向にある。
だが、自らの手で理想の人間関係をデザインし、豊かな人脈を築くための「誘う力」は、現代社会において大人こそが身につけるべき重要なビジネススキルだと提唱されている。

作家・心理カウンセラーである五百田達成氏の著書『「誘える人」がぜんぶ手に入れる』に基づき、誘うことへの心理的ハードルを克服し、具体的な成功確率を高める「誘い方」の秘訣をQ&A形式で解説する。
主体的に行動することで人生を好転させたいと願う全ての大人たちへ。
Q. なぜ大人にこそ「誘う力」が必要とされるのか?
人生における人とのつながりの持ち方は、年齢とともに変化する。特に20代までは学校や職場といったコミュニティが自動的に用意され、多くの人々が同じライフステージを歩むため、誘われる機会が多く、意識せずとも人間関係を享受できる。
しかし、30代以降は結婚、転職、子育てなど、個々人のライフステージが大きく多様化する。
これまでの友人たちとも話題が合わなくなり、職場でもハラスメントへの配慮から部下や後輩を気軽に誘いづらくなる。
さらに、年を重ねるごとに目上の人から誘われる機会も減少するため、受け身でいると人間関係は必然的に希薄化し、「孤独に直行」してしまう恐れがある。
こうした状況下で、自身の人間関係をより豊かにし、仕事やプライベートの機会を広げるためには、自ら積極的に他者を「誘う力」を身につけることが不可欠なのである。
これは、人生のハンドルを他人に任せるのではなく、自らの手で主体的に理想の人間関係を「手作り」するためのスキルだと言えるだろう。
Q. 「断られたくない」「迷惑をかけたくない」「めんどくさい」誘うことへの心理的ハードルをどう乗り越えるか?
多くの人が「誘う」ことにためらいを感じるのには、主に3つの心理的ハードルがある。

断られたくないという恐怖
相手に迷惑をかけたくないという配慮(ハラスメントの懸念も含む)
当日の調整や準備が「めんどくさい」という手間
これらのハードルは全て、具体的なスキルやアプローチで克服可能だ。
例えば、「断られる恐怖」は、誰しもが経験する心理だ。
しかし、相手が「YES」と言いやすい誘い方、つまり断られにくいスキルを身につければ、このリスクを大幅に軽減できる。
次に、「迷惑をかけたくない」という思いは、時に「ハラスメント」の懸念と結びつく。
これは特に社会問題化しているが、だからといって人脈形成の機会を諦めるのは損失である。
これもまた、言葉の選び方や誘う内容を工夫することで、相手にプレッシャーを与えずに誘う技術で解決できる。
Q. 「誘う力」を実践し、理想の人間関係を築くことで得られる効果とは何か?
能動的に人間関係を築く「誘う力」は、多くのメリットをもたらす。

最も顕著な効果の一つは、人間関係によるストレスからの解放だ。
合わない相手との関わりを自ら減らし、気の合う、価値観を共有できる人々と過ごす時間を選択することで、日常の幸福度は格段に向上する。
著者自身も、誰かを誘うことで、予期せぬ出会いや、そこから派生した新しい仕事、キャリアパスなど、人生を大きく変える経験をしてきたと語る。
また、自ら行動を起こし、人脈を開拓できたという「成功体験」は、確かな自信となり、自己肯定感を高めることに繋がる。
大人になるにつれて人間関係に「偏食」になる人は多い。
特定の好みを持つ美食家が自ら料理を作るように、人間関係にもこだわりがあるならば、他人に与えられるものに満足せず、自分から「人間関係を自炊」する姿勢が必要である。
それにより、公私ともにストレスのない、理想の環境を手に入れることができるのだ。
Q. 具体的に、大人をスマートに誘うための5つのステップとコツは?
誰かをスマートに誘うためには、計画的かつ相手への配慮が重要だ。
以下の5つのステップを意識することで、誘いの成功率を高められる。

人選のスキル:「誘いやすい人」から始める。
大義名分のスキル:「〇〇の会」と名付けて誘う。
保険のスキル:人・店・コンテンツで魅力を足す。
言葉選びのスキル:相手に「逃げ道」を用意する。
日程調整のスキル:キーマンを先に押さえる。
誘い慣れていない人がいきなり憧れの人物や、縁遠い人を誘うのはハードルが高い。
まずは身近な存在や、連絡先を知っている友人・知人から始めよう。
文脈や関係性がない状態で唐突に誘われると、相手は不信感や警戒心を抱きやすい。
着実に成功体験を積み重ねることが重要である。