
2022年9月13日
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第1話では、SNSのマーケットのトレンドと、Z世代のSNSに対する向き合い方をお話しました。今回はInstagram(インスタ)の変化について詳しくお話します。

数年前は、「インスタ映え」すればバズる時代でした。
虹色などカラフルなスイーツやチーズがビヨーンと伸びる韓国のおやつ・ハットグ、大きな羽が描かれた壁、ナイトプールなど、フォトジェニックなものが非常に人気でした。
この熱が落ち着いてきて、コロナ禍では生活に馴染むコンテンツや雑誌型と呼ばれるテキストコンテンツが伸び、インスタで情報を得る時代となりました。
そして今、インスタには企業のホームページのような役割が求められています。
TikTokやTwitterは、アルゴリズムの関係でフォローしていないユーザーの情報も入ってくるので、フォローの有無関係なく、良いコンテンツがバズるようになっています。
バズったコンテンツは、そのままTikTokやTwitterで検索する他、インスタで検索するのです。検索サイトでキーワードを入れ検索するよりも、インスタのほうが見慣れている、使い慣れているからです。
インスタでは、投稿で詳細な情報を得る、ストーリーを見て最新情報を得る、ハイライトで商品の使い方などシーンを確認するなど、従来の企業のホームページやオンラインショップのような使い方がされています。気になったらフォローしておいたり、フォローせずとも保存したりしておけるのも魅力の一つです。

インスタ単体でバズることは少なくなってきていますが、他のSNSからの流入先、受け皿としてポジショニングが変わったと考えています。話題になる先が複数必要なので、インスタ単体の運用では「パワーが落ちた」と感じるだけかもしれません。他のSNSと上手く連携したときに、売り上げを伸ばすツールになりえます。
従来は「バズる投稿」が必要でしたが今はそうではなく、テレビやTwitterで見かけた人が、インスタ内で検索したときに、きちんと価格や使い方など商品情報が出てくることが重要です。
インスタはホームページのような役割と言いましたが、もちろんSNSなので、双方向のコミュニケーションが可能です。
ホームページのように情報を取得する場でもありますが、企業と自身がコミュニケーションを取る場でもあります。消費者が自社製品をストーリーにアップしてくれたら、その投稿をシェアするといった動きです。
商品が誰かの生活の中に溶け込むことは、やはり影響力が高いですよね。身近な人がどれだけ使っているかが重要になってきています。
なんといってもポイントは、UGC(User Generated Contents)を作りやすい施策。私たちも企業をサポートする際に最も考えることの一つです。
どうすればユーザーが写真や動画を撮って、ストーリーにアップしてもらえるか、ハッシュタグをつけてもらえるか、シェアしやすい構図を作ることを大切にしています。
口コミのように広がる、シェアされるという意味では、ストーリーズへの投稿が肝になります。
何を目指すかによってもちろん施策も異なりますが、UGCを増やす一例としてインフルエンサーの方々に「はじめの一人」になっていただくことがあります。
どういう風に投稿すれば良いのか“お手本”となる投稿をプロモーション施策として依頼します。
お手本投稿があることで、それを真似したりアレンジしたりしてUGCの輪が広がっていくのです。きっかけを公式が取り上げることによって、何が良いのか、どういった撮り方があるのかを自然に伝えることができます。


広告を出すことで、より多くの人に投稿を表示させ認知を広げることができますが、その成果は一時的であるため 、その一瞬での成果を追うことしかできません。
インフルエンサーによる投稿は、投稿が残りフォロワーが増えたり、あのインフルエンサーがPRしたブランドとして認知されたりして成果を溜めていくことができます。この設計が上手くできると、より売り上げなど数字につなげることもできると考えています。
また、最近では「映え」を意識しすぎなくとも伸びる例も出てきています。パッケージなどの写真映えも大切ですが、そうでない商品に置いても「動画映え」でカバーできることがあります。魅力ある動画コンテンツを作ることで、TikTokやインスタのリールズ(単尺動画)でバズることがあるからです。
インスタの運用の指標として、投稿ごとにリーチ数を追うことが大切だと思います。リーチが伸びた投稿に関しては、なぜ伸びたのか分析し、仮説を立て次の投稿で検証していく。リーチが伸びれば、指名検索も増えるはずなので途中経過を定量的に測ることができますし、最終的には売り上げへのインパクトも測ることができると思います。
伸びる投稿には必ず法則があるはずです。その法則は業界や商材、価格帯、世界観によって異なるので一律のものではありません。白い背景と黒い背景どちらがよいのか、文字があるほうがよいのか、商品のインパクトが大切なのか――。
その投稿からファンが増えることが、一つのゴールだと思います。フォロワー数だけ見て一喜一憂するのではなく、一投稿しっかり見つめて、メッセージを統一したり、何が興味関心を引いているのか検証していくことが、成功の鍵になると思います。
第3話では、TikTokの新潮流をお話します。