MY LAWS(マイローズ)
【里崎智也】突き抜けるための5つの掟
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2026年5月1日

才能あるライバルに勝ち抜いてきた里崎智也の『突き抜けるための5つの掟』とは。自身が実践する、緻密な人生設計の全貌を語る。 <ゲスト> 里崎智也|野球解説者 1998年ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団。2005年・10年には日本一を経験。06年のWBCでは正捕手として日本を世界一に導く。14...
里崎智也の型破りビジネス戦略:誰もやらぬ道を進み、競争優位を築く
元プロ野球選手で解説者の里崎智也は、常識にとらわれない独自のビジネス哲学を持つ。
その思考は、能力に自信がないと考える多くのビジネスパーソンに対し、成功への新たな視点と具体的な行動指針を示す。
他人との比較ではなく、自身の価値を追求し、市場に独自のポジションを築き上げてきた彼のビジネス戦略の真髄を、Q&A形式で解説する。

Q. 能力に自信がなくてもビジネスで成功するための第一歩は何か?
自身の能力に絶対的な自信がなくても、トップに立ち、勝負に勝つためには「早くスタートを切る」ことが最も重要である。
何もしないゼロの状態からは何も生まれないため、まずは行動を起こし、走り出す中で課題や解決策を考えることが求められる。
ゼロをイチに変える行動力こそが、競争において先行者利益を得るための鍵を握る。他者に遅れを取れば、能力の差を覆すのは困難を極めるであろう。

Q. 「量より質」という考え方は、いつ、どのように適用すべきか?
「量より質」という言葉は、多くの経験と実績を積んできたベテランが、体力や時間を考慮し、効率性を求める段階で口にする言葉であると考える。
まだキャリアの初期段階にある者がこれを鵜呑みにするのは危険であり、単に「楽をしたい」という言い訳になりかねない。
むしろ、多くのトップアスリートや成功者は、圧倒的な「量」をこなし、その中で「質」を高めてきた事実がある。まず徹底的に量をこなし、試行錯誤を通じて自分なりの「質」を見出すことが重要である。
「これをやっても意味がない」という考え方は、実は「それが嫌い、やりたくない」という感情的な理由からくる場合が多い。
他人にとっては意味がなくとも、自身にとっては価値のあることかもしれない。何事もまず試してみることで、予期せぬ発見や成長がある可能性を、安易な理由で切り捨ててはならない。

Q. 新しいことへの挑戦をためらうことなく始めるにはどうすれば良いか?
挑戦しない限り、現状はゼロのままであり、成功の可能性もゼロである。仮に挑戦が失敗に終わっても、失うものはまたゼロに戻るだけであり、大きな痛手ではないと捉える。
何も行動を起こさないゼロの状態を維持するよりも、失敗のリスクを恐れず「ゼロをイチに変える」ための挑戦を重ねることが重要である。
例えば、2019年にYouTubeを始めた際、まだ世間からは「テレビに出られない者がやること」と見下されていた。しかし、その時早く始めたことで、コロナ禍によるネット需要の爆発的な増加という波に乗り、ブルーオーシャンで地位を確立できた。
「とりあえず走る、走り出して考える」というスタンスは、考えることに時間を費やして行動が遅れる多くの人々と差別化を図る。ダメであればすぐにやめて、引き返すことも悪ではないという割り切りが、新しい挑戦を容易にする。
Q. 競争が激しい現代において、独自のビジネスチャンスを見つける方法は?
ビジネスチャンスは、「誰でもできるが、誰もやらないこと」の中に潜んでいる。誰もが参入できるが、多くの人が面倒に感じたり、必要性を感じなかったりする領域は、実は競合の少ないブルーオーシャンとなり得る。
「誰でもできるし、みんながやっていること」は競争が激しく、「誰にもできないこと」はそもそも挑戦すら難しい。
自身が行った「全試合総チェック」はまさにこの例である。
プロ野球の解説者は多数いるが、担当球団以外の試合をすべてチェックする者はほとんどいない。
それは面倒な作業ではあるが、「誰でもできる」内容であった。
これを実践することで、12球団すべての情報を持つ日本唯一の解説者という独自の立ち位置を確立し、自身のYouTubeコンテンツの安定化や、東京から地方への逆襲という新たなビジネス展開を可能にしたのである。
Q. 「ヒーロー」ではなく「ヒール」のポジションを取る戦略とはどのようなものか?
多くの人々が「ヒーロー」を理想とするため、ヒーローの座を巡る競争は極めて激しい。
その座を射止めるには、実績、人気、容姿など、多大な要素が必要となる。自身の立ち位置が「中の上」であることを冷静に分析し、ヒーローを目指してもその他大勢に埋もれる可能性が高いと判断した。
そこで選んだ戦略は、あえて「ヒール(悪役)」のポジションを取ることであった。
好き好んでヒールになりたがる者は少ないため、競争率が極めて低い。
この競争の少ない場所でトップを狙うことで、圧倒的な実績がなくとも、キャラ設定次第で差別化を図れるのである。
しかし、ヒールは単なる嫌われ役ではない。
的確で計算された言動が求められ、そのためには莫大な知識と徹底的な「勉強量」が不可欠となる。
「全試合総チェック」によって培われた膨大な情報が、彼の辛口コメントの裏付けとなり、発言に説得力を持たせる。ただの悪口で終わらせず、深い考察に基づくコメントは、視聴者から「本質を突いている」と評価され、自身の価値を高める要素となっている。
さらに、綺麗事ではなく「本音や本質」を求める現代のSNS社会の流れも、彼の「忖度しないヒール」キャラと奇跡的に合致した。
視聴者が彼の意見を求めるようになり、この時代のニーズと独自のキャラ設定が噛み合ったことで、独自の地位を確固たるものにしている。
Q. 精神的に揺るがないビジネスパーソンとなるための心得とは何か?
精神的に強く、ビジネスで成果を出し続けるためには、里崎流ビジネス三原則「ハッタリ・勇気・愛嬌」を意識することが重要である。
ハッタリ: 時に自分を大きく見せ、自信を持って価値を提示する。不当な要求には、自身のスタンスを明確にするため、毅然とした態度で臨む必要もある。
勇気: ハッタリに対して、時に反発や厳しい対応を受けることもある。その際、仕事や短期的な利益を失うリスクがあったとしても、自身の信念と価値観を守る「勇気」が必要だ。
愛嬌: たとえ挑戦が失敗したり、何かを失ったりしたとしても、それを笑い飛ばし、前向きに次へと進む「愛嬌」が不可欠だ。一時的な損害よりも、自身のブランド価値や長期的な関係性を損なわないことを優先する。
これらの原則に基づきながら、自身の市場価値を常に意識し、供給過多にならないようバランスを取る。
自分の価値を高める努力を怠らず、それに見合った報酬を得ることで、自身のクオリティを維持し続けることができる。市場の相場と比較し、自身も相手も損しない「均等な価値」を提供し続けることが、長期的な信頼関係とビジネスの継続につながる。
多くの人が他人と比べて自身の幸福度や満足度を測りがちである。しかし、この比較思考こそが不満や焦りを生み出す原因である。
幸福の尺度は、自身の中に持つべきだ。他人がいくら稼ぎ、どんな成功を収めていようと、自身が現状に「満足しているか」がすべてである。他者の評価に一喜一憂せず、自身の価値基準で幸福を見出す「絶対的な自己満足」こそが、精神的な安定と揺るがないビジネス哲学を確立するだろう。