PIVOT TALK BUSINESS
語学の最短学習法
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2025年4月19日

いろいろな言語を話したいのに、何から勉強すればいいかわからない。そんな悩みに、14ヶ国語を操るYouTuberのKazu Languagesさんは「語学は”勉強”ではない」と語る。言語学習の秘訣を徹底解説。 <ゲスト> Kazu Languages|動画クリエイター スペインの音楽に関心を抱いた...
「語学は勉強するな」14ヶ国語を操る天才が明かす外国語習得の秘訣
「言語を学ぶ楽しさと世界中の人と繋がる楽しさを伝えたい。ネルソン・マンデラの言葉にあるように、その人が理解できる言語で話せばその人の頭に届くが、その人の母語で話せばその人の心に届く」
5年間で12カ国語をマスターし、現在は14カ国語を学んでいるYouTuber「Kazu Languages」さん。350万人のフォロワーを持つ彼が語る外国語習得法は、従来の「勉強」という概念を覆すものだった。

Q: 14カ国語も習得できたのはなぜですか?
私は元々小学生の頃からマイケル・ジャクソンが好きで洋楽に興味があったのですが、学校の英語の勉強ではなかなか楽しく学べませんでした。きっかけは6年前、スペインの音楽がビルボードチャートで話題になっていた時期に聴いた曲に電撃が走ったことです。歌詞を知りたいと思ったことから本格的にスペイン語の勉強を始めました。
英語とは違う独特のノリがあるスペイン語の音楽に魅力を感じたことが、多言語学習の始まりでした。
Q: 多言語習得のメリットは何ですか?
一つ一つの言語を極めるよりも、幅広く学ぶことで得られる価値があります。例えば、英語はリンガフランカ(国際共通語)として意思疎通に重要ですが、相手の母語で話すことでその人の心に届き、心を開いてもらえる経験ができます。
また、得られる情報量が圧倒的に増えます。日本語だけで教材を探すのと英語でも探すのでは、教材の質や情報の深さに大きな差があります。特にマイナーな分野であればあるほど、外国語で学ぶメリットは大きいです。

Q: AI翻訳が発達する中で、自分で言語を学ぶ意味はありますか?
言語はその人の考え方や価値観が反映されたものです。AIや翻訳では理解できない文化的背景があり、言語を学ぶことでその人たちをより深く理解できます。
例えば英語の「I am proud of you」という表現は、日本語に直訳すると「私はあなたを誇りに思う」となりますが、日本人は日常的にこのような表現をしません。こうした言葉の使い方の背景にある文化や思いを理解できるのは、言語学習の大きな魅力です。
Q: 日本人にとって最も学びやすい言語は何ですか?
韓国語が圧倒的に学びやすいです。文法が完全に一致するくらい似ていて、助詞の使い方もほぼ同じです。また、漢字語の影響で音が似ている単語も多いため、日本語の感覚で学べる唯一の言語と言えます。私は半年ちょっとで日常会話ができるようになりました。
Q: 「語学は勉強するな」とは、どういう意味ですか?
従来の机に座って書き続けるような勉強ではなく、遊ぶように言語と触れ合うことで習得していく方法を提案しています。
実際、私自身も幼少期は人と話すのが苦手だったのですが、外国語学習をきっかけにコミュニケーション能力が向上しました。覚えた表現を試したくなって積極的になったり、相手がどう返してくるか気になったりすることで、自然とコミュニケーション力が高まったのです。
Q: 外国語習得の最初のステップは何ですか?
まずは「フレーズ」から入ることをお勧めします。単語単体で覚えるよりも、フレーズをストックしていく方が効果的です。私の本には「絶対に覚えたい30のフレーズ」を紹介していますが、これを覚えることでロケットスタートができます。
例えば「出身地はどこですか?」というフレーズは、スペイン語では「¿De dónde es usted?」、アラビア語では「ミン アイナ アンタ?」、中国語では「ニー ゾー ナリ ラ?」となります。これらのフレーズを覚えることで、ネイティブとの会話の土台ができます。
Q: なぜ単語帳ではなくフレーズを覚えるべきなのですか?
単語単体で覚えると、実際の会話でどう使えばいいかわからなかったり、発音が変わったりするため、なかなか活用できません。フレーズで覚えれば、そのまま使えますし、ネイティブが言った時もパッと聞き取れます。
私は以前、スペイン語の単語帳や文法書を勉強して知識はあったのに、実際にスペインに行った時に全く聞き取れなかった経験があります。教科書で出てくる言語と実際にネイティブが話す言語には大きな違いがあるのです。
Q: 文法はどのように学ぶべきですか?
まずフレーズのストックを作り、そこから文法のパターンを予測していくアプローチが効果的です。例えば、スペイン語で「私は日本語を話します」は「Yo hablo japonés」ですが、「あなたは話します」は「Tú hablas」になります。
このようにフレーズを通して「私」の時は動詞が「-o」で終わり、「あなた」の時は「-as」で終わるというパターンを発見していくと、ルールを丸暗記するよりも自然に身につきます。これは赤ちゃんが言語を学ぶ過程に似ています。
Q: 発音はどのように学びますか?
カタカナを通さず、聞こえてきた音をそのまま真似るようにしています。特にフレーズ単位で覚えることで、単語同士の繋がりによる発音の変化も含めて習得できます。
例えば「I don't like it」をカタカナで「アイ ドント ライク イット」と区切るのではなく、実際の発音では繋がって「アイドンライキット」のように聞こえることに注意が必要です。

Q: 語彙を増やすにはどうすればいいですか?
単語帳は現在使っていません。代わりに、ネイティブのインタビュー動画などを見て、わからない単語をフレーズごと拾っていきます。こうすれば実際の会話で使われている表現がそのまま学べます。
初心者には「ケンドラ・ランゲージ・スクール」や「イージー・ランゲージ」などのYouTubeチャンネルをおすすめします。また、忙しい生活の中でも学習をルーティン化するために、決まった量をこなせる教材(「ニュー・エクスプレス」など)も効果的です。
Q: 語学習得で最も大切なことは何ですか?
完璧を目指さないことが上達の近道です。その言語を話す人のことを知りたい、文化を理解したいという気持ちさえあれば、ネイティブは必ず受け入れてくれます。「好きこそものの上手なれ」という言葉通り、言語への興味と情熱が最大の原動力になります。
私の動画を見てくださった方はわかると思いますが、相手の母語で話した瞬間に表情がパッと明るくなるのを見ると、本当に幸せな気持ちになります。それが言語学習の醍醐味だと思います。
