TIME IS
世帯年収300万円台家庭から東大合格/節約勉強法【布施川天馬】
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2024年10月29日

多忙なビジネスパーソンへ、圧倒的な成果を上げている著名人が時間術のヒントを提供する「TIME IS」。今回は、世帯年収300万円台の家庭から東大に合格した布施川天馬さんに「お金と時間を節約する勉強法」を聞く。 <ゲスト> 布施川天馬 東大生ライター <参考書籍> 布施川天馬『東大式節約勉強法』 ...
世帯年収300万円の家庭から東大へ!お金と時間を節約する勉強法とは
東京大学文学部4年生の布施川天馬さんは、世帯年収300万円の家庭環境から東大に進学した経験を持つ。「勉強ができない原因は人によって勉強法を知らないこと」と語る彼が、限られた資金と時間の中で東大合格を勝ち取った方法を紹介する。

Q. 東大を目指した理由は?
私の家庭は世帯年収が300万円台でお金に余裕がありませんでした。そのため家から通える国公立の大学しか選択肢がなく、東京大学を目指した理由は「家から近くて学費が安かったから」です。
高校1年生の頃から成績が良かったので先生からも東大を勧められていました。高校3年生の時に母がガン(ステージ4)と診断され、父の会社も傾いたことで、東京大学に行って自分で人生を立て直すという選択肢しかなくなりました。そのため東京大学一本に絞って勉強していました。
Q. お金と時間を節約する勉強法とは?
勉強とは目標を達成するための手段です。目標に最短距離で迫るための考え方をまとめたものが「お金と時間を節約する勉強法」です。
例えば、手段は厳選した本で十分です。本には十分な知識量が詰まっています。これらの本は最低でも1807円で揃うことが分かっています。
これらの本を時間の無駄をなくした効率の良い学習によって知識を吸収し、最短で目標を達成することが大切です。時間術のポイントは3つあります:
1. 時間の無駄を省くこと
2. 無駄を省いた時間を効率よく使うこと
3. これらを習慣付けること
Q. 勉強ができる人の特徴は?
勉強は目標を達成するための手段ですので、どのように時間を使うかが鍵になります。そのため「時間の使い方がうまい生徒」と答えられます。
Q. どんな時間が無駄で、どう省くべき?
総称すれば「その時間によって何を得るかが明確になっていない時間」は全て無駄だと断言できます。
例えば、知らない単語や概念があるのに考えるよりも先に調べた方が早いです。これは削減できる時間です。考えるといっても、答えが得られるか得られない保証がないかによって無駄と断言できる場合があります。
スマホを見ている時間も注意が必要です。なんとなくSNSを開いて情報をサーチし、気づいたら1時間経っていたというような場合は、払った時間に対して対価が明確ではありません。
また、効率が落ちているのに頑張る時間も無駄です。例えば、非常に疲れていたり眠かったりしている状態でデスクワークや勉強をすると効率が落ちます。そのような場合は少し眠って、その後しゃきっとした頭でやり直した方が、トータルでかかる時間や負担は少なくなります。
過剰に復習しすぎることも無駄の一つです。ある程度以上復習した知識は定着します。個人的な目安として3回以上は復習しないようにしています。その日にやって、次の日にやって、3日後に復習して、そこからは1年に何回か復習するぐらいで、あとは定期的な復習のサイクルから外すようにしています。
Q. 休憩時間はどのように取るべき?
休憩時間と自由に過ごせる時間は分けて考えるべきです。休憩時間とは作業と作業の合間に挟まるインターバルで、自由時間とは後にやるべきことがない、本当に何に使ってもいい時間です。
休憩時間は後にやるべきことがあるので、完全にスイッチをオフにしてしまうと復帰に時間がかかります。そのため、集中力を削ぎすぎるようなことは避けるべきです。例えば、YouTubeやNetflixなどの動画サービスで30分や1時間のドラマを見ると、続きが気になって後の作業に影響が出る可能性があります。
休憩時間には1〜2分程度の短い時間で終わるもので、頭をリラックスさせる程度にとどめた方が良いでしょう。逆に自由時間では何をしても構いません。まとまった時間を必要とするドラマ、アニメ、本などはこの時間に回すと良いでしょう。
Q. 目的や目標を明確にした後、どうやって時間を効率化する?
目標を立てたらそこから逆算してタスクを立てます。例えば「東京大学に合格したい」という目標があれば、「東京大学の入試で数学が80点満点中50点取りたい」という具体的な目標に落とし込みます。
50点取るには4問中2問半解く必要があり、そのためには青チャート1A2Bといった参考書を終える必要があります。青チャート1A2Bは両方合わせて800〜900ページほどあります。
「今が4月で10月までには終えておきたい」と考えると、7ヶ月(約210日)で900ページを終えるには、1日に4〜6ページ進める必要があります。青チャートは1ページに1問載っているので、1日に例題を5〜6問ずつやっていけば目標達成が可能となります。
このように「東京大学に受かりたい」というふわっとした目標を「今日何をすべきか」まで落とし込むことができます。
また、洗い出したタスクに制限時間を設けることも重要です。「何時間でこれをやる」という考え方の方が結果が出やすいです。自分の調子を見て適切な時間帯に適切なタスクを配置することも大切です。
Q. 勉強を習慣づけるにはどうすれば良い?
習慣づけるためには、自分でやることのハードルを下げることが大切です。例えば朝は前日の続きから始めてみるとか、ルールを決めてしまうことが効果的です。
「朝は10時までに必ず家を出て最寄り駅まで行く」「夕焼けチャイムが鳴ったら単語帳を開く」「20分以上電車に乗るときは最低1回は参考書を開く」などのルールを設定します。
このルールは少しコツがあり、「夕焼けチャイムが鳴ったら3時間勉強する」などハードルが高いと嫌になるので、「夕焼けチャイムが鳴ったら机に向かう」「5分だけ勉強してみる」など緩く設定するのが大事です。調子が良ければ続け、気分が乗らなければやめても良いでしょう。
ルーティンを決めるのも効果的です。勉強を始める前に机に手を置いて目を閉じ、深呼吸を3回するなど、勉強開始の合図を作ると良いでしょう。
Q. 実際に使った参考書は?
英語
A単語ターゲット1900(早慶の文学部・医学部や東京大学レベルまで対応可能)
ネクストステージ(文法)
ポレポレエーブン読解(エーブン精読)
やっておきたい英語長文シリーズ(300、500、700まで実施)
リスニングはBBCラーニングイングリッシュがおすすめ
国語
現代文と格闘する
古文上達(基礎編、読解と演習)
漢文の素(基礎的なもの)
数学
青チャート1+A、2+B
社会
ナビゲーター日本史、ナビゲーター世界史
世界史論述練習帳ニュー
映像授業としてはスタディサプリが非常におすすめです。特に日本史は伊藤賀地先生の授業で独学が可能になり、東京大学の2次試験でも合格者平均より上の点数を取ることができました。
Q. 勉強の意義とは?
勉強はあくまで目標達成の一手段です。目標がないままで勉強してもそれは趣味の散歩と変わりないので、何をしたいのかから逆算して必要なことを積み重ねていくことが大切です。
目標達成のためのルートは人それぞれですが、周り道を行きたいのか最短距離を行きたいのかの違いがあります。自分の生活リズムや欲求、考え方に従って目標達成の方法を考えてみるのも一つの楽しみかもしれません。