
2022/11/14
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12年前の僕は年収わずか3万円の売れないお笑い芸人でした。大学卒業後にお笑い芸人を目指して上京するも、芸人の収入だけではとても暮らしていけません。
当時付き合っていた彼女とどうしても結婚したくて、大学在学中から続けていた株で資産を作ろうと考えたのが投資を本格的に始めたきっかけでした。
月10万円の利益を目標に掲げて本腰を入れた株式投資は、うまくいかないストレスから自傷行為をしてしまうこともありましたが、腕を磨き己の力で稼いでいく面白さがありました。全身全霊をかけて取り組んでいたら、気づけば大きな利益になっていたのです。

そして2022年の10月、これまでの株式投資で得た累計の利益が30億円に達しました。じゃあ次は、何を目指すのか。50億か、それとも100億か? それも悪くはないけれど、一つの疑問が湧いてきます。
それで、誰が喜ぶんだろう?

僕が毎日見つめている株価チャートの向こうには、必ず事業を営む会社があり、そこで働く人がいます。投資家として多くの企業のビジネスを調査・研究しながら、自分も事業を通して社会に価値を提供していきたいという憧れを持ち続けていました。
3年前に起業し、一度はその夢を実現しかけましたが、道半ばで挫折しました。
僕が今、全力を傾けている新しいチャレンジは、運用会社をつくり、最高であると胸を張って言えるファンドをつくることです。
僕の知る限り、個人投資家が一般に公募するファンドをつくった例はありません。まさに前例のないチャレンジであり、たくさんの壁にぶち当たっていますが、少しずつ歩みを進めているところです。
「もう十分稼いだんだから、わざわざリスクを取る必要ないのに」と言う人もいます。確かに、投資だけをして悠々自適に暮らす選択肢もあります。いわゆる「FIRE」でイメージされるように。

でも僕は、仕事を早く辞めたくて株に打ち込んでいたわけではありません。純粋に面白くて、どんどんのめり込んでいった結果、今があります。
約3900もある上場企業の中から、多くの人がその魅力に気づいていない銘柄を探し出し、とことん調べ、分析し、これだと思う銘柄に集中投資して、その株価が倍になる過程を見守る。
失敗すれば自分のせい、うまくいけば自分の手柄、結果がすべてのこの世界で己の力のみで資産を増やす、この営みが心底好きなのです。

株で30億を稼いだのに、なぜまだ投資を続けるのか理解ができないかもしれません。でも僕は常に前進していたい、それが自分にとっては生きているということです。
株式投資が好きで、まだまだ上を目指したいと思う一方で、事業で社会に価値を提供したいという夢はまだ実現できていません。
だったら、ファンドをつくり、いつの日か投資信託をつくって、忙しくて投資を学ぶ時間がない一般の人たちと利益を分かち合うことができたら、僕が投資を続ける社会的意味が出てくるのではないかと思ったのです。
ただ、この思いは、ファンドをつくりたいという夢に向かって行動する理由のひとつに過ぎません。僕がどうして運用会社をつくろうとしているのか、そしてこれまでどんな株式投資をしてきたのか、次回以降、詳しくお話ししていきたいと思います。

*明日に続く。