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【今年のBリーグ最強チーム予想】
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2026年9月18日

Bリーグ新時代「Bプレミア」開幕を前に、過去最大級の大型移籍が各チームの勢力図を完全に塗り替えた。 岡田優介氏、篠山竜青氏、ベンドラメ礼生氏に、現場のリアルな戦力分析と戦術変化を徹底解説してもらった。 <ゲスト> 岡田優介|Bリーグ理事 1984年生まれ。青山学院大学卒。 2007年 トヨタ自動車...
Bプレミア開幕!バスケ界の勢力図を変える大型移籍と注目チーム徹底解説
次なる頂点・Bプレミア開幕が目前に迫る中、今年のBリーグはこれまでになく劇的な変化を遂げている。長年在籍したフランチャイズプレーヤーの電撃移籍や優勝チームのMVPの動向など、かつてない大型移籍がリーグの勢力図まで塗り替える可能性があるだろう。
一方で、一部のチームは新HCの采配で攻撃的スタイルへと大胆な変革を試み、またあるチームは規格外の大型ラインナップを準備するなど、各チームが王座への準備を整えている。本稿では、こうしたバスケ界の新たな夜明けを前に、主要プレーヤーたちの驚きの移籍劇から各チームの戦略、そしてシューターの真髄に迫る。新時代の幕開けがもたらす熱気を、ファンは目の当たりにするはずだ。



Q. Bプレミア開幕を前に、どのような大型移籍が注目されているか?
今シーズン最大の衝撃として、琉球ゴールデンキングスの岸本隆一選手が14シーズンにわたる在籍に終止符を打ち、京都ハンナリーズへ移籍したことは多くのファンに驚きを与えた。彼は長年チームの象徴であり、「絶対移籍しない」と思われていた選手だ。しかしこの移籍は、プロの世界に不変の保証など存在しない現実を浮き彫りにしたといえる。
外国籍選手では、昨シーズンのMVPであるDJ・ニュービル選手が宇都宮ブレックスからアルティーリ千葉へ異動したことが注目を集める。ニュービル選手は、際立ったスピードや身体能力に頼るのではなく、ディフェンスとの一対一における緻密な駆け引きと勝負どころでのシュート決定力で知られる。相手に動きが読まれても止められないそのスタイルは「ポジションの支配者」と評される。
Q. 外国人選手の中でも、Bリーグでの実績がある選手が高く評価されるのはなぜか?
NBAから直接移籍してきた選手は大物として注目を浴びるものの、日本のリーグ独特のレフリーの笛(ファウルの基準)やプレースタイル、フィジカルコンタクトの強さに順応できるかは不確定要素が多い。これに対し、Bリーグで既に活躍し結果を出してきた外国籍選手は、国内の適応問題や負傷によるリスクが極めて低く、クラブにとっては戦力としての計算が立てやすいのだ。
彼らは日本のゲーム展開、守備強度、審判の傾向を完全に理解しており、期待通りのパフォーマンスを発揮しやすい。この予測可能性により、このような選手たちの市場価値は非常に高く、失敗の許されない緊迫したシーズンを乗り越える上で、信頼に足る存在となるのだ。
Q. 新シーズン、主要チームはどのような変革を進めているか?
千葉ジェッツは毎年のように顔ぶれが大きく変わるが、常に上位争いに加わる地力を持つ。NBAから戻った渡邊雄太選手は、日本のバスケへの適応に当初苦戦しつつも頭角を現した。チーム全体の役割を理解すれば、その攻撃力は脅威となるだろう。司令塔・富樫勇樹選手の本来の得点力もまた、チームを次の段階へ押し上げる上で不可欠だ。
サンロッカーズ渋谷は、日本人選手を多く残留させることによるチーム力継続に軸を置く。ショーン・デニスHC就任により、従来の堅実な手堅いスタイルから一転し、自由な発想で攻撃を組み立てる、オフェンス重視のチームへと大胆な改革を行う。帰化選手ジョシュ・ホーキンソン選手の泥臭く献身的な走力は、外からの得点機会を最大限に引き出す。
川崎ブレイブサンダースは、新HCに桶谷HCを迎えた。従来のチェコ代表監督下でのオールコートを走り続けるスタイルから、真逆ともいえるフィジカルコンタクトと、ピボットによる軸のキープを重視した、泥臭くタフなプレースタイルへの転換を図っている点が注目される。名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、齋藤拓実選手を中心としたバックコート陣の強烈なディフェンスが強味であり、彼らの組織的なプレッシャーは相手の流れの芽を摘む重要な武器といえる。
Q. 開幕戦の注目カード、アルバルク東京と琉球ゴールデンキングスそれぞれの見どころは?
常に優勝への重圧を感じるアルバルク東京は、ライアン・リッチマンHCの元でこれまでの堅実かつロースコアな展開を重視するスタイルから、よりオフェンシブで爆発力のある魅力的なチームへと変貌を遂げている。特に小酒部選手は、日本人ながら外国籍フォワードにも対抗できるディフェンス力と、豪快なダンクシュートでチームの攻撃に火をつける着火剤として期待されている。
一方、琉球ゴールデンキングスは岸本選手の移籍という大きな転換期を迎えた。長年、試合の最終局面でボールを託す存在だった彼がいなくなったことで、試合終盤のラストシュートを誰が担うのか、新たなチームのエースを構築する必要に迫られている。脇選手やロー選手といった得点力のある選手、またリーダーシップの発揮を期待される山内選手など、若く才能ある選手たちがチームをどのように牽引していくかが見どころとなる。
Q. 一流シューターが語る「シュートの極意」とゾーンの正体とは何か?

