
2022/02/01
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限られた人生の中で、創造的な時間を捻出するためには、ムダな作業をできる限り減らす工夫が大切です。
私の場合、洋服選びにかける作業が今から考えるとムダな時間でした。
私はもともとファッションが大好きで、以前は毎日と言っていいほど洋服を買っていました。
そんな私が一念発起して、「1年間洋服を買わない」ことにチャレンジしたのが5年前。この挑戦以来、洋服をむやみに増やさず、不要になった服はどんどん手放せるようになりました。
かつては「洋服をたくさん持っていて、毎日着替えるのがおしゃれだ」と思っていましたが、今は「厳選されたワードローブの中から、自分の気分が最も上がる服を選ぶこと」こそが、本当のおしゃれだと思っています。

私は東京以外に、軽井沢と福井に住まいがあり、そちらに東京で着なくなった古い服を置いていたのですが、そんな“2軍の服”を着てもテンションが下がるだけなので処分しました。くたびれた服を着ていると、自分もくたびれて見えますからね。
向こうではほとんど人と会わず、正装して出かけることもないので、カジュアルな服しか置いていません。ダウンジャケットと革ジャン、ブルゾンのほか、セーター数枚、Tシャツ数枚、デニム数本ぐらい。
何かきちんとした洋服が必要になりそうなときは、東京からそうした服で移動すれば、十分対応できます。
とはいえ、これまでに250着以上を処分したものの、今でも100着以上あります。それでも一般に女性が持っている洋服の平均枚数は200〜300枚と言われますから、随分少なくなりました。
今は手持ちの服を把握するため、クローゼット管理アプリの「Stylebook」を使っています。有料ですが、使い勝手がいい。洋服やアクセサリー、ウェブ上の気になるコーディネート画像などが無制限で登録ができます。
今ここのクローゼットに、私が持っているすべてのアイテムを登録してあります。

持ち物をすべて把握しているのはすごく気持ちがいい。私はトップスを全部で65着、ボトムスは26着持っています。トップスはノースリーブ1枚、Tシャツは11枚あり、それぞれいつ買ったものかも登録してあります。
例えば、2021年7月に定価1万6500円のシャツを、8900円のセール価格で買っています。まだ2回しか着ていないので、1回着用あたりの金額は4450円です。

このように、いわば「一つひとつの洋服に対する投資をどれだけ有効に回収できているか」も、アプリ上に表示されます。
アイテムにもよりますが、使用頻度が高ければ高いほど、有効な投資になります。
昔は高い服ほど大事に扱い、結果的に「今シーズン3回しか着ていない」といったことが多かったけれど、そういうこともなくなりました。
また、似たようなアイテムを買わなくなり、結果ムダな買い物が減りました。洋服というものは、「もう着ることはない」と思っていても、なかなか手放せないものです。
その点、1回着用あたりの金額が分かると、「これだけ着たら十分かな」と処分するときに諦めがつくのもいい。メルカリで売ったり、買い取りサービスを利用したりしています。
洋服以外でも、ものを増やさない工夫もしています。靴は下駄箱に入る数までと決めているので、1足買ったら、1足処分するのがマイルールです。
昨日、新しいスニーカーを買ったので、余分になった1足は軽井沢の家に持っていき、軽井沢に置いてある靴の中から1足を処分するつもりです。
以前は、まとめて処分していましたが、いざとなると段ボールからまた引き出して、「やっぱりまだ着られるな」などとついついやってしまう。
そこで今は要らないと思うものはその都度処分しています。
1週間前、自分がどんな服を着ていたかを覚えている人は少ないと思います。
私は、クローゼット管理アプリを使うことで、手持ちの洋服が厳選かつ可視化できたので、アプリで毎日どんな服を着たかも記録しています。
その結果、「今日、何を着ようかな」と悩む時間もぐっと短縮できました。
それどころか1年前の今ごろ、どんなファッションをしていたかも分かりますから、「今シーズンはどんな服を買おうかな」と悩む時間がぐっと短縮できました。

このように、スケジュールはGoogleカレンダーに覚えておいてもらって、ワードローブは「スタイルブック」に把握しておいてもらう。
そうすれば私は記憶しておく必要がないので、余計なことに頭を使わず、その分、絵に集中できるというわけです。
時間に限りがあるように、いわば頭の容量にも限りがあります。パンパンに詰まっていたら、クリエイティブなことを生み出すスキマもないのではないでしょうか。
頭の容量を空けて、少しでも余裕をつくっていくことが創造性を高めるために大切なのです。