
2022年12月3日
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YouTuberのマネジメント事業はクローズしたものの、自社チャンネルである「Zeppy投資ちゃんねる」のチャンネル登録や再生回数は順調に伸びていました。
テレビ東京コミュニケーションズから出資を受け、テレビ東京関連の経済コンテンツを共同制作したり、証券会社や上場企業からのIR(投資家広報)動画の制作やタイアップの依頼は多く舞い込んでおり、タレントのマネジメント事業がなくてもやっていけると思っていました。

と同時に、最初の起業のアイデアであるファンド事業をここにきて立ち上げられないか、調査を開始していました。
ところが、その自社チャンネルの継続もあきらめざるを得ない出来事が起こりました。
個人投資家に自社をアピールしたい上場企業のために、個人投資家の目線で社長をインタビューするIR動画の企画で、「次回は〇〇〇社を取材します」とSNSで社名を予告したところ、それだけで株価が急騰してしまったのです。

実際にどんな内容になるかも分からないのに、IR動画を公開するというだけで株を買うという行為自体があまり理解できないのですが、何より困惑したのは「事前にその銘柄を自分たちで仕込んでからIR動画を出して株価を吊り上げ、利益を得ているのではないか」というご意見をいただいたことです。
資本業務提携先のテレビ東京に電話をかけ、責任を追及する方もいらっしゃるほどでした。
もともとIR企画はテレビ東京コミュニケーションズとの協業で始まっていて、テレビ東京からは、放送前後○○カ月売買禁止など報道基準に準じた売買制限が求められ、契約書にも明記されていました。
もちろんメンバー全員そのことを理解していましたし、言わずもがなですが、順守していました。

こう主張してもご理解いただけない方もいらっしゃったので、さらに潔白を証明するために、今度は金融商品取引法(金商法)に通じる弁護士指導のもと投資情報を発信する際のガイドラインを作って公表にも踏み切りました。
ちなみに、弁護士の署名入りのガイドラインは今でも公開しているので、お時間がありましたらご覧になってみてください。
▼Zeppy「YouTubeやSNS等を活用し投資情報を発信する際のガイドラインの公表」

当時はすでに、Zeppy以外にも投資関連のYouTuberは増えており、個別銘柄を紹介する動画もたくさん公開されていましたが、自らにここまでの厳しい規制を課し、ガイドラインを公表しているチャンネルはありませんでした。ここまでやることをやっていたのです。
当時は自分自身の株式投資にかける時間も満足に取れない中で、不正を疑われるようなことがないよう自身の株取引に制限をかけ、Zeppyの事業に取り組んでいました。
「なぜこうまでしてYouTubeをやる必要があるのだろう?」

事業の可能性が次々と狭まっていく停滞感に、チャンネルを更新する意義も分からなくなり、僕自身も気持ちの糸が切れてしまいました。
株式投資×YouTubeを切り開いてきたZeppy投資ちゃんねるは、2020年11月に公開した動画を最後に、新規の動画制作・公開を休止しました。
*明日に続く。