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2023年7月3日

Video Podcast番組「PIVOT SESSION」。 ビズメイツ取締役 伊藤日加氏と「ビジネス英会話は日常会話よりも簡単」について話しました。 【sponsored】 <ゲスト> 伊藤 日加 /ビズメイツ取締役 カナダで生まれ育ち、1996年来日後、英語教師としてベルリッツ・ジャパンに入...
ビジネス英会話は、一般的に「難易度が高い」と捉えられている。しかし、この認識は誤りであると主張する専門家がいるのだ。彼らは、ビジネス英会話こそがむしろ日常英会話よりもシンプルで習得しやすいと語る。この挑戦的な問いに対する彼らの見解を探る。
従来の英会話業界では、初心者にまず日常英会話を教え、ビジネス英会話をより上のレベルと位置づける傾向があった。しかし、これは実態とかけ離れた「神話」である。実際には、仕事で英語を使う機会が少ない人々が漠然と抱くイメージが、この誤解を定着させてきたに過ぎない。
ビジネス英語とは、MBAや専門用語を駆使する難解なものではない。現在の日本語で行っている自分の仕事を、簡潔な英語で説明することに他ならない。中学レベルの文法でも十分に通用するケースが多いのだ。世界の英語話者の大半は非ネイティブであり、彼らと円滑にコミュニケーションを取るには、いかにシンプルかつ明確に意図を伝えられるかが鍵を握る。
日常英会話とビジネス英会話は、まったく別のものとして捉えるべきだ。使う単語、フレーズ、そして直面する場面のすべてが異なる。日常会話が食べ物、映画、友人関係など無限のトピックを持ち、感情表現や文化的ニュアンスが深く関わるのに対し、ビジネス英会話はアジェンダ、会議、セールスといった仕事に直結する限られた範囲で展開する。これにより、必要な語彙や表現も絞り込まれる。
ビジネスシーン、例えば会議やプレゼンテーションでは、オープニング、本論、クロージングといった決まった流れがあるため、「Let’s start the meeting.」や「Let’s move on to the next point.」のように定型的なフレーズが多く活用できる。つまり、次に何が起こるか予測可能なため、準備も容易である。予測不能な事態が次々と発生する日常会話に比べ、型にはまったビジネス会話はむしろ取り組みやすい特性があると言える。
グローバルに通用し、ビジネスで結果を出す英語の話し方には、3つの重要な原則がある。「シンプル(簡潔であること)」「ポライト(丁寧であること)」「エフェクティブ(効果的であること)」だ。難解なイディオムや完璧な文法を追求するよりも、これらを意識することが重要だ。
まず、「シンプル」であることは、自分の伝えたいことをいかに分かりやすい言葉で簡潔に表現できるかということである。次に「ポライト」とは、相手に失礼のないよう、常に相手の気持ちを考えてコミュニケーションをとることを意味する。これは堅苦しい敬語ではなく、信頼関係を築き、会話を途切れさせないための配慮である。例えば、自己紹介で「Nice to meet you too.」だけで終わらず、自分の名前を伝え、相手にニックネームを促し、さらには「How’s Japan?」のように質問を返すことで、相手との距離を縮め、次のビジネス対話へと繋げる。
最後に「エフェクティブ」とは、話した内容がロジカルで説得力があり、ビジネスにおける結果に結びつくことだ。例えば謝罪の際、形式的な美辞麗句よりも「I’m so sorry! It is our mistake. We will fix it immediately!」のように、シンプルかつ誠実な言葉で即時対応の意思を示す方が、相手の心に響き、信頼を回復できる可能性が高い。ビジネスでは、正しい英語表現よりも、相手に伝わり、状況を動かす「効果」が何よりも求められる。
従来の英語学習は文法や語彙の習得に終始しがちだが、ビジネスで成果を出すためには、ビジネス経験を持つ講師からの指導が不可欠である。ビジネス経験のない英語教師では、「どうすれば売れるのか」や「相手にどのように伝えれば効果的か」といった実践的なアドバイスはできないからだ。講師がビジネスパーソンの悩みや実際の業務シーンを理解しているからこそ、単なる言葉の正誤を超えた具体的な指導が可能になる。
営業、メディア、さらには弁護士など、多様なバックグラウンドを持つビジネス経験者を講師として擁する英会話サービスでは、受講者は自身の業界や職種に合った講師を選び、具体的な状況に基づくアドバイスを得られる。これは、現場で直面する問題を英語で解決するための、極めて有効な学習アプローチである。
Bizmatesは、ビジネスパーソンが学習を諦めないよう、「シンプル、丁寧、効果的」な話し方を習得できる「Bizmates Program」を提供している。このプログラムは中学レベルから学べるレベルゼロから用意されており、初心者でも体系的にビジネス英語の基礎を築ける構成になっている。
さらに、特定のビジネススキル向上を目指す「Other Programs」(メール、プレゼン、ネゴシエーションなど)、急な業務上の困りごとに対応する「Assist Lesson」(英文メール添削やプレゼン練習など)、そして時事問題や抽象的なテーマを議論し教養を深める「Discovery」など、ニーズに合わせた多彩なプログラムが揃っている。
これらの4つのプログラムは毎日自由に組み合わせて受講でき、受講者は自身の都合や学習目標に合わせて柔軟にプランをカスタマイズできる。この学習の多様性がマンネリを防ぎ、継続しやすい環境を提供する。教材も「あなたの会社はどうなのか?」という問いを常に投げかけ、自分の仕事を英語で説明する実践的な練習を通じて、学習意欲を持続させ、着実にスキルアップを促すことに重点を置いている。
「ビジネス英語は日常会話よりも楽しい」という感覚が学習意欲を支える鍵となる。予測可能なビジネスシーンで、自分が日々戦うフィールドの英語を習得することは、効率的であるだけでなく、自己成長を実感できるため非常に面白いのだ。
ビジネスパーソンとして、英語が「ペラペラ」である必要はまったくない。目指すべきは以下の3つの最低限のスキルである。1. ある程度の内容を理解し、分からない時は臆せず食らいつく姿勢。2. 簡単なフレーズで自分の意見を述べ、返事をする力(例:「I agree.」)。3. 最も重要なのは、自分の仕事や会社について、簡潔かつ分かりやすく英語で説明できる能力である。
「英語が話せるようになるのは遠い目標だ」と諦めるのではなく、「自分の仕事の話ができれば良い」という具体的なマイルストーンを設定することで、英語学習への心理的なハードルが大きく下がり、最初の一歩を踏み出すきっかけとなるだろう。