超予測
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2025年1月19日

2025年の日本人メジャーリーガー、日本のプロ野球の注目点はどこか?大谷の二刀流は復活するのか?ソフトバンク・巨人はリーグ連覇するのか?野球解説者の里崎智也氏に超予測してもらった。 <ゲスト> 里崎智也|野球解説者 98年のドラフト2位で千葉ロッテマリーンズを逆指名し、05年にチームの日本一に貢献...
プロ野球界に大きな変化が訪れた2024年。新人監督の躍進から、戦力バランスの変化まで、様々な期待と不安が渦巻いている。里崎智也氏が語る今季の展望を、Q&A形式でお届けする。

ソフトバンクはもう圧倒的だと思う。大本命と言っても過言ではない。リリーフ陣が充実しており、若手の成長も見込めるため、戦力的に不安要素はほとんどない。
唯一の変化点としては捕手の甲斐が巨人に移籍したことだが、これによって甲斐の存在がどれだけ大きかったのかが分かる1年になるだろう。甲斐がいなくても日本一になれば、ソフトバンクの経営戦略は成功だったと言える。
一方、ロッテは「5年計画」の最終年を迎える。2011年から上昇軍団になるという計画を掲げており、今年が5年目となる。この5年間でファンサービスや球場施設は改善したが、チーム強化という最も重要な部分が残されている。今年結果を出せなければ、フロント改革も必要になるかもしれない。

阪神の藤川球児監督に注目している。解説者時代に自分の意見をしっかり発信していたが、監督就任と同時にSNSやYouTubeの過去コンテンツを全て削除したのは賢明だった。過去の発言が「デジタルタトゥー」となって、うまくいかなかった時に批判の材料にされることを避けたのだろう。
阪神は戦力的にはほぼ昨年と変わらず、外国人選手の補強が何人か入った程度。守備陣もほぼ固定されているため、藤川監督がどのような新しいカラーを出せるかが見どころとなる。
中日が弱くなった最大の原因は、投手陣が一本柱になってしまったこと。高橋宏斗以外の柱となる投手が育っていないのが現状だ。
また、チームは出塁率が高いにもかかわらず、得点を取るのが下手という問題もある。「点を取るためには動かす必要がある」とずっと言ってきたが、そこが改善されていない。
井上監督が就任して3年連続最下位からの脱却を目指すが、若手投手の台頭や打線の改善が不可欠となる。
日本ハムが2年連続2位になったことを考えると、新庄監督の手法は評価できる。特に注目すべきは、1年目から「勝とう」としなかった点だ。
再建中のチームで新監督が就任した場合、中日の辰巳監督のように1年目から勝とうとするケースが多い。しかし新庄監督は1年目、「全員セレクション」と称して多くの選手に機会を与え、満塁からエンドランなど様々な作戦を試した。
これは「勝ちに行かない」からできること。様々な選手を試し、様々な戦術を検証した結果、2年目、3年目と成長につながった。弱いチームの監督は、1年目から勝ちに行くべきではないという学びがそこにある。

DH制導入には超反対だ。この議論の本質は「歴史を尊重するかエンターテインメントに走るか」という問題。
野球の発祥である六大学野球では今もDH制を採用していない。これは「野球とは9人でやるもの」という原点を守っているからだ。また、監督の能力差はDHがない方が出ると思う。投手交代のタイミングや代打の起用など、より多くの戦略的判断が必要になるからだ。
さらに、DH制が高校野球に導入されると、投手は小学校から打撃練習をしなくなり、二刀流選手も生まれなくなる可能性がある。大谷翔平は日本にDH制がなかったからこそ誕生した選手と言える。
野球人気の低下と言われることがあるが、実際には全球団の観客動員数は右肩上がりだ。球場の施設が以前より格段に良くなり、トイレやバックヤードもきれいになったことも大きい。チケットの購入もオンラインで簡単になった。
「野球人口の減少」と「野球人気」は別物。少子化でスポーツの多様化が進み、野球人口が増えることは考えにくいが、これは全てのスポーツに言えること。地方部では子どもの数が減少して野球チームを作れなくなっているが、都市部のリトルリーグやシニアリーグの強豪校には今も選手がたくさんいる。
また、地上波テレビの視聴率だけで人気を判断するのは間違い。野球ファンはDAZNやCSなどで視聴している。地上波の役割は、お金を払ってまで見たくないライト層をコアなファンに変えていくことにある。その意味で、地上波で5%前後の視聴率を取れているのはむしろ素晴らしいことだ。

慎重に進めるべきだと思う。野球は試合時間が一定ではなく、1時間以上終了時間が変わることもある。また、選手が試合中に他の球場の状況を知ることができるという特性もある。
もし導入するなら、その収益はスポーツ振興、特に野球の普及に使ってほしい。女子野球やソフトボールも含め、少年野球から甲子園に至るまで、野球全体の普及に資金を使うべきだ。そうすれば、より多くの人の支持を得られるだろう。