社長改造
悩めるおじさん 再び燃ゆ
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2024年9月29日

「社長を30日で改造」する新感覚ビジネスドキュメンタリー。 プロによるコーチングで、社長の課題を明らかにして、30日で改造していく。 <ゲスト> 野田クリスタル(MC/マヂカルラブリー) 明石ガクト(改造された社長/ワンメディア 社長) 徳谷智史(社長改造請負人/エッグフォワード 社長)
ワンメディア創業10年、社長・明石ガクトが社長改造で得た「自分の本当にやりたいこと」とは
創業10年を迎えたワンメディアの社長・明石ガクト。会社は順調に回っているように見えながらも、社長自身が何か空虚さを感じていた。孤独と向き合い、自分が本当にやりたいことを見つめ直す「社長改造」プログラムを通して、明石は何を得たのか。そして彼の変化は会社にどのような影響をもたらしたのか。

Q. なぜ明石ガクトは「社長改造」を受けることになったのか?
ワンメディア創業10年を迎えた明石ガクトが抱えていた悩みは深かった。会社は彼がいなくても回っているように見え、「僕抜きでめちゃくちゃ会社回っているんです」と語るほどだった。そんな中、管理部門の社員が全員退職してしまうという事態が発生。これをきっかけに明石は、社長としての存在意義や自分自身が本当にやりたいことは何かという根本的な問いと向き合う必要に迫られた。
社長改造の受け手である徳谷智史は、明石の課題を「社長がどう孤独と向き合うかでもあるし、何を目的として続けていくのかということに向き合う機会」と捉えた。さらに社員や友人からは「いい意味でもっと自信を持ってほしい」「どの意思決定だったとしても絶対応援するし、決めて間違えても友達だよ」といった本音のメッセージが寄せられた。
Q. 明石ガクトはなぜショート動画に熱中できていなかったのか?
明石の周囲の人々からは「ショート動画って本当に明石さんやりたいんですか?」「熱中5年10年するのかね、ショート動画が本当にやりたいことなのか」という疑問の声が上がっていた。実際、明石自身も「明石個人としてはそれは興味はない」と認めている。
この状況に対して、ある社員は「結構多かったのが、明石さん自体がどこで目立つか悩んでいるんじゃないかという話」と指摘した。つまり、明石は会社として取り組むべき方向性と、自分自身のやりたいことの間でずれを感じていたのだ。
Q. 社長改造を通して明石ガクトはどのような気づきを得たのか?
社長改造のセッションを通じて、明石は自分自身と向き合う中で大きな気づきを得た。「自分というものと周りの人との間に、これからやりたいことってあるのかなと改めて思った」と語る明石。
彼は、ワンメディアの創業時の名前が「スポットライト」だったことを振り返り、「新しい波を作るような若者にスポットを当てたかった」「それを見て続くような人を作りたかった」という原点を思い出した。さらに、自身が執筆した「動画2.0」という本によって多くの若者が動画制作を始めるきっかけとなったことを「メディアを通してムーブメントを起こす」という形で実現できたと振り返る。
しかし同時に皮肉にも、「会社で一番世の中を動かしたのは、申し訳ないけど現状認識として手前味噌だけど俺の本だよ」と語り、「それを超えたい」という思いを持っていることを明かした。そして「本ではなく、新しいメディアで超えたい」という強い意欲を示した。
Q. 明石ガクトの変化はどのように表れたのか?
徳谷とのセッションや社員との対話を経て、明石に明らかな変化が現れた。最も象徴的だったのは、彼がワンメディアへの思いを形にした行動だ。「前回のセッション、そして経営陣との対話を経て、すごく今(会社を)好きになって、好きな気持ちが高まりすぎて、1って書いてある指輪を買いました。ワンメディアのワン」と語った。
徳谷は明石の変化について「今までってガクトさんとワンメディアという会社が分離状態にあった」と分析。その上で「ガクトさんと会社が目指す思想、ここにいる人なり、今まで積み上げてきた財産、広告の知見とかも含めて、これが重なるじゃん」という気づきが明石にあったと指摘した。
また、他の出演者からは「顔が柔らかくなった」「悟りを開いたみたいに見えた」「明石2.0が始まったんだな」といった感想が語られ、明石の表情や雰囲気の変化が指摘された。
Q. 明石ガクトは会社に対してどのような新しいビジョンを描いたのか?
セッションを経て、明石は会社の新たな方向性として「ポッドキャスト」に注目していることを明かした。「僕の嗅覚からすると、ポッドキャストの矢印が今年来ている」と語り、「今年1個当てる」という具体的な目標も設定した。
この新しいビジョンを実現するため、明石は最大の株主であるBダッシュベンチャーズの渡辺代表らに対してプレゼンテーションを行った。ここでは「ポッドキャストで入っていくのが一番勝ち筋」という戦略を提示し、承認を得ることに成功した。
渡辺からは「いいと思います」という評価と共に、「次のステージはやっぱり香川さんとか溝口さんたちが今の明石さんと同じように信頼できる仲間を集めて、いい形でマネジメントできるということを、彼らに指導するとか一緒に学ぶ」というアドバイスも得た。
Q. 明石ガクトは社員にどのようなメッセージを伝えたのか?
社長改造のプロセスを経て、明石は社員に向けて自分の思いを全て開示することを決意した。「自己開示をすることが重要だ」と語り、起業した当初の夢や、何に悩み苦しんできたかを包み隠さず伝えた。
特に印象的だったのは「やりたいことはやった方がいいよという言葉は呪いだ」という発言だ。明石は「本当に今自分がやりたいことがあるんだろうか」と自問自答する日々が続いていたことを告白した。しかし、社員や元社員との対話を通じて「それは僕が勝手に落ち込んでいるだけで、みんな一生懸命これを一緒にやってくれているんだ」という気づきを得たという。
そして最後に「やりたいことは僕の中にあるのではなく、それはもう君たちの間にある」という言葉で締めくくった。さらに、自身の著書「動画2.0」の中の言葉を引用し、「僕たちはクリエイター、誰かの世界を変えるきっかけを生み出すやつだ」と宣言。「改めてこのチームで誰かの世界を変えるきっかけを生み出したい。このメディアを通してムーブメントを起こすことをこの仲間で成し遂げていきたい」と熱い思いを伝えた。
Q. 明石ガクトは社長の孤独を乗り越えられたのか?
社長改造の最終回では、明石が「社長の孤独を乗り越えられたか」という質問に対して「乗り越えました」と力強く答える場面があった。徳谷はその理由について「まず自分のことを本当の意味でさらけ出して、自分にめちゃくちゃ向き合った」こと、そして「それを他者と向き合うことで、ガクトさんのやりたいことと、ワンメディアがやりたいことが重なってきた」ことだと分析した。
明石自身も「とんでもないエネルギーを注ぎ込まないと形にならないものってやっぱりある」と振り返り、「変わるにはやりたくないことをやってみないと世界が広がらない」というスタンスに変わったことを「人生レベルで大きい変化」と表現した。
この社長改造の経験を通じて、明石は「結局もっと根っこの部分からコミュニケーションしていかないと、自分の思いも伝えていかないと、結果において差が出る」という気づきを得たという。それは単なる会社経営の改善だけでなく、人としての成長にもつながるものだった。