
2022年9月14日
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TikTok売れという現象があるように、今はTikTokからバズが生まれ、実際に商品が売れるという時代になっています。TikTokはフォロー数に関係なく、独自のアルゴリズムによって動画が表示されるので、新しくアカウントをつくってTikTokを始めたばかりの人や企業でも、「バズる動画」をつくれる可能性を秘めています。

テキストや写真だけの投稿と違って、動画を作る必要があるというのをハードルに感じる担当者も多いでしょう。さらに、若年層利用が多いというイメージを持つからか、企業のTikTok活用はまだ少ないです。
ですが、App Annie Intelligenceのモバイル市場年鑑2021によると、LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTokというトップSNSアプリの中で、TikTokはユーザー当たりの平均月間消費時間において最も長いというデータがあります。また、KANTER JAPANの調査によると、消費者が好むデジタル広告プラットフォームのランキングでTikTokが1位でした。
若年層向けプラットフォームというイメージがありますが、年々幅広い世代の人に広がっています。まだ企業アカウントが少ないうちがチャンスです。マーケティング手段の一つとしてTikTokを活用することで、消費者へ認知を拡大するチャンスにもなるでしょう。
TikTokはレコメンドタブを開くと、自動で動画が流れてきます。数秒たつと自動で切り替わる他に、自身でスワイプさせ次の動画へ進むこともできます。
そのため、大切なのは「つかみ」です。「最初の2~3秒が大事というのは知っている」と思っている人もいるかもしれませんが、それどころではなく、「0.数秒」で明暗が分かれます。
今の高校生や大学1〜2年生はTikTokに慣れていることもあり、動画をスワイプするスピードが非常に速いです。1秒にも満たない速さで興味の有無を判定し、次の動画へと進めていきます。サッサッと、動画を高速で切り替えて、興味を持つと、その動画に戻ってきてフル視聴する。
これが若い世代のTikTokの使い方です。

一目みて興味を持ってもらえるかどうかは、一番最初に現れる場面に、Wow! という驚きがあるかどうか。
TikTokでは動画の一番最初に、最も分かりやすいテキストやロゴ画像などを入れ、そこで何を伝えたい動画なのかが分かることが大切です。もしくは、注目されるべき人物やキャラクターが登場する場合は、誰が出ているのかを始めにはっきりと示すとファンが立ち止まってくれます。
そして、コツは「動画の最初に結末、もしくは一番驚きのあるポイント」を持ってくることです。
例えば、アイリスオーヤマの「トイレのモコモコ泡スプレー」という商品は、便器内にスプレーして流すだけで手軽にトイレ掃除ができる商品です。スプレーすると、青い濃密な泡が壁面に密着します。このもこもこ感は、視覚的にもとても面白いものです。
そこで、この泡を吹きかけた状態を動画の冒頭に持ってきました。その後、トイレ掃除は面倒だけれど、このスプレーを吹きかけ白くなるまで放置すればしっかり掃除できると使い方を示しました。

この動画は再生数160万回、2万6000いいねを記録しました(2022年9月15日現在)。

従来のメディアでは、「答えはCMのあと!」のように結果を引っ張る構図が多くありました。しかし、今その常識は通じなくなってきています。
待つことに疲れるんですよね。始めに結末を知っておきたい、知った上で動画を視聴したいのです。これは若い世代の特徴なのかもしれませんが、損したくない人が多いように思います。
商品を買うときは、Google検索はあまりしませんが、SNSで商品紹介をしっかり見ます。
映画も、予め結末を知った上で、「面白い」と思えば、その過程を楽しみに観る。
つまらないことが嫌ですし、失敗するとコスパもタイパ(タイムパフォーマンス)も悪いのが嫌なのです。
面白いと興味を持ってもらえなければ、視聴されないのが現実。そう考えると、結末を出し惜しみする理由はありませんよね。ビフォーアフターがあるものであれば、アフターを先に出すことで、最後まで見てもらえるかもしれません。
第4話では、インスタでの短尺縦型動画コンテンツのリールズについて解説します。
※第4話は、2022年9月15日公開予定。