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資産7000万円・大家族ママFPの貯蓄ルール/本多静六・安田善次郎・二宮金次郎の教え/レジャー・家・習い事/八木家のルール
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2026年6月11日

FP1級芸人サバンナ八木がゲストとマネートークを繰り広げながら視聴者のマネーリテラシーを高める番組。第4回のゲストは6人の子どもを育てる大家族ママFPの橋本絵美氏。物価高に負けない節約・家計術を聞いた。後編は「貯蓄」「レジャー」「家」「習い事」について橋本家のルールを大公開。 <ゲスト> 橋本絵美...
資産を築き、豊かに生きる:FPが教える普遍の法則
FP橋本は資産7000万円を築いた。その秘訣は、自動貯蓄と効率的な生活習慣、そして歴史上の偉人から学んだ知恵と現代社会に合わせた実践的な工夫にあると述べる。
収入の増やし方、賢い支出の抑え方、家族全員が快適に過ごせる住まい作り、子どもの教育費まで、お金と暮らしを豊かにするための普遍の法則を紹介する。

Q. なぜ「仕組み作り」が資産形成の9割を占めるのか?
貯蓄成功の鍵は、意志の力ではなく、自動化された仕組み作りにある。FP橋本は、「自動で先取り、別の場所へ」というシンプルな原則を提唱する。これは、給与が振り込まれたら、まず貯蓄口座へ自動的に一定額を移す設定をしておくことを指す。

この仕組みは、明治の偉人・本多静六が実践した「1/4天引き貯蓄」が源流にある。月々1万円でも2万円でもよいので、とにかく着実に貯蓄を始め、それを長期でコツコツ続けることが重要である。小さな額でも継続することで複利の効果が働き、「雪だるまの芯」はやがて大きな資産へと成長するのだ。
Q. 二宮金次郎が現代に伝える「お金の哲学」とは何か?
薪を背負いながら学んだ勤勉な少年というイメージが強い二宮金次郎は、実は600以上の村や藩の財政を立て直した「超敏腕FP」であった。彼自身も幼い頃に家を失った経験から、菜種を植えて灯油代を賄ったり、捨て苗から米を収穫したりして財産を再興した経験を持つ。
彼の教えは、「文度(ぶんど)」と「推譲(すいじょう)」に集約される。文度とは、自身の収入の範囲内で生活すること。推譲とは、収入内で生活して余った分をすべて使い切らず、将来のために譲り、投資に回す思想である。
現代の家計管理や投資と全く同じ普遍の思想が、江戸時代から存在していたと言えるだろう。また、「積小為大(せきしょういだい)」として、毎日たゆまぬ小さな努力を継続することが大きな成果を生むと示した。これは現代の資産形成にもそのまま当てはまる法則である。
Q. 固定給以外の「ロイヤリティ収入」確保が不可欠な理由とは何か?
多くの人が得る給与収入は、会社員も芸人のギャラ単価も、収入源に上限があるため、急激に資産を増やすのは難しい。劇的な収入増加は見込みにくい構造である。
一方、本業の専門知識やスキルを活かした執筆活動、YouTubeの広告収入、物販などの「ロイヤリティ収入」は、努力や成果に応じて収入に天井がなく、青天井の収益を得られる可能性がある。
もちろん、これらの副業にはリスクも伴うが、大きな資産を形成するためには、このような拡大性のある収入源を複数持つことが、現代社会における賢い黄金律だと言えるだろう。
Q. 金銭感覚の麻痺を防ぎ、着実に資産を守る方法とは何か?
金銭感覚は一度上がると、元に戻すのは非常に困難だ。収入が増えたからと生活水準を安易に上げてしまうと、その後収入が減少した場合、生活が苦しくなるだけでなく、精神的にも大きな負担となる。
かつて芸能人として羽振りのよい時期を経験した者は、その感覚を下げることの辛さを痛感すると言う。また、FP橋本は、努力して貯めたお金でなければ使うスピードも速いと指摘する。例えば、パチンコなどで得た「あぶく銭」はあっという間に消費される傾向があるのだ。資産を定着させるには、日々の努力によって積み重ねたという実感が不可欠である。
Q. 大家族でも豊かに暮らす住まいとレジャーの工夫とは?
モノが溢れる家を解消するには、「いつか使うかも」という曖昧な基準を捨てることが肝要である。橋本家では、学期末ごとに子どもたちと「いるいらない会議」を開き、不要なモノを定期的に手放すことを習慣化している。これにより、モノが溜まることなく、常に家が快適に保たれる。

思い出の品も、しまい込んでしまっては価値がない。飾ったりフォトブックにしたりと「見える化」することが価値を高める。また、レジャーにおいては、年間予算を定め、株主優待券を活用するなど、費用を抑えつつ最大限に楽しむ工夫を凝らす。高尾山登山やヤドカリ捕獲のように、創意工夫で費用をかけずとも高い満足度を得ることは可能である。
ただし、「本」だけは例外だとFP橋本は語る。本は知識や豊かな心を育み、将来の収入につながる「投資」と捉え、読みたい本は定価で惜しみなく購入する。図書館の活用と合わせて、家族全員で知識の財産を築き上げることが重要である。
Q. 子どもの才能を伸ばし、かつ教育費を抑える賢い戦略とは何か?
子どもの習い事は「一人一つまで」というルールを設けることで、子どもに選択の機会と責任を与え、一つのことに深く集中させる効果を期待できる。複数の習い事をかけもちするのではなく、限られたリソースを集中させることで、個々の才能を研ぎ澄ませることが可能となるのだ。

これはタイのムエタイジムの例で示唆されている。娯楽がギター一本しかなかったため、選手全員が異常にギターが上手かったという。選択肢が少ない環境こそが、個々の才能を極める原動力となるのだ。また、塾などの高額な教育費に対しては、安易にすべてを提供するのではなく、子ども自身に「特待生制度を活用して合格したら」という具体的な目標を課す。これは、子どもに努力と自律性を促し、機会の価値を理解させる効果的な方法である。
FP橋本の事例や、歴史上の偉人たちの知恵に共通する普遍の原則は、感情や一時的な状況に流されず、合理的な「仕組み」を築き、地道に継続することにある。それが資産形成の確実な道であり、より豊かな人生を送るための盤石な基盤となるのだ。