MONEY MONEY
カーネーション吉田の家計診断/新NISAポートフォリオ相談/S&P500、オルカンの次/パンは高いのか?/サバンナ八木流「スープde節約術」
(643)
1.2万回視聴
2026年8月23日

FP1級芸人サバンナ八木がゲストとマネートークを繰り広げながら視聴者のマネーリテラシーを高める番組。第5回のゲストはお笑い芸人のカーネーション吉田結衣氏。新NISA、パン、食費、推し活、婚活、住居、美容、洋服にかけるお金を八木が診断する。 <ゲスト> カーネーション 吉田結衣|お笑い芸人 1989...
FP芸人とパンシェルジュ芸人が語る!唯一無二のキャリア戦略と資産形成、そして「食」のコスパ論争の行方は?
本記事では、ファイナンシャルプランナー1級の資格を持つ人気芸人の八木氏と、パンシェルジュ検定2級を保有するカーネーション吉田結衣氏が、芸人ならではの視点と専門知識を掛け合わせたキャリア戦略について深く語る。
さらに、日々の生活に密着した「食」に関する固定観念を揺るがすコストパフォーマンス論争、そして新NISA制度における賢い資産形成のヒントを、具体的なエピソードと合わせて紹介する内容だ。

Q. 芸人が唯一無二の存在となるには、どのようなキャリア戦略が有効か?
お笑いという単一のスキルだけでは飽和状態の現代において、複数の専門スキルを「掛け合わせる」戦略が自身の市場価値を高める上で極めて重要であると両氏は語る。八木氏自身は「芸人×FP1級×犬と漫才×愛人(ダミー設定)の未来ちゃん」という特異な組み合わせで、まさに世界に唯一無二のポジションを築いていると豪語する。
吉田氏もまた、10年間パン屋さんでアルバイトし培った実務経験に、パンシェルジュ検定2級の資格を加えることで、「好き」を「証明された専門知識」へと昇華させ、テレビのパンスペシャリストとしてのオファーに繋げている。この検定の1級にはパン店の経営戦略や純利益計算の知識が問われ、ビジネス的視点が不可欠であるという。
Q. 「パンはコスパが悪い」という通説は本当なのか?
MCの八木氏は「牛丼や米、カツオ節などと比較して、パン1個500円は高価な割に満腹感がないため、コスパが悪い」という意見を提示する。これに対し、吉田氏は真っ向から異論を唱える。彼女は、現在の高騰する小麦やバターの原材料費、そして早朝2時から3時にはじまるパン職人の過酷な労働コスト、さらに買えばその場で最高の状態で味わえる利便性への対価として、現在のパンの価格は決して高くはないと主張する。
吉田氏の議論はさらに進み、「食」に対する価値観は単なる満腹感だけで測るべきではないという。一口のパンから感じられる芳醇な風味、そして「今日美味しいパンを食べて贅沢できた」と感じる心の豊かさ、つまり「満足度」に対して支払うお金こそが、日々の生活を豊かにする上で重要だと力説した。
Q. 青山の有名店ゴントランシェリエのクロワッサンはどんな味なのか?

吉田氏の熱いプレゼンテーションを受け、MC陣は青山に本店を構える有名店「ゴントランシェリエ」のクロワッサンを実食した。用意されたのは、プレーン(389円)、チーズとハム入りのジャンボン、そしてメレンゲを雲のように飾りライムを効かせた「クラウドクロワッサンライム」の3種。
プレーンクロワッサンの一口から、八木氏は「めっちゃうまい。バターの香りが抜群」と驚き、その芳醇な香りと時間そのものをゆったりと感じさせる「贅沢」に価値を見出した。これまでパンのコスパに懐疑的だった彼の価値観は、一口で劇的に変化したと言えるだろう。
特にクラウドクロワッサンライムは、メレンゲの柔らかな口当たりと、ライムの爽やかな香りが融合し、八木氏は「食べるディフューザー」と称するほど。この唯一無二の豊かな食体験を通じて、当初パンを「高い」と評した八木氏から「これはある意味“激安”やな。革命!」という驚きのコメントが飛び出し、職人の手間と創造性に深く感動した。
Q. 一人暮らしの食費を月5万円以下に抑える画期的な節約自炊術とは?
総務省の家計調査によると、単身世帯の食費は月平均約4万9321円(1日あたり約1500円)が目安である。現代の物価高において、この予算で外食を交えながら生活するのは非常に困難だ。
そこで八木氏が提唱するのが、自宅で飲食店の味を再現する「ラーメンスープベース活用術」だ。1本170円程度の市販の業務用ラーメンスープ(人気店の味を模したものなど)に、モヤシやニラ、豚バラ肉などの安価な具材を投入する。これに、自宅にある白味噌を大量に加えることで、約1000円前後の食材費で2〜3人前の本格的な「もつ鍋」を再現できると彼は語る。
具体的には、スープ2個(340円)、ニラ130円、モヤシ40円、豚バラ400円、締めのラーメン200円で合計1110円。これを2人前とすれば、1人あたり約550円で高品質な鍋が完成する計算だ。これにより、行列に並ぶ手間を省き、外食では高額になりがちな名店の味を自宅で格安に楽しめると、八木氏はこの究極の節約術を紹介した。
Q. NISA運用で多くの人が陥りがちな「隠れた集中投資リスク」とは?

旧NISAから投資を始め、月2万円を4つの投資信託(S&P500、オルカンなど)に積み立てている吉田氏は、順調に資産を増やしている。しかしFPの八木氏は、「複数の銘柄に分散投資しているように見えても、実態はアメリカ市場への集中投資になっている」という潜在的なリスクを指摘した。
八木氏によると、全世界株式に投資するオルカンも、実際は約60%が米国株で構成されているため、S&P500などと組み合わせると、米国市場の動向に資産全体が大きく左右される可能性がある。さらに円高が進んだ場合には、為替変動によるリスクも同時に受けることになると説明した。本当の分散投資を実現するには、為替リスクの低い日本株インデックス(日経225)や、将来性の高いインド株などを成長投資枠で検討する余地があるという。また、資産の10%程度をインフレヘッジとしての「金(ゴールド)」に割り当てることは、古くからの投資セオリーであるとも補足した。
Q. 資産運用知識を楽しく深める「好きな企業の個別株投資」とは何か?

投資初心者や、NISAの積立投資からさらにステップアップしたいと考えている人に対し、八木氏は「自分が心から応援したい企業の個別株を購入する」という学習方法を推奨する。
例えばパンが好きな吉田氏であれば、山崎製パンやフジパンといった製パン業界の有名企業の個別株を100株程度保有することを提案した。株主になることで、定期的に送られてくる事業報告書や株主優待、株主総会への参加を通じて、自然とその企業の売上や役員情報、経営戦略といった「ファンダメンタルズ」に関心を持つようになる。
このように「好き」を原動力として具体的な企業の経済活動を追うことが、生きたビジネスや経済の知識を深めるための、最も楽しく効果的な方法であると結論付けた。