TIME IS
元手300万円から5年で1億円を達成する超速投資法【個人投資家・kenmo】
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2025年8月26日

多忙なビジネスパーソンへ、圧倒的な成果を上げている著名人が時間術のヒントを提供する「TIME IS」。今回は、元手300万円を5年で1億円に増やした個人投資家のkennmo氏に4つの投資法を聞いた。 <出演者> kenmo|個人投資家 <参考書籍> kenmo『5年で1億貯める株式投資 給料に手...
元手300万円→5年で1億円!超速で資産を増やす4つの投資法とは
元サラリーマンからわずか5年で1億円を達成した投資家・kenmoさんに、資産形成の秘訣を聞いた。彼が実践した4つの投資手法とは何か、そして資産を短期間で増やすためのマインドセットとは。

Q. 5年で300万円を1億円に増やしたとのことですが、追加投資はしましたか?
私は2012年に4年間働いて貯めた300万円を元手に株式投資をスタートし、5年で1億円というところまで資産を増やしました。現在は3億円以上を運用しています。特筆すべきは、追加した投資資金は0円だということです。

給料をできるだけ投資に回す「積立投資法」を勧める人もいますが、私は人生を楽しむため給料の多くは生活費や趣味に回していました。特にアニメ関連のライブやイベントによく通っていて、声優のライブツアーをほぼ全公演回るなど、給与のほとんどをそちらに費やす年もありました。
Q. なぜ投資を始めようと思ったのですか?
会社員として働いているうちに、このままではなかなかお金持ちになれないと思ったのがきっかけです。周りの話を聞いても、教育資金や住宅ローンの返済で大変そうで、将来自分も結婚して子供が生まれたときのことを考えると、会社員として働き続けることに強い不安を感じました。
お金持ちになる方法は3つしかないという結論に達しました。1つ目が起業する、2つ目が出世する、そして3つ目が投資です。この中で自分に合っていそうなのが投資だと思いました。起業できるような器でもなく、会社での出世競争に勝っていくイメージも持てませんでした。一方で学生時代から数学は得意だったので、投資ならチャンスがあると考えたのです。
Q. 個別株投資がおすすめですか?多くの人はインデックス投資がいいと言いますが。
私の学生時代は平成バブル崩壊から就職氷河期の期間で、入社のタイミングでリーマンショック、その後東日本大震災などがあり、日経平均がずっと右肩下がりの期間でした。株式投資を始めようと思った2011年末当時は株式市場は暗く、インデックス投資でお金が増えるイメージが全くなかったため、消去法的に個別銘柄しかないと判断しました。
ただし、全ての人に個別銘柄投資を勧めるわけではありません。基本的にはインデックス投資をまずお勧めします。しかし、リスクを取って短期間にお金を増やしたいという強い意思や覚悟を持った人もいます。そういう人に「インデックスでコツコツ積立」と言っても響かないでしょう。
会社員でも個別銘柄に投資をすれば短い期間で億を狙えるチャンスはあります。確かにアベノミクスの初動時に株を始めたのでタイミングは良かったのですが、今からでも決して遅くないと考えています。実際、ここ数年でも加速度的に1億円を突破した人は周りにたくさんいます。チャンスは等しくあるのです。
Q. 会社を辞めたきっかけは何ですか?
2008年に入社した会社を2023年に退職したので、約15年勤務したことになります。2023年時点で資産が約2億円あり、決して悪い職場環境ではなく、会社員を続ける選択肢もありました。しかし辞めた一番の理由は時間がなくなったからです。
サラリーマンの傍ら株式投資をやり、その後結婚して子供が生まれ、さらに勉強会が軌道に乗ってIR説明会の頻度が増えてきました。仕事、投資、育児、IR説明会の4つのうちどれかを削らないと回らないと思うようになりました。当然育児を削るわけにはいきませんし、投資は好きなので削れません。残りは仕事とIR説明会という形になり、仕事を削る判断をしました。結果的に今はIR説明会が仕事となり、育児、投資、IR説明会の3本柱で回せています。
Q. 5年で1億円を達成する投資手法を教えてください
手法の前に大事なのが目標設定です。私は5年で1億円に増やすという目標設定で覚悟を決めて取り組みました。繰り返しになりますが、全ての人に個別銘柄投資をお勧めするわけではなく、多くの人にはインデックス投資がお勧めです。インデックス投資の平均利回りは年利3%から9%程度で、追加投資しながらコツコツと資産を積み上げる手法は理にかなっていて安全度も高いです。
その上でお話しすると、資産の規模に応じて投資手法を使い分け、元手を確実に増やし、短期間で資産を増やしていくという形です。目安は1年で2倍になる銘柄といったイメージです。1年で2倍だと大きな調整なく一気に上がっていくケースが多く、そのような銘柄が年間100社ほど出現します。

