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自分らしさを貫くための7つの秘訣
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2024年8月19日

ルイ・ヴィトンのパリ本社 元PRトップで、もっともパリジェンヌな日本人、藤原淳氏をゲストに招き、大切にしている7つの秘訣を聞いた。
パリジェンヌのように生きる7つの秘訣 - 自分らしく自信を持つ方法
フランス人女性、特にパリに住む「パリジェンヌ」たちの生き方には、多くの日本人女性が憧れる要素があります。彼女たちの自信に満ちた態度や自分らしさを大切にする姿勢は、どのように培われているのでしょうか?今回はパリで20年以上暮らしてきた藤原淳さんに、パリジェンヌから学んだ「自分らしく生きるための秘訣」を聞きました。
Q. 「みんながしているから」という呪縛から解放されるにはどうすればいいですか?
多くの人が「みんながしているから」という理由で残業したり、飲み会に参加したりすることがあります。そういった状況で、一呼吸置いて考えることが大切です。
何か行動を起こす前に「これは本当に必要なのか?」と自分に問いかけてみましょう。実は、ほとんどの場合(99%くらい)必要ないものです。必要ないと気づくとすっきりした気持ちになれます。
日本人は「やった方がいいかもしれない」と思うとついやってしまう傾向がありますが、時にはそれを選ばない勇気を持つことも重要です。突然何もしなくなると「自己中心的」と思われるかもしれませんが、特に疲れているときには「これは必要ないかも」と思って行動を控えることも大切です。
Q. 「どう思われるか」を気にしすぎないためにはどうすればいいですか?
人は大きく分けて「どう思われてもいいと割り切る人」と「こう思われたらどうしようと悩む人」に分かれます。パリジェンヌは前者のタイプが多いようです。
私たちは社会や世間、他人のせいにしがちですが、結局は自分の心構えの問題です。人目を気にして生きているから、周りに合わせた行動をしてしまうのです。「嫌な人と思われてもいい」と割り切ってしまえば、それで終わる話でもあります。
実際、職場で上司から「嫌われたくないという人は伸びない」「出世は選挙ではないから、みんなに好かれなくてもいい」と言われて目が覚めた経験があります。本当にできる人、すごい人は取り巻きとつるんだりしません。自然と人が集まってくるものです。
「嫌われる勇気」という言葉がありますが、自分がしっかり凛としていれば、それが嫌な人もいるかもしれませんが、それでいいと割り切ることが大切です。
Q. 「自分という原石を磨く」とはどういうことですか?
単に容姿を磨くということではありません。自分の唯一無二の存在と向き合い、その魅力を見つけていくことが大切です。これは難しいことですが、できるようになると自分の欠点も含めて好きになり、愛しく感じられるようになります。
イメージとしては、誰もがダイヤモンドのように光る力を持っていますが、それはまだ原石の状態かもしれません。その辺に転がったままでは変わりませんが、自分で努力をすれば磨かれていきます。
具体的には、SNSを見て過ごす時間を減らし、人と比べない時間を意識的に作ることが大切です。夜寝る前はスマホを消して、本を読んだり、スキンケアをしたり、自分と向き合う時間を持つようにしましょう。そうすると、普段は気づかないことが見えてきます。
Q. 自分を褒めることの重要性とは?
パリジェンヌは自分を褒めるのが得意です。フランスは批判精神の国で、何か言えば誰かが批判してくるような環境ですが、お互いを褒め合うという文化はあまりありません。「綺麗ね」などの日本では普通の会話がフランスにはないのです。
また、日本では謙遜が美徳とされ「いえいえ、私は全然」と言うことが多いですが、フランスではそれを真に受けられてしまいます。つまり「大したことないんだ」と思われてしまうのです。
謙遜が行き過ぎると、本当に自分は大したことないと思い込んでしまいます。そこで、時々その逆をしてみましょう。例えば「私って人間できているよね」「今日はあんな上司のことに付き合ってあげて偉い」など、自分で自分を褒めてあげるのです。
日本人は自分を褒めることをほとんどしないので、少しはそれを実践してみるといいでしょう。例えば毎朝鏡を見て「今日も可愛い」と自分に言ってみるだけでも、気持ちが変わってきます。
Q. 「世間外れなことをあえてやる」のはなぜ重要ですか?
私たちは「ちゃんとしなさい」と育てられてきたため、いつも「ちゃんとしなきゃ」という漠然とした思いがあります。しかし、一度「やってみたかったこと」や「ふと思いついたこと」をやってみると、すごくすっきりします。
例えば、私は40代になってからスケートボード(ロングボード)を始めました。最初は「この年でスケボーを持って歩くのは恥ずかしい」と思っていましたが、続けているうちに吹っ切れました。誰も見ていないし、誰も気にしていないことに気づき、とても気持ちがよくなりました。
もし自分でやるのが難しいなら、せめて他人に「それはおかしい」と言うのをやめることから始めてみるのもいいでしょう。「アナウンサーとしてどうなの?」「その年齢ではもうないんじゃない?」「ママはそういうことをしちゃだめ」といった発言は控えましょう。思うのは自由ですが、他人に強要するのは控えることが大切です。
Q. モヤモヤした違和感を言語化する意味は?
日常生活で「これはおかしいのでは?」とぼんやり思うことは誰にでもあります。例えば「お茶出しは女性がするべき」「男はこういうことをしない」「女性は結婚して母親にならないと」といった価値観に対して、モヤモヤすることがあるでしょう。
しかし、それを口に出すと変な目で見られたり、面倒なことになったりするのを恐れて、多くの人は我慢して飲み込んでしまいます。「見ざる聞かざる言わざる」で済ませようとするのです。
そんなときこそ、そのモヤモヤを書き出したり、言語化したりしてみることが大切です。それだけで自分の気持ちや意見がはっきりしてきます。日本人はこういう習慣があまりありませんが、少しずつ自分のモヤモヤを明確にしていくことで、自分らしさが見えてきます。
同じ感覚を持つ人と意見を分かち合うのもいいでしょう。日本人は「なんとなく嫌なこと」を「なんとなく」で終わらせがちですが、なぜモヤモヤするのかを自分に問いかけることが、自分らしさを確立する第一歩になります。
Q. 心を空っぽにする時間を作るには?
現代社会では「何もしない時間」を持つのは非常に難しいものです。パリの公園やカフェのテラスでは、何もせずぼーっと座っている人をよく見かけますが、日本ではあまり見られない光景かもしれません。
多くの人は何かをしていないと前に進んでいる感覚がなく、不安を感じます。しかし、そういう「何もしない時間」がとても大切なのです。
ある出張で飛行機に乗った際、ファッション記者の方が「飛行機の中が一番幸せ。電話も繋がらないし、子供もいないから」と言っていました。しかし、わざわざ飛行機に乗らなくても、そういう「遮断された時間」を意識的に作ることが大切なのではないでしょうか。
夜の携帯をオフにする時間や、公園でぼーっとする時間など、自分のための時間を意識的に作ることが何よりも大切です。この習慣を取り入れると、日々のルーティンが変わり、心の持ち方も変わってくるでしょう。
Q. パリジェンヌから学ぶ生き方を実践するには?
この考え方はパリジェンヌになれとか、パリジェンヌが最高だというものではありません。フランス人が日本人に憧れているように、パリジェンヌの生き方には参考になることがたくさんあります。
全てを実践する必要はありません。自分の生活に取り入れやすいことを一つからでも始めてみましょう。例えば、いつも着たかった赤い服を着てみるなど、小さなことから始めるのがおすすめです。そういった小さな変化が、実は心の持ち方に大きな影響を与えるのです。