
2023年1月11日
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第1話で佐々木太郎CEOが語ったように、Hacobuでは事業の根幹を担う主力社員が、海外や地方在住で完全リモートでマネジメントにかかわる人もいる。どのような工夫をしているのか、リーダーの2人に聞いた。

社内のメンバーに会えないことや、顧客との会食に行けないなどデメリットはありますが、95%以上仕事は変わらずにできています。家族と海外でも一緒にいられるというメリットは大きいです。気候的にもこちらの暮らしに合っていて、満足しています。
本来はマレーシアにいることをもっと生かした活動もしたいのですが、良くも悪くも日本との仕事は変わらずに充実して忙しいので、海外にいることの相乗効果はまだ出せていないですね。
海外在住とは関係ないですが、完全リモートでのプロダクトマネジメント業務は、やはり対面以上にコミュニケーションへの意識や事前準備が重要だと感じます。
メンバー同士が信頼し合って、それぞれが自主的に仕事を進めることが良いと考えているので、マイクロマネジメントをするのではなく、社内の期待値調整も含めて皆が動きやすいように全体を設計することにやりがいを感じます。

●久住大樹氏の仕事
3つのプロダクトを担当し、それぞれ3~10人の開発チームのメンバーとプロダクトづくりを行う。プロダクト開発チームのメンバーだけでなく、営業やカスタマーサクセス/サポートのメンバーと情報交換をしながら、プロダクトの戦略・計画の策定も行う。重要な顧客との商談にリモートで同行する場合も。
●海外リモートのきっかけ
家族の都合でマレーシアに住むことを決め、会社を辞めるつもりもあった。しかし、佐々木CEOから辞めずにプロダクトオーナーの仕事を継続すればいい、という提案があり、継続を決定。スタートアップで切磋琢磨する仕事にはやりがいを感じていて、人にも恵まれていたので、続けられることには喜びを感じた。そうでなければ、現地での転職も視野に入れていた。
時差は1時間で合わせやすい。海外に行ったことで、チームメンバーとの業務の進め方を大きく変更したことはない。月に一度程度、対面で会っていた機会が減った程度。4月に移住してからは一度も帰ってないが、問題なく進めることができている。
●リモートワーク3つのコツ
開発チームとの「デイリースクラム」で、お互いの前日にやったこと・当日にやることを把握
特に海外に行ったからやっているわけではなく、以前から継続している。毎日の進捗を細かく管理するというよりは、お互いのやるべきことを把握しあって、それぞれが悩む前に相談したり助け合ったりできるようにする。
打ち合わせついでの雑談を大切にする
オフィスで対面で会話できなくなったので、打ち合わせ中の雑談も貴重な時間として意識するようになった。メンバー同士ふらっと相談し合えることは業務を行う上で重要であるため、些細な会話の時間も大切にしている。
事前の論点整理など準備をしっかり
海外リモートに限らないが、フルリモート会議ではフリーで議論しようとしても、議論は活発になりにくい。事前にドキュメントベースでアジェンダを用意し、論点を整理する、自分の考えを持っておく、何を話すのか、具体的に何を聞きたいのかを考えておくことは重要。
「意見がほしい」というときは、まず自分の考えを図解して分かりやすく説明し、それについて「どう思う?」とフラットに聞く。


東京の刺激ある生活よりも、滋賀の湖と山に囲まれた環境のほうが自分に合っていて、オンオフの切り替えがうまくなりました。リモート時は移動時間がない分時間を有効に使い、東京に行かなければならないときは、予定を出来るだけ詰めるという、仕事のリズムを作っています。
妻の要望で始まった地方移住ですが、前職の日本の伝統的企業だったらまず不可能でした。働き方も含めて、自分たちでつくろうという文化のあるスタートアップだったからこそ、実現した生活です。
もともと、対お客さんでも、チームのマネジメントでも、課題を探して解決することが得意です。密にコミュニケーションをとって、小さな課題を見つけたら対処するということを繰り返せば、ビジネス職種でもリモートワークは問題なく回ることを実感しました。

●土井柾輝氏の仕事
営業部統括副部長として、3チームをマネジメント。2022年4月に滋賀県へ移住したたとは、同じ業務を継続しながら、月に2~3度ほど東京と滋賀を行き来する。顧客とのディスカッションなどは東京の出張の際に集中して行う。
●地方フルリモートのきっかけ
妻がもともと滋賀にゆかりがあり、ここに住みたいという思いがあった。コロナでリモートが主流になったときに「もしかして可能なんじゃないか?」と思ったのがきっかけ。
エンジニアですでに新潟や札幌で働いている人がいたので、ダメ元で「滋賀に住みたいんだけど、完全リモートは可能か」と聞いてみたところ、社長は意外なほど快く「いいよ、できると思う」と。パフォーマンスを落とさないのが大前提で、同じことができるならいいよと言ってくれた。大丈夫?できるの?ということは一度も言われなかった。
東京にいるときから、リモートの会議は多くなっていたので、どこにいても関係ないという実感はあった。
●リモートワーク3つのコツ
リーダーとして、信頼関係をつくる
チームリーダー時代は6人の営業のマネジメント。今は3人のリーダーのマネジメントを行う。「画面の中の人」にはなりたくないので、新しい人が入ったらその人と会うために東京にいき、ご飯を一緒に食べるなど親睦をはかる。
普段は、接触の機会が減るので、あえてつくる。Gatherといったバーチャルオフィスツールを活用し、遠隔で対面コミュニケーションしやすい環境をつくっている。
“夜会”で毎日フィードバック
チームリーダー時代は、朝時からの「朝会」と17時30分からの「夜会」で1日の予定や成果を報告し合った。今は夜会だけをしている。そこで細かくお互いの行動を報告し合い、アドバイスやフィードバックもする。
東京に行くべきときは何をするか明確に
物流なので現場に行かないといけない場面はあり、月2~3回は東京に出張。泊りがけもあり。その際に、会っておくべき人や話し合うことはまとめて行い、効率よく動けるように考える。

※第3話は、2023年1月12日公開。入社後すぐに海外リモート勤務をするPR業務の社員の体験を紹介。