資産が少ないうちは高配当株や優待株は避けます。資産の少ないうちにそこに資金を拘束されると身動きが取れなくなってしまいます。まずは元手を短期間で増やすことに意識を向け、なるべく短期的に株価が20%から50%上がる銘柄を選んで利益を積み上げていくのが大事です。
Q. 1つの銘柄に集中投資するのはリスクが高すぎませんか?
短期間でまとまった資金を得るには、スタート時点ではなるべく自分が理解できる1~2銘柄に絞った方がいいと考えます。資産が増えてきたら3銘柄、5銘柄とどんどん銘柄を増やしていくのがいいですが、最初は知識も少なく資産額も少ない状況では、闇雲に分散するよりも少ない銘柄でトレードした方が効率的です。
ただし、損切りは絶対です。損切りできない性格の人や自分の間違いを認められない人は私の手法は絶対にNGです。おとなしくインデックス投資をやるか、損切りできるマインドに変化した方がいいでしょう。
Q. 具体的な投資手法を教えてください
私は4つの投資手法を実践しました。1つ目が新高値ブレイク投資、2つ目が株主優待受給投資、3つ目が決算モメンタム投資、そして4つ目が中長期投資です。資産1億円へのフェーズによって使い分けます。また相場の状況などでも使い分けたりします。特に初期の300万円から1000万円のタイミングでは、最も効率よく資産を増やせるのが1つ目の新高値ブレイク投資ではないかと思っています。
Q. 新高値ブレイク投資とは何ですか?
新高値ブレイク投資とは、株価が高値をつけた「新高値」と言われる株を買って、さらに高値で売るという投資手法です。株価チャートの高値を突き抜けて値上がりすることを「ブレイクアウト」と言いますが、特にその会社に対して大きな変化が起きている時、ブレイクアウト後も株価が大きく上がっていくケースはたくさんあります。
具体的なステップとしては:
1. 年初来高値や昨年来高値を更新した新高値銘柄を証券会社や株式情報サイトでスクリーニングして絞り込む
2. スクリーニングした新高値銘柄の中から変化の初動に入っていそうな銘柄を説明資料などからピックアップする
3. 絞り込んだ銘柄の中に好調な売れ行きが期待できる有力商品やサービスなどあるか確認し、あれば実際に店舗に行ってチェックするか手に取って試してみる
4. 自分自身が今後業績や株価の向上が最も期待できると思った銘柄に実際に投資する
5. 買った銘柄が上昇トレンドに乗った場合はその上昇が続く間は持ち続け、場合によっては買い増しもする。株価が上昇せずに買値から8%程度下がったら損切りする
Q. 8%下がったら損切りは必須ですか?
必ず損切りを8%に置かなければならないわけではありませんが、損切りのルールを自分の中に持っておくことが非常に大事です。例えば相場が大きく下がった時は資産の20%を必ず現金にするとか、10~15%でより浅めの損切りラインを設けるとか、8%を切ったら売却してまた欲しいと思ったら買い直すなど、自分なりのルールでいいのですが、必ず資産を1つのトレードで全て失わないような損切りルールを設ける必要があります。
Q. 実際に新高値ブレイク投資でどんな銘柄に投資しましたか?
2012年に株式投資をスタートした時に初めて選んだのは、増収増益で売上高も利益も右肩上がりのJIN(現在はジンズホールディングス)というメガネのジンズです。資産の全額300万円をジンズ株に投資して、わずか1ヶ月で760万円ほどまで増えました。
当時ジンズは1000株単位でしか売買ができず、1単元が100万円を超えていたので、2~3単元買うとほぼ全額という状況でした。月次の数字が良くなるであろうタイミングを狙って全額投資しました。
一般的には株価が2倍になったら半分売るというのが目安です。その時点で投資元本は回収できているので、その後株価が下がってもマイナスになることはありません。ただ、私も売り時は苦手です。売った後にさらに株価が上がっていくケースや売れずに下がってしまうケースもあります。
投資2年目にはベクトルという銘柄に全資産を集中投資しました。これも新高値をつけた銘柄をスクリーニングして見つけた株で、わずか2年で元手300万円を10倍の3000万円に増やしました。ただベクトルについては運の要素も多分にあったと理解しているので、この手法をやり続けるのはリスクがあると感じ、より安全度の高い手法として株主優待受給投資に取り組みました。
Q. 株主優待受給投資とはどういうものですか?
株主優待を受けるには権利確定日に株主名簿に名前が載っている必要があります。それを狙って権利付き最終日にかけて株価が上昇する傾向がある銘柄を狙い、上昇タイミングを見計らって売却することで利益を得ようとする投資手法です。
基本的には3月優待の銘柄を8月か9月に仕込んで、2月か3月に売るだけです。「麦わら帽子は冬に買え」という相場の格言があるように、安い時期に買って高い時期に売るのがセオリーです。

