PIVOT TALK FOOTBALL
W杯メンバー 26人最終予測
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2026年5月13日

W杯を控えたサッカー日本代表のメンバー選考には、指揮官の強烈なメッセージが隠されている。三笘選手不在という非常事態に、誰を起用し、いかなる組織を構築すべきか。2日後に迫るメンバー予測とともに、初戦オランダ戦の戦術的死角とセットプレーの構造的課題について、徹底解説してもらった。 <ゲスト> 木崎伸也...
激戦のW杯メンバー争い、森保ジャパンに「サプライズ」はあるのか?
ワールドカップ日本代表メンバー発表を目前に控え、ファンやメディアの間では誰が最終26名に選ばれるのか、様々な憶測が飛び交っていた。

特に三笘選手の負傷離脱はチーム構成に大きな影響を与え、サプライズ選出の可能性が取り沙汰されている。
本記事では、各専門家の見解をもとに、サプライズ選出の候補から最終メンバー、さらには初戦オランダ戦のスタメンと戦術まで、W杯メンバーを巡る激論をQ&A形式で深く掘り下げる。
Q. サプライズ選手が選ばれる可能性と、その背景にある森保監督の選考哲学とは何か?
今回のメンバー選考で注目されるのは「サプライズ」があるか否かだ。予備登録リストに大迫勇也選手の名前があり、森保監督がFWの得点力不足に悩む中、起用の可能性はゼロではないと指摘された。
大迫選手は最前線でボールをキープし、チームを押し上げる能力を持つ。ただし、現在彼の守備貢献度はピーク時より低下しており、起用は上田選手の負傷などのアクシデント時、または特定の局面でピンポイントで活用されるのが現実的な見方だ。
サプライズ候補には他に安藤選手、長友選手、守田選手が挙がる。安藤選手は過去の日本代表が苦戦したサイドからのハイボールに対し、その高さと強さで対抗できる重要な存在となる。DFラインの複数ポジションをこなす汎用性も森保監督の評価ポイントであった。長友選手は単なる選手ではなく「選手兼コーチ」としての役割が期待されており、過去のアジアカップでの経験を生かしチームの精神的支柱となる。守田選手は怪我からの復帰途上であるが、CLでの活躍が高く評価され、レアル・マドリードも関心を示すほどの市場価値がある。コンディションを万全に戻せれば、中盤のキーマンとして選出は堅いと見られる。
森保監督の選考哲学には「守備は経験、攻撃は冒険」という傾向がみられる。守備的なポジションには経験豊富な選手を置き、攻撃的なポジションでは若手や勢いのある選手にチャンスを与える方針である。
Q. 三笘選手不在の攻撃陣において、若手の佐藤龍之介選手や佐野航大選手の役割とは何か?
三笘選手の負傷離脱は日本代表にとって大きな痛手であり、攻撃陣の構成に変化を余儀なくさせる。特に左シャドーやウイングバックのポジションが激戦区となる見込みだ。その穴を埋める選手として、Jリーグで躍動する佐藤龍之介選手とオランダリーグで活躍する佐野航大選手が候補に挙がっている。

