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【今さら聞けないGemini】
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2025年9月8日

人気AI系解説者・デジタルハリウッド大学 特任准教授usutaku氏のAI道場第2弾。 今回はGeminiの基礎を徹底解説。 GPTとの差は?カレンダー自動化も?新たな画像編集モデルの機能とは? <目次> 0:00 オープニング 02:13 企業で使われるAI 12:57 日程調整の自動化 28:...
Google Gemini活用の最強ガイド: AIエキスパートusutaku氏が教える基本から応用まで
Google WorkspaceユーザーなのにGeminiを使いこなせていない?AIの活用法が知りたい?SNS総フォロワー50万人以上のAI系インフルエンサー・usutaku氏が、Geminiの基本から応用までを徹底解説!データと連携してカレンダー管理や日程調整を自動化したり、AIで画像や動画を生成したりと、知ってるだけで仕事が変わる活用法を紹介します。

Q. Geminiとは何ですか?基本的な概要を教えてください
Geminiは、Googleが提供している人工知能(AI)です。最も簡単に言えば、Googleが開発した生成AI技術であり、Google Workspaceユーザーであれば基本的に追加料金なしで利用できるという大きな特徴があります。
ChatGPTなどの他のAIサービスも無料版はありますが、高度な機能を使おうとすると月額20ドルほどの課金が必要になるケースが多いです。一方、Geminiは、Google Workspaceのスタンダードプラン以上(エンタープライズプランなど)に加入していれば、Googleアプリとの連携機能を含めて利用可能です。
また、大学生向けには定期的に無料キャンペーンも展開されており、直近では15ヶ月間無料や12ヶ月間無料などのプロモーションが行われています。
セキュリティ面でも特筆すべき点があります。企業によってはChatGPTの使用が禁止されているケースがあります。これは、ChatGPTがユーザーの入力情報をAIの学習に利用する設定があるためです。この設定はオフにすることもできますが、簡単にオンに戻せてしまうリスクがあります。そのため、セキュリティを重視する企業ではGeminiやMicrosoft Copilotなどの企業向けAIが選ばれる傾向にあります。
Q. Geminiの優れている点はどこにありますか?
Geminiの優れている点はいくつかあります。まず、AIの性能として非常に高いレベルにあります。AI性能評価サイト「Arena」によると、テキスト生成においてはGemini 2.5 ProがGPT-5 Highより上位にランクインしていることもあります。これはユーザー投票によるものですが、ChatGPTと同等以上の性能を持っていると言えるでしょう。
また、Google Workspaceとの連携の良さも大きな強みです。Googleカレンダーやドキュメントなどと簡単に連携できるため、日常業務の自動化がしやすくなっています。
さらに、Geminiは他のAIと比較して格段に長い文章を一度に処理できます。AIには「コンテキストウィンドウ」と呼ばれる、一度に処理できる情報量の上限があります。ChatGPT(GPT-5)が約40万トークン、Claude(4.1)が約20万トークンであるのに対し、Geminiは約100万トークンを処理できます。これは文庫本で5〜8冊分、A4用紙で1,500〜2,000枚分に相当する量です。
また、Geminiは広範囲でのリサーチ能力に優れており、DeepSearch機能ではYouTubeの動画内容なども含めた分析が可能です。さらに、最近追加された画像編集機能「Nano Banana」や動画生成機能「Veo 3」、絵本作成機能「ストーリーブック」など、クリエイティブな用途にも対応しています。

Q. Geminiを実際のビジネスシーンでどう活用できますか?
Geminiは特にGoogle Workspaceとの連携を活かした業務効率化に力を発揮します。例えば、以下のような活用法があります:
1. カレンダー予定の自動登録
LINEやメールで送られてきた予定情報を、Geminiに「カレンダーにこの予定を入れて」と指示するだけで、日時、場所、予約者名などの詳細情報も含めてGoogleカレンダーに自動登録できます。複数の日程を一括で登録することも可能です。例えば部活動のスケジュールなどをまとめて入れる際、場所(グラウンドや体育館)も適切に振り分けてくれます。
これにより、単に時間短縮するだけでなく、「後でパソコンから入れよう」と思って結局忘れてしまうリスクを減らせます。自動化によって行動への心理的ハードルが下がる効果も大きいです。
2. 日程調整の自動化
日程調整で空き時間を相手に提案する際も、Geminiに「空き時間を教えて」と指示するだけで、Googleカレンダーと連携して適切な空き時間を抽出してくれます。