具体的なステップは:
1. 個人投資家に人気のある株主優待を提供している銘柄をチェックする
2. 業績は順調か、その業界全体の業績は好調かチェックする
3. 多くの会社の権利確定日が設定されている3月末を見据えた場合、毎年8月や9月に相場が荒れ気味になる傾向があるので、その時期の株価が安い時を見計らって買う
4. 2月から3月の株価が高まったところで売る
最も重要なのは、権利落ち日よりも前に売るという絶対的なルールです。権利付き最終日に向けて株価が上がっていく特性に便乗する投資手法なので、権利付き最終日の翌営業日である「権利落ち日」よりも必ず前に売ること。権利落ち日をまたいでしまうと株価が下がってしまうからです。
書籍では東映アニメーションやバンダイナムコ、スカイラーク、吉野家、日本マクドナルドホールディングスなどを例として挙げていますが、これらの銘柄は流動性も高く優待以外の要素も大きいです。実際には他にも優待受給投資に向いている銘柄がありますが、流動性が低い銘柄も多いので具体的な銘柄を紹介するのは難しいです。
Q. この株主優待受給投
資はどのフェーズで実践するべきですか?
資産が2000万円、3000万円といったフェーズになったら少し取り入れてみるのが良い手法だと思います。資産が増えてくると、それまでの攻めの集中投資だけでなく、徐々に守りの投資も取り入れていく必要があります。
このくらいの金額になると、全部失ってしまうとなかなかやり直しが効きにくくなるからです。ただ一方で、優待株や高配当株にずっと資金を寝かせておくとそれはそれで資金効率が悪くなります。売買を繰り返しながら安定的に資産を増やせる手法が株主優待受給投資なのです。
短期間で資産を築きたいなら優待株や高配当株の長期分散投資はなるべく避けた方がいいです。優待株の長期分散投資はそれ自体は安全度の高い投資手法ですが資金効率が非常に悪いので、私自身はお金持ちになってからの投資と割り切っています。ただ将来的にそれを目指して優待株の長期分散ポートフォリオを少しずつ拡充していくのは悪くないと思います。実際、私も全資産の1割ほどは優待株の長期分散ポートフォリオになっています。