佐藤龍之介選手は三笘選手同様、豊富な運動量、賢さ、そしてシャドーとウイングバックを両方こなせる汎用性を持つ。若手ながらも森保監督による招集歴があるため、サプライズというよりも順当な選出と評価する専門家もいる。怪我でベストコンディションにない三笘選手の代替としては最有力候補の一人だ。佐野航大選手もオランダリーグでの活躍が目覚ましいが、代表ではまだ序列が低いと見なされる傾向にある。しかし、もし選出されれば、それは現状の序列を覆す「サプライズ」となる。本職ではないシャドーでの起用が彼の評価を難しくしている一因であるが、攻撃的な推進力とチャンスメイク能力は高く評価される。一方で、A代表に一度も呼ばれていない松木玖生選手のような選手は、ユーティリティ性とフィジカルの強さで魅力的だが、森保監督が直前に全く呼んでいない選手を起用する可能性は極めて低いのが実情だ。
Q. FWの最後の1枠は後藤選手か小川選手か、その争いの背景には何があるのか?
W杯メンバーのFW枠で残る最後の1枠を巡っては、若さと勢いのある後藤選手と、上田選手に近いプレースタイルの小川選手の二人の争いになるとみられる。
後藤選手はベルギーリーグで得点を重ね、高い得点力を示す。森保監督が「能力が同じであれば若い選手を優先する」という方針を持っているため、彼が有利だとする意見も聞かれる。
一方で、オランダでプレーする小川選手は上田選手とタイプが近く、コーチ陣との連携や代表戦術への順応性でアドバンテージを持つ。各専門家の間でも意見が分かれており、どちらが選ばれてもおかしくない状況にある。ミムラ氏は後藤選手、木崎氏は小川選手だと予測している。
また、FWではないものの、町野修斗選手も重要な役割を担う可能性のある「隠れたキーマン」として挙がる。今シーズンのリーグ戦でのゴール数は少ないものの、試合を終わらせるための守備貢献度や、前線からの精力的なプレスは監督からの信頼が厚い。高校卒業以来PKを一度も外していない勝負強さも魅力であり、シャドーとしてのプレーも可能であるため、終盤のジョーカーとしての起用が有力視されている。
Q. GK3番手の選考基準はどこにあり、経験豊富なベテランGKが重視される理由とは何か?
GKの3番手の選考も興味深い論点となっている。専門家の一人は前川選手を推す。
その理由はPK戦の経験にある。前川選手はACLなどを含め今シーズンすでに6回のPK戦を経験しており、若く精神的に不安定な鈴木彩艶選手を支える役割を担える点が評価される。PK戦での有効なアドバイスを提供できるメンターとしての価値は、短期決戦のワールドカップでは非常に重要となる。
森保監督の哲学「守備的ポジションは経験を」とも合致し、PK戦を見据えた戦略的な人選といえる。
Q. 初戦オランダ戦のスタメンはどのようになり、勝機を見出すための戦術的意図はどのようなものか?
W杯の初戦オランダ戦のスタメンを巡る予想では、過去のW杯ドイツ戦のように「前半を耐え忍び、後半に勝負を仕掛ける」という戦略が有力視される。伊東純也選手ら攻撃の切り札を温存し、前半は佐藤龍之介選手のような走力のある選手を起用し、相手を消耗させる狙いだ。

オランダ代表を攻略する上で最大の警戒ポイントはセットプレーであり、特にファン・ダイク選手の高さを警戒するべきだという。
これを防ぐための守備デザインが勝敗を分ける重要な要素となる。日本の強みである堅い5バックを敷き、そこからボールを奪ってロングカウンターに持ち込むのが基本的な戦術になると見られる。一方で、ダンフリース選手のように個人能力にムラがある選手は、カウンターを仕掛ける隙を与える可能性も示唆された。
選手たちは強豪相手にハイプレスをかけるよりも、ミドルブロックで堅守を築くことを望む傾向があり、森保監督も選手の意見を尊重するだろう。ミドルブロックの採用においては、鎌田選手がどのタイミングでプレスを発動するかの判断が鍵となる。また、攻め手のカードとして前田選手はオランダ戦で起用されるだろうと予測された。
Q. オランダ戦のスコア予想で専門家の間ではどのような見方があったか?
各専門家のオランダ戦のスコア予想は、ほとんどが引き分けという見方であった。0-0のドローを予想する者、セットプレーで失点するも追いつき1-1とする者、日本が先制またはリードされるも粘り強く追いつき2-2とする者など、いずれも接戦になると見ている。
一方で、日本が2-0で勝利するという楽観的な見方もあり、これはオランダが「自分たちのサッカー」を貫く中でカウンターを成功させるという森保監督の描くシナリオに合致するものといえよう。

しかし、オランダで警戒すべきは、ボールをキープしながら出し抜く能力を持つメンフィス・デパイ選手のようなタイプや、フィジカルに優れたブロビー選手であった。シャビ・シモンズ選手は怪我で出場できないが、彼よりも戦うタイプの選手が出てきた方が厄介だという声も聞かれた。日本のDF陣には空中戦に強い選手が限られるため、セットプレー対策が日本の生命線となることは間違いない。