さらに「Gem」という機能を使えば、日程調整用のプロンプト(指示文)を保存しておくことができます。例えば「平日9時〜19時で空いている日程を提示して、ユーザーから指定がなければ2日後から5日分の日程で、土日はカウントせず、前後の予定から30分を開けて」といった詳細な条件を設定しておけば、次回からは「日程調整Gem」を呼び出すだけで済みます。
用途に応じて「ランチ用」「仕事用」「飲み会用」など複数のGemを作っておくと、より効率的です。
3. 情報分析と要約
Geminiの「DeepSearch」機能を使えば、特定の人物や企業、トピックについて広範囲にわたる情報収集と分析ができます。例えば、ビジネスパートナーとのミーティング前に相手のプロフィールを調査したり、業界動向をリサーチしたりする際に役立ちます。
ChatGPTと比較して、YouTubeの内容など多様なソースからの情報抽出が可能で、使用したソースと未使用のソースを明確に区別して表示してくれる点も優れています。
Q. Geminiの画像・動画生成機能はどう使えますか?
Geminiには最近追加された「Nano Banana」という画像編集モデルがあります。これは既存の写真を編集する際に、顔の形状や特徴を保ったまま変更できるという優れた機能です。

例えば、ある人物の写真の背景だけを変えたい場合、「Change the background to a beach(背景をビーチに変更して)」と英語で指示するだけで、人物の顔や表情を損なうことなく背景だけを変更できます。同様に、「Add glasses(メガネを追加して)」と指示すれば、自然な形でメガネを追加することも可能です。食事の内容を変更したり、昼間の写真を夜のシーンに変えたりすることもできます。
一方、動画生成については「Veo 3」という機能があります。テキストから動画を生成する「Text-to-Video」が可能で、例えば「柴犬がカレーを作っている」と入力するだけで、そのシーンの短い動画(数秒間)を生成できます。驚くべきことに、適切な音声効果も自動で付与されます。

これらの機能はSNS投稿のクリエイティブ制作やプレゼンテーション資料の作成などに活用できますが、AIで生成された画像であることを明示する必要があるケースもあります。例えばInstagramでは、AI生成コンテンツにはAIラベルを付けることが推奨されています。
Q. その他のGeminiの独自機能はありますか?
Geminiには「ストーリーブック」という、絵本を自動生成する機能も備わっています。例えば「7歳の子供が祖母の家に泊まりたがりません。子供が泊まれるようになるストーリーブックを作成してください」と指示すると、10ページほどの絵本を生成してくれます。

この機能の優れている点は、登場人物の外見や服装が全ページを通して一貫していることです。例えば主人公の少年が黄色いシャツに青いズボン、茶色の髪で少しそばかすがある、という設定が全ページで保たれます。これは従来のAI画像生成では難しかった点です。
また、「ノートブックLM」という機能を使えば、自分の日記や集めた情報を基にAIとやり取りすることも可能です。例えば半年分の日記データを入れておけば、「私が嬉しいと思うのはどんな時?」と質問したときに、実際の日記の内容に基づいた回答が得られます。これは自己分析や資格試験勉強など様々な用途に活用できます。
ただし、子供向けのコンテンツについては、現時点ではAIの読み上げ音声がやや不自然なため、保護者が直接読み聞かせする方が良いでしょう。ただ、このような技術も半年程度で大きく進化する可能性があります。
Q. Geminiを使うときの注意点はありますか?
Geminiを含むAI技術は非常に急速に進化しています。「AIはこれができない」という常識が、数週間後には覆されているケースも珍しくありません。そのため、最新の機能や可能性を常に探索する姿勢が重要です。
ただし、細かい機能の違いに振り回されるよりも、まずは基本的な使い方をしっかり習得することをお勧めします。Geminiが得意な領域(Google Workspace連携、長文処理、DeepSearch機能など)を中心に活用していくと良いでしょう。
また、AI生成コンテンツについては、適切な場面で適切に明示することも重要です。特に画像や動画などのクリエイティブコンテンツは、AIで生成されたものであることを示すことが求められる場合があります。
最後に、AI技術を使うことで可能になる「気遣い」の拡張という視点も重要です。例えば、予定を共有する際に場所の詳細情報や地図リンクを添えるなど、本来は時間がなくてできなかった気遣いがAIによって可能になります。AIは単なる自動化ツールではなく、より丁寧なコミュニケーションを実現するためのツールとしても活用できるのです。
Q. Geminiで今後期待される進化はありますか?
Geminiを含むAI技術は、半年単位で大きく進化しています。特に画像生成や動画生成、音声生成の品質は急速に向上しており、今はまだ若干不自然に感じる部分も、近い将来には大幅に改善されるでしょう。
また、個人データとの連携によるパーソナライゼーションも進むと予想されます。例えば、すべての会話や活動を記録するAIデバイスを使って自分の行動パターンを分析し、それに基づいたアドバイスや支援を受けることも将来的には可能になるでしょう。
Googleの資金力を背景に、Geminiは今後も積極的な機能拡張と品質向上が期待できます。特にGoogle Workspaceとのさらなるシームレスな統合により、ビジネスプロセスの自動化や効率化がさらに進むでしょう。
重要なのは、これらの技術を使いこなすために、自分のニーズに合わせた活用法を模索し続けることです。AI技術の進化に振り回されるのではなく、自分の業務や生活をより良くするためのツールとして主体的に活用していくことが大切です。