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プロが選んだ「買って損しない街」ランキング2026
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2026年4月15日

地価高騰が続く都心不動産。不動産のプロ100人が選ぶ「買って損しない街」とは?2026年のランキングを、TERASSの江口亮介社長に解説してもらった。 <ゲスト> 江口亮介|TERASS CEO 慶應義塾大学経済学部卒業。2012年にリクルート入社。SUUMOの広告営業や商品企画に携わる。マッキン...
プロが厳選!買って損しない街ランキング2026:賢い家選びの新常識とは?
不動産価格の高騰、将来的な人口減少や地政学リスク。これらの複合的な要因が重なり、近年、住まい選びにおいて「資産性」を重視する声がかつてないほど高まっている。単なる「住みやすさ」だけでなく、将来的な資産価値の維持・向上を見据えた「損しない街」を選ぶことが、賢い選択となりつつある。
本記事では、不動産市場を熟知したプロ100人が厳選した「買って損しない街ランキング2026」に基づき、これからの時代に求められる家選びの新たな指針を提示する。ランキングは「王道の街」「穴場の街」「8000万円以下の街」の三つのカテゴリに分け、それぞれの魅力を深く掘り下げた。さらに、激動の時代を生き抜くための、後悔しない家選びの三つの鉄則を解説する。

Q. 不動産のプロはどのような基準で「買って損しない街」を見極めているか?
プロが考える「買って損しない街」とは、単に人気が高いだけでなく、将来にわたって資産価値が落ちにくいエリアを指す。その見極めには、主に三つの普遍的な基準が存在する。
都心部へのアクセスの良さ
複数路線の利用可能性
大規模な再開発計画の有無
特に再開発は、行政と民間が一体となって街全体の魅力を高める起爆剤となり、進行中の計画であればその価値向上はほぼ確実であるとプロは口を揃える。不動産価格が12年もの間上がり続けた現状で、これからは個々の物件だけでなく「街全体の目利き力」が、成功する家選びの絶対条件となる。
今や家探しをする人の8割以上が「資産性」を重視しており、これは高騰した価格や将来の人口減少、さらには国際的な地政学リスクといった複合的な不安が背景にある。そうした中でも、駅直結のタワーマンションや大規模な再開発エリアの物件のように、「唯一無二の価値」を持つ不動産は外部環境の変動に強い抵抗力を持つと評価される。
Q. プロが太鼓判を押す「王道」と、今後伸びが期待できる「穴場」の街はどこだろうか?
誰もが知る知名度や既存の人気だけでなく、揺るぎない資産価値を持つ「王道の街」は以下の通りだ。その一方で、現在の価格にはまだ評価が乗り切っておらず、将来大きな伸びしろを秘めた「穴場の街」にも注目したい。

王道の街(3位:武蔵小杉): 東京・横浜への優れたアクセス、成熟した街並み、充実した商業施設が魅力だ。パワーカップル層が現実的に購入可能な価格帯である1億円前後が、安定した需要を支えている。北口にはさらなる再開発の余地がある。ただし、浸水リスクは存在するため、ハザードマップ確認と慎重な物件選びが必要となる。
王道の街(2位:麻布十番・六本木): 大使館やインターナショナルスクールが多く、外国人富裕層の需要が根強い。パークコート麻布十番や六本木ヒルズ2といった複数の大規模再開発が控え、都心一等地としてのブランド価値は揺るぎない。主な住民は車を日常的に利用する富裕層であり、公共交通の便は資産価値にほとんど影響を与えない。
王道の街(1位:品川): リニア中央新幹線の始発駅計画と、トヨタ新東京本社建設を中心とする国家レベルの巨大再開発が進行中である。国際交流拠点への変貌は、オフィス街としての価値を飛躍的に高め、周辺の住宅地の資産価値もそれに伴って大きく上昇すると確実視されている。
穴場の街(3位:登戸): 新宿まで小田急線で約20分とアクセスは良好ながら、これまで目立った特徴がなかった。しかし、38階建てタワーマンション建設を含む大規模再開発が決定し、街の活性化と若返りが期待される。この変化前の今がまさに狙い目である。
穴場の街(2位:橋本): 現在は都心から遠い立地だが、リニア新幹線の新駅建設という壮大な計画が進行中だ。これが実現すれば品川まで10分で結ばれ、街の価値は劇的に一変する可能性がある。住みやすさよりも、将来的な飛躍を期待する投資的な意味合いが強い選択肢である。
穴場の街(1位:北綾瀬): 都心物件の高騰が進む中で、千代田線始発駅であり大手町まで約25分で座って通勤できる利便性は極めて価値が高い。2025年には「ララテラス北綾瀬」開業など駅前の利便性向上が控えており、手頃な価格で都心にアクセスしたい層には最適な穴場と評価される。
Q. 予算8000万円以下で「買って損しない」街を見つけるにはどうすれば良いだろうか?
世帯年収1000万円程度の層が現実的に購入を検討できる8000万円以下の物件では、都心から少し離れたエリアが中心となる。そのため、自身の働き方や通勤スタイルを考慮し、ライフスタイルとのバランスを慎重に見極めることが重要となる。

