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不登校の9割は親が解決できる
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2024年11月5日

近年、急速に増えている不登校児。なぜ不登校が増えているのか?どうすれば再登校できるのか? これまで1200名を再登校に導いてきたスダチの小川涼太郎社長に「最短で登校に導く方法」を聞いた。 <目次> 00:00 ダイジェスト 01:10 不登校児童の現状 12:48 4つの子育てスタイル 24:10...
不登校解決の鍵は家庭にあり!親子関係を見直して20日以内に再登校へ
子どもが学校に行けなくなったとき、多くの親が「どうすれば再登校できるか」と悩む。最近話題の不登校支援では「寄り添い型」と「指導型」の対立が見られるが、効果的なアプローチとは何だろうか。不登校支援の専門家である小川涼太郎氏に、最短での再登校に導く方法を聞いた。
Q. 不登校はなぜ起きるのでしょうか?
学校と家庭の2軸で考えると理解しやすい。学校でいじめや勉強面でのつまずきがあっても、行ける子と行けない子がいる。この差は家庭環境にある。
学校と家庭をマトリックスにすると、両方が良好でない場合に不登校になりやすい。どちらか一方でも良好であれば、子どもは学校に行けることが多い。
実は学校環境の問題は常に起こり得るものだ。社会に出ても職場環境が悪くなることはある。だから家庭側をしっかり整えることが重要だ。家庭が安全基地として機能していれば、学校で何があっても乗り越えられる子になれる。
Q. 親子関係はなぜ不登校に影響するのですか?
家庭の状況には「親子関係」と「家庭での過ごし方」の2つの軸がある。
子どもは親を心から信頼できる存在だと思えないと、不登校などの問題につながる可能性が高まる。発達心理学では「安全基地」という考え方がある。嫌なことがあっても「お父さん、お母さんがいるから大丈夫」と思えていれば、不安やストレスを軽減できる。
一方、信頼できる存在と思えていないと、何かあったときに「誰にも相談できない」「学校に行きたくない」と思ってしまう。学校と家庭の2軸しかない子どもの世界では、学校が駄目なら親の存在は特に重要になる。
Q. 「寄り添い型」の親はダメなのですか?
「寄り添い型」の親は一見優しそうに見えるが、実は問題がある。頼れる存在というより「何でもしてくれる人」「使いやすい人」になってしまっていることが多い。
子どもがゲームを買えとか、ご飯を出せとか、歯磨きしろとか親を動かしている家庭は非常に多い。親は愛だと思っているが、これは「愛情」と「甘やかし」を混同している。
子育てのゴールは子どもを親から自立させることだ。しかし、子どもを親に依存させる行動は甘やかしだ。自立と依存の違いを履き違えている親が多い。
寄り添いや子どもの話を聞くことが愛情だと思っていると、実は甘やかしになってしまい、過保護・過干渉になる。親が子どもの身の回りのことを全部やってしまうと、親子関係が逆転し、子どもは必要なスキルを身につけられない。
Q. 子どもの「甘やかし」の具体例を教えてください
驚くことに、小学校高学年でも歯磨きを親がやっている、中学生になっても親子で一緒に寝ている、お風呂に入っているなどの例がある。
子どもが可愛いからと何でもやってあげて、服も着せたり、靴下を履かせたり、ご飯を食べさせたりしていると、子どもは自立できなくなる。親がいないと何もできなくなってしまう。
Q. スマホやゲームは不登校とどう関係していますか?
スマホやゲームの付き合い方が非常に重要だ。「好きなだけやらせましょう」「ITが学べるからいい」「プロゲーマーを目指せる」などと言われることもあるが、好きなだけやらせると状況は悪化する。
スマホやゲームをやり放題にすると、昼夜逆転など生活習慣が乱れる。ドーパミンの過剰分泌やブルーライトの影響で朝起きられなくなり、夜眠れなくなって不登校になるというのがよくあるパターンだ。
また、スマホやゲームを好きなだけやらせてくれる親に対して、子どもは「こんなにやらせてもらっているのに口出すな」という態度になり、親子関係の逆転が起きる。暴力や暴言が出ることも多い。
Q. デジタル機器はなぜそんなに問題なのですか?
スマホやゲームは「ドーパミン強制発生装置」だ。ドーパミンは脳の報酬物質で、お酒、タバコ、ギャンブル、麻薬なども同様にドーパミンを出す。これらは法的に未成年に禁止されているが、スマホやゲームは規制されていない。
脳の前頭前野はまだ発達段階の子どもは、大人よりも自制が効きにくい。科学的にも子どもの脳に悪影響があることが示されている。
Q. 不登校を解決するにはどうすればいいのですか?
まず3つの「幸福ホルモン」のバランスを整えることが重要だ。
1. セロトニン:正しい生活リズムと食事バランスで分泌される
2. オキシトシン:愛情ホルモンで、家族とのコミュニケーションで分泌される
3. ドーパミン:報酬を得たときに分泌される
不登校の子どもは生活習慣が乱れてセロトニンが不足し、家族とのコミュニケーションも少なくオキシトシンも出ていない。一方でスマホやゲームによるドーパミンが過剰な状態になっている。
Q. デジタル依存を克服するための具体的な方法は?
デジタル依存を克服するためには、一時的にデジタル機器を0にすることが効果的だ。家族全員で取り組むことが重要で、親も含めて家庭内ではテレビもつけず、ゲームやスマホも使わない環境を作る。
最初は反発もあるが、そこは耐えることが大切だ。これにより親子のコミュニケーションがまともに取れるようになる。
デジタル機器を断つと、夜眠れるようになり、朝起きるようになる。朝日の光を浴びて、家族で朝食を食べる。昼間はぼんやりする時間も大切だ。夕方は家族でコミュニケーションを取り、ボードゲームなどで一緒に過ごす時間を作る。
また、家庭内でできることを子どもにたくさんやらせることも大切だ。家事などで「できた」という体験を増やし、それを褒めることで自己肯定感が高まる。生活習慣が整い、自己肯定感が上がれば、学校に戻るタイミングも見えてくる。
Q. どのくらいの期間で効果が出るのですか?
早い場合は初日で学校に行けるようになることもある。特にデジタル機器への依存が強かった子どもは、それを断つだけで急速に改善することが多い。
平均では約19日、つまり3週間程度で再登校できている。一度改善してもまた元に戻る可能性もあるため、継続的なサポートも大切だ。
Q. 不登校を解決するための5つの条件は何ですか?
1. 子どもの自己肯定感を高める:できたことを褒めて自信をつけさせる
2. 正しい生活習慣に戻す:人間らしい生活リズムを取り戻す
3. 正しい親子関係を築く:甘やかしではなく、頼れる存在になる
4. 考える時間を与える:デジタル機器から離れることで自分の将来や状況を考える時間ができる
5. マインドセットを変える:困難を乗り越えることで成長できると教える
これらの条件を3週間程度で整え、最後の1週間で再登校を目指すのが王道パターンだ。親が変わることで子どもも変わる。家庭を整えることが不登校解決の鍵である。