教育新常識
【年齢別】不登校・ひきこもりを立ち直らせる3STEP
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2025年5月7日

子育て・教育の新常識を一流講師から学ぶ。不登校・ひきこもりの対処法を小学生、中高生別に解説。 <ゲスト> 高濱正伸/花まる学習会代表 1993年「花まる学習会」を設立、会員数は23年目で20,000人を超す。 花まる学習会代表、NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。算数オリンピック作問委員。日本棋...
不登校・引きこもりからの回復は可能!専門家が語る3ステップ解決法
「もう学校に行けなくなって半年…。このままうちの子はどうなるの?」
「ゲームばかりして部屋から出てこない…。このままでいいの?」
不登校や引きこもりの子を持つ親の多くが、このような不安を抱えています。しかし、専門家たちは「適切な対応があれば必ず回復できる」と語ります。

Q: 不登校や引きこもりを解決するのは誰の役割?
不登校や引きこもりを解決するのは、同じ屋根の下で暮らす両親です。しかし、多くの家庭では両親が一致団結できていないことが問題です。例えば、明日学校に行くべきなのに、お母さんだけが心配している一方で、お父さんが子どもとゲームをして夜中の3時まで起きているといった状況があります。
外部の支援者の役割は、まず両親を一致団結させること。そして、「規則正しい生活をさせましょう」と理解してもらい、家庭で実践してもらうことが重要です。
Q: 小学生の不登校・引きこもりの対処法は?
小学生の不登校・引きこもりの場合、外の居場所があるかどうかが重要なポイントです。家に閉じこもっているとすぐに状態が悪化するため、外に一か所でも居場所を作ることが必要です。
例えば、学校に行かなくても、塾には行けるとか、友達の家や親戚の家には通えるといった形で、外の空気に触れる機会を確保することが大切です。
また、親自身が孤立しないことも大切です。「自分だけで解決しよう」と思わず、専門家や自治体の相談窓口、同じ境遇の親の会などに積極的に参加することで、親自身も安心できるようになります。

さらに、学校に行けない期間があってもいつでも戻れるように、最低限の学習をフォローすることも重要です。特に計算と漢字は、全学年の内容をおさらいしておくと、子どもが「行きたい」と思った時に怖がらずに戻れます。
Q: 小学校高学年になると対応が変わるの?
小学校高学年からは長期の引きこもりに入り始める子もいるため、対応がより重要になります。この時期に大切なのは「外の師匠」の存在です。思春期になると、親の言うことよりも「斜めの関係」にある第三者の言うことを聞くようになります。
例えば、部活の監督やコーチ、あこがれの存在である芸能人のような人の言うことには従う傾向があります。このような「次の師匠」を探すのが親の役割です。それは勉強を教える家庭教師でも良いですし、同じ趣味を持つ大学生のお兄さんやお姉さんでも構いません。
また、思春期の入り口では親子関係も変化します。母と娘、父と息子の関係は「新しい形」として成立する必要があります。例えば、母親は娘を「若い大人」として尊重し、恋愛相談に乗るなど対等な関係を築くことが効果的です。父親と息子の場合は、二人旅をして将来の話をするなど、大人同士の本音の会話ができる関係を築くことが重要です。

Q: 中高生の不登校・引きこもりはどう対処すべき?
中高生の不登校は小学校6年から中学1年に上がる「中1ショック」で増加します。新しい環境や先輩後輩関係、テストなどのプレッシャーがカルチャーショックとなるためです。
問題なのは、学校のシステム自体にあります。現在の日本では、学校にほとんど通っていなくても卒業させてしまうため、問題が先送りされてしまいます。これにより、学力がないまま進学し、結局は学校を辞めるという悪循環が生じています。
Q: 具体的な回復のステップは?
専門家による回復の3ステップがあります:
ステップ1:規則正しい生活に戻す
最も重要なのは生活リズムの回復です。引きこもりの子どもは夕方3〜4時頃に起きることが多いので、少しずつ起床時間を早めていきます。
支援者が最初は部屋の前で「今日はいい天気だね」などと声をかけ続け、約1ヶ月かけて信頼関係を構築します。その後、子どもの趣味や興味に合わせて「このゲームをやるから一緒にどうか」などと誘い、少しずつ外出を促します。

ステップ2:同世代との交流を促す
フリースクールなどの場で、同じような境遇の子どもたちと交流させます。スキー合宿などのイベントを通じて生活改善を図り、役割分担を通じて責任感を育てます。
「この子たちも本当に不登校だったの?」と思うほど、子どもたちは集団の中で生き生きと活動するようになります。

ステップ3:支援する側に回る
回復した子どもが、今度は他の引きこもりの子どもを支援する側に回ることで自信をつけます。自分の経験を語り、他の子を助けることで社会貢献の意識が芽生え、完全な社会復帰へとつながります。

Q: 不登校・引きこもりの子を持つ親へのアドバイスは?
親御さんへのアドバイスとして、以下の点が重要です:
1. 一人で抱え込まない - 専門家や同じ境遇の親の会などに積極的に相談し、つながりを持つこと
2. 多様な居場所を用意する - 従来の学校だけでなく、子どもの興味・関心に合わせた居場所を複数用意すること
3. 諦めない - 親が諦めなければ、必ず未来はあります
4. 専門書を参考にする - 専門家のノウハウが詰まった書籍を読むことで、効果的な対応方法を学べます
「不登校や引きこもりの9割は解決できる」と専門家は言います。適切な知識と対応があれば、子どもたちは必ず回復への道を歩み始めるのです。