同率2位: 武蔵小杉: 駅近の築浅タワーマンションは高価だが、築年数の経た中古物件や駅から少し離れた場所であれば8000万円以下での選択肢も十分ある。人気のエリアの利便性とブランド力を、より手頃な価格で享受できる機会がある。
同率2位: 北千住: 5路線利用可能で東京駅まで15分という抜群の交通利便性を持つ。複数の大学が誘致され若者が多く活気があり、今後タワーマンション建設を含む再開発計画も進行中である。都内在住であるため、東京の教育支援策も享受できる点で子育て世代にとって非常に魅力的だ。
1位: 海老名: かつては田んぼが広がっていた駅前が、ららぽーとやビナウォークといった大規模商業施設を軸に劇的に変貌を遂げた。都心からの距離は遠いものの、市内で生活がほぼ完結できる高い利便性を誇る。海老名市は手厚い子育て支援策(医療、保育、教育、住宅取得補助など)を積極的に展開し、若い世代の人口が急増している点が評価されている。
AIの進化に伴い、「出社回帰」のトレンドが強まる可能性も指摘される。AIが代替する単純作業がリモートワークと結びつくとすれば、人間には対面コミュニケーションを重視する業務がより多く残るだろう。そうなれば、通勤の負担が大きい郊外物件は、将来のキャリアや雇用においてリスク要因となる可能性がある。自身のキャリアプランと住まい選びを総合的に検討する必要がある。
Q. 激しい変化が予想される時代において、後悔しない家選びのための「3か条」とは何か?
未来の予測が困難な時代だからこそ、自身の価値観とライフプランに基づいた堅実な家選びが重要となる。以下の三つの鉄則は、変化に対応し、将来の「選択肢」を豊かにするための指針となるだろう。

鉄則1:一生住む前提で家を買わない: 家族構成や働き方は変化するものだ。5年から7年といった中期的な期間での住み替えも視野に入れ、売却しやすい「流動性の高い」エリアの物件を選ぶことで、将来の様々な可能性を確保する。人口が増え、中古市場が活発な街を選ぶことが、最大のリスクヘッジとなる。
鉄則2:資産性よりも自分の予算を絶対視する: どんなに資産価値が高い物件であっても、無理なローンは将来の家計破綻を招く。ライフプランを具体的に立て、金利上昇リスクなども考慮した上で、無理なく返済できる上限額を厳守する。まず予算ありきで物件を探すことが、後悔しない家選びの基本中の基本である。
鉄則3:マンションは管理を買う: マンションの長期的な資産価値は「管理の質」によって大きく左右される。適切な修繕計画、十分な修繕積立金、そして日常的な管理体制が整っている物件を選ぶことが重要だ。築年数が経っても価値を保つマンションは、人間で言えば「健康管理ができている状態」と言えるだろう。特に中古マンションにおいては、立地以上にこの管理状況を見極める力が求められる。