岸本選手の「ココナッツスリー」に代表される超長距離シュートは、腕力だけでなく、足元から伝わる床の反発力を全身で連動させ、最後は指先でボールを優しく送り出す無駄のないフォームから生み出される。この効率的なエネルギー伝達が、遠距離からのシュートを可能にする秘訣だ。シュートフォームは、ジャンプ最高到達点でタメを作るツーモーションと、ジャンプ動作が始まるのと同時にリリースするワンモーションがある。ワンモーションはエネルギー効率が良く疲労が蓄積する試合後半に有効な一方で、ツーモーションはダッシュしながらでも軸を固定して安定したシュートを打てるため、状況に応じた使い分けが不可欠である。
「ゾーン」とは、シュートが「入る」ことを確信する心理状態を指す。さらに「大ゾーン」と呼ばれる究極の状態では、自身がコート全体を俯瞰し、まるで上から操作しているかのような感覚に陥ると語られている。この領域に到達するには、外界の情報をシャットアウトし一点に集中する意識、そして自分自身にベクトルを向ける「自己中」ともいえるエゴを心に宿らせる、精神的な切り替えが必要だ。
より高いレベルを目指すための練習では、全力疾走、ジャンプ量、接触プレイ、パスの方向といったシュートに影響を与える可能性のあるあらゆる要因を100パターン以上に細分化して洗い出し、全てを網羅的に反復することが重要となる。本番のあらゆる局面において「このシチュエーションは知っている、何度も克服した」という揺るぎない自信を築くことが、シューターとしての成功に直結するのだ。
Q. プロ選手が選ぶ今シーズンのダークホース・注目チームはどこか?
プロ選手が選ぶ注目チームとして、篠山竜青選手は仙台89ERSを挙げる。昨シーズンの主力カルバーに加え、知的プレーヤーのレイマン、インサイドに強いネイサン・ブースなどを獲得したことで、コート上の5人の平均身長202cmという「超ビッグラインナップ」が可能となった。試合終盤の状況でどのような布陣で戦い抜くか、見る者をワクワクさせるチームだ。
ベンドラメ礼生は茨城ロボッツ新HCポール・ヘナレを迎えた上で、他チームのエース級選手を補強したそのポテンシャルに期待を寄せている。バスケットボールは個のタレントだけでは勝てず、これらの強力な個性をHCがいかにチームとしてまとめ上げるかが焦点となる。ヘナレHCは島根時代の経験から、信頼する特定の選手たちに長時間の出場機会を与える「オン4」配置を採用する可能性も高い。
岡田優介は古巣であるアルティーリ千葉に注目している。堅実なプレスディフェンスとインサイド主体の攻撃スタイルが特徴であったが、ここに安藤誓哉選手とDJ・ニュービル選手という圧倒的なスコアラーが加わることで、外からの得点力が爆発的に向上するだろう。若手ホープ黒川虎徹選手が、これらの大物選手たちをどのように操り、3ガード戦術までも含めた多様な布陣を展開していくかに期待が寄せられる。