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箱根駅伝2025:見どころと注目の選手とは
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2025年1月1日

第101回箱根駅伝を前に、ノンフィクションライター泉秀一、元箱根駅伝ランナーのたむじょー、“3代目山の神”の神野大地らが大会を徹底分析。順位予想から各大学の戦略、注目の選手、箱根駅伝を楽しむコツまで、それぞれの専門的な視点から話を聞いた。 <ゲスト> 泉 秀一|ノンフィクションライター 1990年...
箱根駅伝2024の見どころは山にあり!元選手2人が熱弁「山を制するものが箱根を制する」
箱根駅伝2024が1月2日、3日に開催される。出雲駅伝、全日本大学駅伝ともに優勝した国学院大学が3冠に挑むなか、7度の優勝経験を持つ青山学院大学や実力のある駒澤大学など、「3強」と呼ばれるチームによる激しい争いが予想される。箱根を走った経験を持つ元選手たちに、見どころや優勝予想を聞いた。


Q. 箱根駅伝の優勝予想は?
青山学院大学が優勝する可能性が高い。2人の元選手が一致して青学を1位に挙げた理由は「山」にある。箱根駅伝では平地では3強(青山学院、国学院、駒澤)の力の差はほとんどないが、5区(山登り)と6区(山下り)で差がつくと考えられる。青学には若林選手という5区で区間2位の実績がある選手と、野村選手という6区で区間2位の実績がある選手がいる。この実績は大きな強みだ。
2位と3位については意見が分かれた。一方は国学院を2位、駒澤を3位と予想。もう一方は駒澤を2位、国学院を3位と予想している。国学院は出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝しているが、3冠達成の重圧が初めてかかることを考慮すると厳しい戦いになるかもしれない。
Q. 「山を制するものが箱根を制する」とはどういう意味?
箱根駅伝では平地の区間ではチーム間の差がつきにくい。例えば2区で考えると、青学の黒田選手、駒澤の篠原選手、国学院の平林選手という各チームのエースが走っても、そこまで大きな差はつかない。
しかし、5区の山登りと6区の山下りでは数分の差がつくことがある。これらの区間で実績のある選手がいる青学に優位性がある。若林選手は前回区間2位の成績を残し、今年は1万mのタイムも向上して27分台を出している。山登りに1万mで27分台の記録を持つ選手が挑むのは前例がなく、期待が高まる。

Q. 国学院と駒澤の山の選手は誰になる?
国学院については山登りの選手が読めないという意見が出た。去年は上原選手が5区を走り区間17位だった。上原選手は沖縄出身で、去年の箱根は非常に寒かったことも影響したとみられる。国学院の監督は「平地勝負」と発言しているため、山はあくまで「つなぎ」と考えている可能性がある。
一方で、もし国学院のエース平林選手が山登りに起用されれば「4代目山の神」誕生の可能性もある。平林選手は体型や走り方が山に向いており、マラソンも強く、粘り強さもある。しかし、平林選手は現在日本を代表する選手になりつつあり、今後の世界大会も見据えると平地を走る可能性が高い。
駒澤大学には山川選手(山登り)と伊藤選手(山下り)という山の経験者がいるが、両選手とも今年は平地での成績が良いため、平地の区間で起用される可能性がある。駒澤の5区の走者のレベルが優勝を左右するだろう。
Q. 箱根駅伝の逆転はあり得る?先頭で走るほうが有利?
箱根駅伝では6区終了時点(往路終了時)で30秒以内の差であれば復路での逆転の可能性があるが、1分以上差がついていると逆転は難しい。これは箱根駅伝の構造的な問題でもある。
各大学はチームの中で最も強い選手を2区に配置し、次に強い選手を3区、4区、1区あたりに配置する傾向がある。そうすると、復路では各チームとも6番手から12番手の選手が走ることになり、大きな差をつけることが難しくなる。
また、先頭を走る選手と後方から追う選手では心理状態が異なる。先頭を走る選手はリラックスして自分のペースで走れるが、後方から追う選手は「追わなければ」という焦りから力みやすく、オーバーペースになりがちだ。そのため、後半でペースが落ちてしまうことが多い。

Q. 上武大学と創価大学にも注目?
上武大学の斉藤選手は「激坂王」という坂を登る大会で優れた記録を持っている。この記録は昨年の5区区間賞を獲得した選手より速いため、斉藤選手が5区を走れば「4代目山の神」になる可能性がある。斉藤選手は1万mでも27分45秒という好記録を持ち、平地も山も強い。
創価大学のエース吉田選手も5区を希望しているという情報があるが、チームの順位を考えると2区を走る可能性が高い。創価大学には他にも小池選手や留学生選手など強い選手がいるため、うまく配置すれば往路終了時点でトップに立つ可能性もある。
Q. 箱根駅伝をより楽しむコツは?
箱根駅伝を楽しむには、選手の体の仕上がり具合を見るのも面白い。顔のこけ方や筋肉の張り具合から選手のコンディションを判断できる。競馬で馬を見るのと同じで、「輝いている」選手は好成績を残すことが多い。
また、箱根駅伝は走っている選手だけでなく、チーム全体で戦っている。外れたメンバーも気温測定係や給水係、サポートなど様々な役割を担っている。親御さんも子供の走る姿を見るために遠方から応援に来るなど、様々なドラマがある。
箱根駅伝は出雲駅伝や全日本大学駅伝と違い、部員全員に役割があり、全員で戦う唯一の駅伝だ。予選会で落ちたチームの選手たちも補助員として参加し、その経験を次に生かそうとしている。学連選抜(複数の大学から選ばれた選手たちで構成されるチーム)の思いにも注目してほしい。