PIVOT Vlog
MCの仕事とは?
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2025年9月3日

PIVOTのMC陣が普段の番組収録を通じて感じた「気づき」や「深堀りしたいテーマ」を、自由に語るアプリ・Web限定のトークコンテンツ「PIVOT Vlog」
MCの仕事とは?マスター・オブ・セレモニーの深い世界
PIVOT株式会社代表取締役社長CEOの佐々木紀彦氏が、MCという仕事の本質と魅力について語る。記者、編集者、ディレクター、プロデューサー、アナウンサーの要素が融合した新時代の職業の奥深さとは。

Q. そもそもMCとは何の略?
マスター・オブ・セレモニーズ(Master of Ceremonies)の略だ。セレモニーを築く者、場を仕切る役割を担う人のこと。司会者という意味合いもあるが、もう少し広い概念でもある。PIVOTでは「マスター・オブ・コンテンツ」という意味合いで捉えている。
単にインタビュアーとしての役割だけでなく、企画も担当する。誰をゲストとして招くか、複数の出演者がいる場合はそれぞれの良さを引き出すにはどうすべきかを考える。ホストに似た役割だ。
Q. MCの具体的な仕事内容は?
裏方の力も大事だ。例えば、特定の2人の相性が良いかどうか、3人や4人で議論するとどんなテーマが盛り上がるかなど、それぞれの人の良さを引き出して場を盛り上げ、コンテンツを充実させていく役割がある。
企画だけでなく、出演者への連絡やキャスティング、台本作成まで担当することもある。記者、編集者、ディレクター、プロデューサー、アナウンサーの仕事が融合した新しい時代の職業と言える。
Q. アナウンサーとMCはどう違う?
アナウンサーは実は日本と韓国にしかない職業らしい。アナウンサーは基本的に用意された原稿を読み上げる役割が中心で、分業体制の中で機能している。
一方、アメリカなどではアナウンサーという職種はなく、テレビで話す人は「キャスター」や「アンカー」と呼ばれる。彼らは記者や取材経験者から、話が上手く見栄えの良い人が選ばれる傾向がある。元々はジャーナリストがその役割を担っているわけだ。
MCはアナウンサー出身者もいれば、記者出身者もいる。また、ディレクター出身で会話や質問が上手な人も適している。様々な個性を持つ人が活躍できるのがMCの魅力だ。
Q. MCに求められる最も重要なスキルは?
様々なスキルが必要だが、究極的には「質問スキル」が最も重要だ。相手の良いところを引き出すための質問、視聴者が知りたいと思うような質問をする能力が求められる。

質問は簡単そうに見えて実は非常に奥が深い。対象となる人について知識を持っていなければならないし、扱うテーマについての知識も必要だ。さらに、視聴者が何を知りたいと思っているかという感覚を読み取る能力も不可欠だ。
同じ人に話を聞く場合でも、質問の質やトーンによって相手の答えや場の雰囲気が大きく変わってくる。MCの能力や雰囲気、人柄が重要になってくるのはそのためだ。
Q. MCとしてのテーマや出演者の選定はどのように行う?
まず自分の好奇心を大切にしている。自分が読んで面白いと思った本や、読みたいと思った本がきっかけになることが多い。
また、不動産高騰などのニュースから、「これについて知りたい、誰に聞いたら面白い話が聞けるだろう」と考えてキャスティングするテーマベースのアプローチもある。
さらに、「世の中の人が今一番知りたい話題は何か」という世論ベースで企画を考えることもある。自分の内側から湧き出るアイデアと、マーケター的な発想の両方がバランス良く必要だ。
Q. MCの仕事で最も大切な要素は?
原稿を読んで用意された質問をするだけでは、視聴者も興ざめしてしまう。本当に聞きたくて質問している雰囲気が視聴者にも伝わるし、何よりゲストにも伝わる。その人やテーマについて本当に興味を持っていることが最も重要だ。
MCに最も大切なのは「知的好奇心」だろう。
Q. MCの仕事のためのインプットはどのように行っている?
特別にインプットのための時間を設けるというよりも、日常生活全体がインプットの場だと考えている。新聞を読むこと、テレビやドラマを見ること、街を歩くこと、人と話すこと、すべてがインプットになる。

インプットとアウトプットの時間を明確に分けていない。24時間、寝ている時間も含めて(夢で企画を思いつくこともある)、常に生活全体が企画会議のようなものだ。いわば職業病のように、この仕事が好きで取り組んでいるため、常に頭の中では様々なアイデアが渦巻いている。
Q. MCの仕事に向いているのはどんな人?
知的好奇心が強い人であれば、極論を言えば誰でもできる仕事だと思う。もちろんトークスキルも重要だが、特別な発声練習などをしなくても、知的好奇心を持ち、様々なことを学び、様々な人の話を聞くことに喜びを感じられる人であれば適している。
記者出身者、編集者出身者、ディレクター出身者、プロデューサー出身者、アナウンサー出身者など、バックグラウンドは問わない。MCという仕事は今後ますます重要になる花形の職業になるだろう。
Q. MCの仕事に興味を持った人へのメッセージは?
この仕事は知的好奇心がある人であれば誰でもチャレンジできる。トークスキルも重要だが、そこよりも知的好奇心を持ち、様々なことを学び、様々な人の話を聞くことに喜びを感じられるかどうかが決め手になる。
MCという仕事は今後花形になること間違いない、最高の仕事だと思う。興味のある方はぜひチャレンジしてほしい。