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お金が永久に増える口座管理術/サバンナ八木のポートフォリオ診断/コットン西村
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2025年9月21日

FP1級芸人サバンナ八木がゲストとマネートークを繰り広げながら視聴者のマネーリテラシーを高める番組。第1回のゲストはお笑い芸人の西村真二(コットン)。後編では、サバンナ八木がお金が増える口座管理術を教え、西村の投資ポートフォリオを診断する。 <ゲスト> コットン 西村真二|お笑い芸人 1984年広...
お金の貯め方・増やし方〜3つの口座で資産を守り育てる〜

Q. お金を貯めるためのもっとも基本的な方法は?
収入よりも支出を少なくすること。これがお金を貯める最もシンプルな方法だ。サバンナ八木真澄(FP1級)はこの原則を「これしかない」と断言する。彼自身、かつて給料が安かった時代でも毎月必ずプラスにしていたという。

具体的には、月単位で絶対にマイナスにさせないことが重要。そのために週ごとに予算を割り出して管理するのがコツだ。例えば、月の食費が8万円なら、4週で割って週2万円と設定し、それを超えないようにする。マラソンで4時間を目指すなら10kmを1時間で走らないと目標達成できないのと同じ理屈だ。
Q. 効果的な資産管理のために「3つの口座」とは?
八木が推奨するのは「3つの口座」による管理術。給料が振り込まれる「第1口座」、将来の支出に備える「第2口座(ダム)」、資産を増やす「第3口座」の3つに分けて管理する方法だ。
例えば給料50万円が第1口座に入ったら、そこから20万円を第2口座に移す。第2口座は税金や学費など大きな支出に備えるための「ダム」の役割を果たす。第1口座はできるだけゼロに近づけるよう使い切る。そして第2口座に溜まったお金の一部を、第3口座の資産運用に回す。
この「3つの口座」戦略の大きな利点は、お金の目的を明確に分けることで、資産形成と日常生活のバランスを取りやすくなる点だ。
Q. 第2口座(ダム)の理想的な金額はどれくらい?
第2口座(ダム)の適正金額は、制度側から算出できる。小規模企業共済(月7万円×12ヶ月=84万円)、国民年金基金(夫婦で約160万円)などを合わせると、個人の場合、概ね500万円から1000万円程度が目安になる。
さらに子どもの学資保険を考慮すると、1人あたり約280万円追加で必要になる。このダムがあることで、国民年金の前払い(0.1ヶ月分安くなる)やふるさと納税など、様々な節税対策をコントロールしやすくなる。
若い段階では、まずこのダムを作ることが優先課題。ダムが満杯になったら、余剰分を第3口座(資産運用)に回していく戦略が効果的だ。
Q. 資産運用のポートフォリオはどう組むべき?
八木が実践している資産配分は、ドル30%、円30%、海外株15%、日本株12%、金10%、仮想通貨3%という構成。この配分の特徴は、為替リスクを抑えるために通貨を円とドルで50:50に近づけている点だ。
ただし、この組み合わせでは資産の一部しか運用収益が得られない。円は運用益がほぼなく、金も利回りがない。そのため、全体の利回りは2%程度になる。しかし、どんな市場環境でも崩れにくい「鉄壁」の構成になっている。
八木は、51歳で芸人という不安定な職業のため、この保守的な構成を選んでいる。若い公務員や大企業勤務者なら、もう少し攻めた投資配分でも良いと助言している。
Q. 仮想通貨などの投資はどう考えるべき?
コットン西村真二の資産配分は、円15%、仮想通貨35%、米国株など40%、その他10%と、かなり攻めた構成だ。八木はこの配分について「魅力的で爆発力がある」としながらも、いくつかのリスクを指摘している。

まず、為替リスクと株価下落リスクの複合影響。例えば米国株が30%下落し、同時にドルが147円から110円になると、ドル建て資産は約半額になる計算だ。極端なケースでは、100万円の投資が34万円(1/3)まで減る可能性もある。
また、仮想通貨は総合課税の対象で、売却時に高い税率で課税される。そのため、値上がりしても「売りにくい」というデメリットがある。
西村のように「0になってもいい」というマインドで投資するなら良いが、資産全体のバランスを考えると、八木は米国債への分散なども検討すべきと助言している。
Q. 法人化すると住宅購入で不利になる?
個人事業主から法人化する際の注意点として、住宅購入時の融資問題がある。法人化すると、個人向けの有利な住宅ローン(フラット35など)が利用できなくなる。
代わりにビジネスローンを組むことになるが、金利が2%程度高くなり大きな負担となる。個人で住宅を購入するとしても、法人から個人への給与が少ないと、融資審査で不利になる。
この問題の解決策として、法人の社宅として借りるという方法もあるが、複雑な税務処理が必要になる。住宅購入を考えている場合は、法人化のタイミングや資金計画を慎重に検討する必要がある。
Q. 3つの口座と心理的な効果の関係は?
八木が強調するのは、3つの口座管理がメンタル面にも効果があるという点だ。各口座には異なる「アドレナリン」(心理的反応)があるという。
第1口座は「アドレナリン」を発散させる場。月末に残金が少なくなった状態でパチンコなどに行くことで、適度な刺激を得られる。第2口座(ダム)は「節制」の場で、冷静に管理する。第3口座(資産運用)は「気絶」の場。一度セットしたら、相場の上下に一喜一憂せず、長期的視点で見守る。
この3つを混同すると、特に資産運用で感情的な判断をしがちになり、結果的に負けてしまう。適切に分離することで、お金との健全な関係を築くことができる。
Q. ドル資産はなぜ持つべき?
日本人の多くは円だけで資産を持っているが、これはリスクがある。例えば、長年1ドル=100円前後だった為替レートが160円まで上昇すると、円の価値は相対的に下がり、実質的な損失となる。
このリスクに対応するため、資産の一部をドルで保有することが重要。特に八木のポートフォリオでは、円とドルを同程度(各30%)保有することで、為替変動の影響を中和している。
ドルは銀行で購入できるほか、ドル建ての金融商品(MMFなど)を通じて保有することも可能。また、米国株や米国債などの投資を通じて間接的にドル資産を持つ方法もある。
Q. 資産を複数の銀行に分散させるべき理由は?
同じ銀行に複数の口座を持つことは避けた方が良い。理由はいくつかある:

1. 銀行側が疑問視する可能性がある
2. ペイオフ(銀行が破綻した場合の預金保護)は銀行ごとに1000万円までしか保証されない
3. 夫婦間でも110万円以上の贈与には税金がかかる
したがって、異なる銀行に口座を分散させることで、リスクを分散させることができる。第1口座、第2口座、第3口座は、できれば別々の金融機関に開設するのが望ましい。