ランキング超分析
一生食べるのに困らない資格TOP5/ビジネス力アップ/就活生が取るべき資格/意味のない資格
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2025年5月25日

気になるテーマのランキングを専門家と共に徹底分析し、世相を読み解く「ランキング超分析」。第10回は「資格」。前編ではビジネスパーソンの武器になる資格や学生が取るべき資格を専門家が紹介する。 <ゲスト> 鈴木秀明 資格研究家/資格コンサルタント 竹内健登 Avalon Consulting 社長 ...
驚異の1000超え!?「資格王」に聞く、本当に役立つ資格ランキング
社会人になってからも取得できる資格はたくさんある。しかし、時間とお金をかけて資格を取得しても、本当に役に立つのか疑問に思う人も多いだろう。そこで今回は、なんと1000個以上の資格を持つという「資格王」こと鈴木秀明氏と、ホワイト企業への内定率100%の就活塾を経営する竹内健登氏に、本当に役立つ資格について聞いた。

Q. 1000個以上の資格を持っているというのは本当ですか?
はい、本当です。資格マニアとして活動を始めたのが2001年頃からで、年間80個ほどの試験を受けて、そのうち60個程度合格するペースで20年以上続けてきました。今では1010個ほどの資格を持っています。

Q. そんなに多くの資格が必要なのですか?
正直、必要ないです。私は基本的に個々の資格を活かして何かをするというより、「資格をたくさん持っている人」として仕事をしています。いわば「千の資格を持て余す男」というポジションです。
Q. 資格を取得する際に大事なポイントは何ですか?
資格を取得する際に大事なポイントは3つあります。
1. なぜその資格を取るのか、目的を明確にする
2. 自分が本当に取得できるのか、適性や勉強時間を考慮する
3. 取得後のリターン(年収アップ、独立のしやすさ、転職での評価など)を確認する
例えば、公認会計士は勉強時間が3500時間程度必要です。人気があるからといって安易に挑戦すると、大きな時間と労力を無駄にしてしまう可能性があります。
Q. 一生食べるのに困らない資格は何ですか?
「一生食べるのに困らない」資格のランキングトップ3は以下の通りです:
1. 宅地建物取引士(宅建士)
2. 賃貸不動産経営管理士
3. 普通自動車第二種運転免許
宅建士は不動産業界で必須の資格で、事務所に5人に1人は置かなければならない決まりがあります。賃貸不動産経営管理士は、不動産管理会社で200戸以上管理している会社では1事業所に1人置く必要があります。どちらも勉強時間が比較的少なく(宅建士400時間程度、賃貸不動産経営管理士300時間程度)、合格率も比較的高い(宅建士18.6%、賃貸不動産経営管理士24.1%)のが特徴です。
第二種運転免許はタクシードライバーになるための資格で、勉強時間は合計40時間程度、合格率は54%と取得しやすい資格です。うまくやれば月に560万円ほど稼げることもあるそうです。
Q. ビジネスに役立つ知識が身につく資格は何ですか?
ビジネス力が高まる資格としては、以下の5つがおすすめです:
1. 中小企業診断士
2. 簿記検定
3. 基本情報技術者
4. FP(ファイナンシャルプランナー)
5. 行政書士
特に中小企業診断士は、企業コンサルの国家資格で、法律、財務、経営学、経済学など幅広く企業経営について学べるため、どの業界でも活かせる汎用性の高い資格です。日本版MBAとも言われ、独立して商工会議所で働いたり、補助金のコンサルタントとして活躍することもできます。
簿記検定は、会社の財務や数字について学ぶ資格で、どんな職種や業種でもビジネスの数字や財務諸表を読み解く力は必須です。
基本情報技術者は、IT業界の入門的な資格ですが、AIも含めたITの基本的な知識を証明できる資格として、今のビジネス環境では非常に有用です。
Q. 初対面で一目置かれる資格は何ですか?
初対面で「すごい!」と思われる資格ランキングトップ5は:

1. 気象予報士
2. 米国公認会計士(USCPA)
3. 宅建士
4. 中小企業診断士
5. 行政書士
興味深いのは、実際の難易度と世間の評価が必ずしも比例しないということです。例えば、中小企業診断士や行政書士は一般的に宅建士より難しいとされていますが、宅建士の方が「すごい!」と言われることが多いです。これは宅建士の知名度が高く、受験者数も年間20〜30万人いるためです。一方、中小企業診断士はまだそこまで知名度がなく、どれくらい難しいのかがあまり知られていません。
資格でアピールしたい場合は、知名度の高い資格を取得するのが効果的です。
Q. 学生が就活のために取っておくべき資格は何ですか?
学生が就活のために取っておくべき資格は主に2つです:
1. TOEIC 730点以上
2. 志望業界に直結する資格
TOEICは点数によって評価が変わり、大手企業のグループ会社を目指すなら600点、一般的な日本の大手企業なら730点(Bレベル)、日本のトップティア企業なら800点、外資系コンサルや金融なら900点以上が目安です。
志望業界に関連する資格を持っていると、「本当にこの業界で働きたいんだな」と評価されます。例えば、不動産業界を志望するなら宅建士、金融業界なら中小企業診断士などが有効です。
Q. 就活生が取りがちな意味のない資格はありますか?
就活生が取りがちだが、大手企業への就職にはあまりアピールにならない資格としては:
1. 〇〇コーディネーター、〇〇アドバイザー系の資格
2. 3級レベルの資格
3. 秘書検定
4. 英語以外の言語の中途半端な級
5. MOS(Microsoft Office Specialist)
特に3級レベルの資格は「趣味でやったんですね」程度にしか見られません。また、秘書検定は現在、秘書という職業自体が契約社員や派遣社員が多く不安定な仕事になっているため、あまりお勧めできません。
エントリーシートの資格欄は、単に持っている資格を全て書くのではなく、その会社に対してアピールになる資格を厳選して書くべきです。中途半端な資格なら書かない方が良いこともあります。
Q. ビジネスパーソンの武器になる資格ランキングはどうなりますか?
専門家の意見をまとめると、ビジネスパーソンの武器になる資格ランキングは以下のようになります:
1. TOEIC 730点以上
2. 宅建士
3. 米国公認会計士(USCPA)
4. 中小企業診断士
5. 基本情報技術者(またはITパスポート)
TOEICの高得点は、最低限持っておくべき武器となり、キャリアアップにも繋がります。宅建士と中小企業診断士は、それぞれ不動産業界と経営コンサルティングで直接仕事に活かせる資格です。USCPAは、海外と取引がある会社で重宝される上、会計のスキルと英語力の両方をアピールできます。基本情報技術者は、現代のビジネスに欠かせないIT知識を証明できる資格です。

これらの資格は、キャリアアップや収入アップに直接つながる可能性が高いものばかりです。ただし、資格取得には時間とお金がかかるため、自分の目的や適性をよく考えた上で挑戦することが大切です。