
2022年9月15日
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第3話では、TikTokの隆盛と、縦型短尺動画がどう消費されていくか、潮流をお話ししました。

Instagram(インスタ)でも、縦型動画のトレンドが来ています。おすすめの動画が次々に流れてくる「Reels(リールズ)」です。
インスタには、メインとなる写真や画像、動画の投稿機能の他にも、便利な機能がたくさん出てきています。投稿のリーチを増やす目的で、最近はリールズやショップタブを上手く活用することが有効です。
リールズとは最長で90秒の動画を投稿できる機能です。音楽やエフェクト、テキスト、ステッカーを使ってアレンジすることができ、静止画以上に情報を盛り込んで投稿することが可能です。
インスタでは静止画の投稿と動画の投稿を織り交ぜることが流行っており、状況に応じて使い分けるのがポイントです。
例えば、ある化粧品メーカーでは、新商品や季節に合わせたおすすめ商品の情報が、日々投稿されています。
一方リールズでは、「夏のスキンケアルーティーン」「ヘッドスクラブの使い方」など、商品の使い方や活用方法を紹介しています。投稿は商品情報をどれだけ分かりやすく見せられるかが鍵となります。
こちらは、リールズやストーリーズを上手に活用しているクレンジングと洗顔のブランド「Bifesta」の例です。クレンジングや洗顔のやり方を動画で説明しています。

リールズを使い、丁寧に商品の使い方を説明するといい理由は、若い世代のSNS経由での商品検索方法にあります。
例えばTikTokでコスメ系の商品がバズったとしましょう。その投稿を見た若い世代は、コスメ関連の商品名は長いので、ブランド名を頼りにInstagramを訪れます。ユーザー検索でブランドのアカウントを開いたとき、バズっていた商品の画像投稿があればその投稿をクリックでたどり着くことができます。
リールズが投稿されていれば、商品の使い方や魅力の理解を深められます。第2話でお話したように、他SNSの受け皿となっているので、商品に関する分かりやすい情報が求められていると思います。
ただSNSにはそれぞれ特性があるため、TikTokとリールズでは伸びやすい動画のジャンルが異なると感じています。
インスタは「世界観メディア」です。アカウントを通してブランドの世界観を伝えられる良さがあると思っていて、世界観を意識した投稿や情報量などが多いお役立ち投稿が伸びやすい傾向があります。一方、TIkTokはインパクトを重視した面白いものが伸びやすいです。

画像やリールズの投稿によって商品の情報・魅力がしっかり伝われば、それを見た人たちは購入を検討するでしょう。第1話でもお話しましたが、特に若い世代は受け身のメディアに慣れすぎて、Google検索する習慣がありません。そのときに活躍するのが、商品タグ・ショップタブです。
商品画像の投稿に商品タグをひも付けしておくと、投稿画像を押した際タグが表示されます。そのタグをクリックすると、その商品を購入できるオンラインサイトの同商品購入ページへ遷移することができます。
テレビで紹介された商品や他のSNSでバズった商品を探し出すことは、難しいことが多いです。商品によって色違いや同じシリーズでたくさんのラインナップを出しているものもあります。インスタで検索すれば画像で見ることができるので、すぐにピンとくるでしょう。
ピンときた画像の商品タグからサイトへ飛ぶと、画像でみたままの商品に遷移できるので、似た商品から探す必要なく確実に購入ページへ進むことができます。

他のSNSからの受け皿としてのインスタの使い方として、リールズやショップタブを紹介しましたが、もちろんインスタ発信で伸びる動画もあります。
SNSには、アカウントを持つユーザーからの投稿を、ある規則性や関連性に基づいて並び替え表示させる「アルゴリズム」があります。インスタでも虫眼鏡の検索タブに表示される投稿は、自身の興味関心に合わせて表示されているのです。そして頻繁にアルゴリズムは変更されています。
数カ月前は、リールズという短い尺の動画投稿が表示されやすく、伸びやすいアルゴリズムになっていましたが、直近でアルゴリズムが変わり伸びにくくなっていると感じています。この変化に気付き、どの機能を使った投稿が良いか判断することで、投稿のパフォーマンスを最大限にすることができます。
とはいえ、変わらず大切なのは繰り返しになりますが、一投稿ごとのクオリティだったり、アカウントを通しての世界観作りです。
※第5話(最終回)では、インフルエンサーの存在について語ります。