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エヌビディア&テスラの株価をテクニカル分析で予測【福永博之】
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2024年8月5日

株・保険・住宅など資産運用にまつわるスキルセットを一流のプロの講義を受けて学ぶMONEY SKILL SETの応用編。今回は国際検定テクニカルアナリスト・福永博之氏を講師にファンダメンタル分析にはないテクニカル分析の魅力・株価チャートの見方を学ぶ <ゲスト> 福永博之(国際検定テクニカルアナリスト...
テクニカル分析で相場の動きを読み解く!初心者でも始められる投資の基本テクニック
投資を始めたばかりの人でも、テクニカル分析の基本を理解すれば相場の動きを読みやすくなります。株価チャートを「科学的」に分析して、買いどき・売りどきを判断するテクニックとは?
Q. テクニカル分析とは何ですか?
テクニカル分析とは、過去の株価や出来高などの市場データをもとに、将来の値動きを予測する分析手法です。この分析手法は「チャート分析」とも呼ばれ、相場の動きを科学的に分析することができます。
投資には大きく分けて「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の2種類があります。ファンダメンタル分析は企業の業績や財務状況、経済指標などの基本的な要素を分析する手法で、企業の本質的な価値を見極めることができます。一方、テクニカル分析は過去の値動きのパターンが繰り返されるという前提に基づき、将来の相場動向を予測します。
テクニカル分析の魅力は、科学的な分析に基づいて投資判断ができることです。感覚や噂だけに頼るのではなく、データに基づいた客観的な判断ができるため、より精度の高い投資決定が可能になります。
Q. テクニカル分析の基本的な見方を教えてください
テクニカル分析の基本は「ローソク足」と「移動平均線」を組み合わせて見ることです。初心者はまずこの2つを理解するところから始めると良いでしょう。
ローソク足は、一定期間の株価の始値・高値・安値・終値を一つのグラフで表したものです。上昇した日は陽線(白や赤)、下落した日は陰線(黒や青)で表示されます。ローソク足の「実体」部分は始値と終値を、「ひげ」部分は高値と安値を示しています。
ひげの長さに注目することも重要です。上に長い上ひげが出ると株価は下がりやすく、下に長い下ひげが出ると株価は上に戻しやすい傾向があります。
移動平均線は、一定期間の株価の平均値をつないだ線です。代表的なものとして、日足チャートでは5日、25日、75日の移動平均線、週足チャートでは13週、26週、52週の移動平均線がよく使われます。
これらを組み合わせることで、株価の方向性やトレンドを把握することができます。例えば、株価が移動平均線を上回り、移動平均線も上向きになっている場合は、上昇トレンドが続く可能性が高いと判断できます。
Q. 移動平均線からどのような情報を読み取れますか?
移動平均線からは株価のトレンドや買い時・売り時を読み取ることができます。特に重要なのは、移動平均線の「向き」と株価が移動平均線の「上か下か」という位置関係です。
移動平均線が上向きの場合は上昇トレンド、下向きの場合は下降トレンドと判断できます。株価が移動平均線の上にあり、移動平均線も上向きであれば強い上昇トレンドが続いていると考えられます。
具体的な買い時としては、株価が一時的に下がった後、移動平均線で止まって反発し始め、移動平均線も上向きになってきたタイミングが挙げられます。このような局面では、株価が再び上昇に転じる可能性が高いとされています。
また、複数の期間の移動平均線を使うことで、短期・中期・長期のトレンドを同時に確認することもできます。短期の移動平均線が中長期の移動平均線を上抜けると、トレンド転換の兆候と捉えることができます。
長期投資をする場合は、月足チャートで5年(60ヶ月)移動平均線などを確認することも有効です。この長期移動平均線で株価が止まって反発するケースは多く、重要なサポートラインとなっています。
Q. 他にどんなテクニカル指標がありますか?
テクニカル指標は大きく「トレンド系」と「オシレーター系」に分けられます。
トレンド系指標は株価の方向性や勢いを示すもので、移動平均線のほか、ボリンジャーバンド、一目均衡表、パラボリックなどがあります。これらは株価の上昇・下降トレンドを判断するのに役立ちます。
オシレーター系指標は売買タイミングを教えてくれるもので、RSI、MACD、ストキャスティクス、RCIなどが代表的です。これらの指標は一定の範囲内で上下に振れ、「買われすぎ」や「売られすぎ」の状態を示してくれます。
例えばストキャスティクスは0〜100の範囲で動き、80を超えると「買われすぎ」、20を下回ると「売られすぎ」と判断します。売られすぎの状態から指標が上向き始めたら買いのタイミング、買われすぎの状態から下向き始めたら売りのタイミングと考えることができます。
これらの指標は単独で使うよりも、移動平均線と組み合わせることでより効果的に活用できます。例えば、移動平均線が上向きで、ストキャスティクスが売られすぎから回復してきたタイミングは、良い買い場と判断できます。
Q. ボリンジャーバンドとは何ですか?
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心にして、その上下に標準偏差を一定倍したバンド(帯)を表示したものです。この指標はジョン・ボリンジャーによって考案されました。
ボリンジャーバンドの中心線は通常25日移動平均線で、その上下に標準偏差の2倍(±2σ)と3倍(±3σ)の位置にラインが引かれます。この帯の中に株価が収まる確率は約99%とされています。
ボリンジャーバンドが狭くなっている状態から広がり始めると、大きな値動きが起こる可能性があります。例えば、帯が狭まった後に上方向に広がれば株価は上昇に向かい、下方向に広がれば下落に向かう傾向があります。
また、株価がボリンジャーバンドの上限(+2σ)に沿って上昇している場合は強い上昇トレンドが続いていると判断できます。しかし、+2σラインに届かなくなり、+1σラインを下回り始めたら、上値が重たくなり天井を付ける可能性があるため注意が必要です。
ボリンジャーバンドは特に値動きが激しい銘柄や、方向感が見えにくい銘柄の分析に効果的です。移動平均線だけでは判断しづらい局面でも、ボリンジャーバンドを使うことでより明確に相場の状況を把握することができます。
Q. 初心者がテクニカル分析を始めるにはどうすればよいですか?
初心者がテクニカル分析を始めるなら、まずはローソク足と移動平均線の基本を理解することから始めましょう。これらを組み合わせて見る習慣をつけることが重要です。
具体的なステップとしては:
1. 月足チャートから見始め、長期的なトレンドを把握する
2. 週足、日足と短い時間軸に移っていく
3. ローソク足のパターンと移動平均線の向きに注目する
4. 株価が移動平均線の上にあるか下にあるかを確認する
5. 移動平均線が上向きか下向きかを確認する
これらの基本が理解できたら、ボリンジャーバンドやストキャスティクスなどの指標も少しずつ取り入れていくと良いでしょう。
また、テクニカル分析は株式だけでなく、商品、為替、暗号資産など、価格があるほぼすべての金融商品に適用できます。一度基本を理解すれば、さまざまな投資対象に応用できる汎用性の高いスキルです。
感覚や噂だけに頼った投資は危険です。テクニカル分析を活用することで、より客観的な判断ができるようになり、投資の成功確率を高めることができます。