
2022/10/05
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いきなりですが、自動運転が実現したら、ビジネスパーソンの生活はどう変わると思いますか?
自動運転が当たり前になった未来からの手紙をイメージして作った、当社制作の動画がありますのでご覧ください。

ここ数年で「自動運転」というワードを聞く機会が増えました。
「自動運転とは何か?」を説明するのは不要な気がしますが、要は自分で運転しなくても、自動車がA地点からB地点まで自動で運転してくれること、という理解です。
それによって世の中に何が起きるのか。僕はそれが「移動が無料になる日」だと思っています。
この調査データを見てください。

1マイル移動するために必要なコストを試算したグラフなのですが、自動運転が仮にタクシー産業に実装されると1マイル移動するのに約30セントになるという事です。いわゆるロボットタクシーですね。
1マイルが1.6km、30セントが約40円(1ドル132円換算)という事です。
都内のタクシーの初乗り料金が1.052kmまで410円という事なので、移動するためのコストがぐーんと下がっている事がわかると思います。
ここまで移動コストが極端下がると、移動の概念は大きく変化していきます。そして移動物体であるモビリティ自体の可能性も大きく開かれていきます。A地点からB地点に移動するだけのためではない、様々な可能性です。
そのイメージが、まさに冒頭に記した映像のイメージです。
●クレジットカード付帯サービスとして移動が無料に

企業がモビリティを所有しユーザーに移動機会を提供する未来。
年会費30万円の高級クレジットカードの会員になれば、都内のエリア限定で◯◯タクシーなら利用無制限です。車の中には、冷蔵庫が常備されていて、いつでも冷たい飲み物やちょっとした軽食が用意されている。

そんなモビリティがラウンジ化された空間を、企業が付帯サービスとして提供する。企業が自社サービスの延長線上で移動サービスと空間を提供する。そんな未来です。
●企業の福利厚生として移動が無料に

企業の福利厚生は、住居手当やリモート手当などの、時代をある種反映したものが取り入れられますが、未来では社用モビリティなら平日も休日も乗り放題、車内に設置された大型のモニターで移動しながらリモート会議も可能。企業が福利厚生の一環として所有するモビリティです。

移動する会議室として、社内共有事項などもきっと画面の中で放映されているでしょう。
●移動するホテルとして移動が無料に
自動運転が実装された社会では、サービスに連動した移動空間も設計されています。

例えば、明日の朝一に大阪で打ち合わせ。そんなときの選択肢は前入りして宿泊するか時間が間に合えば始発で出発になりますが自動運転社会の未来では「移動するホテル」をアプリで呼び出して、車の中で寝ながら朝の大阪到着を待つ。仮に1.6kmが40円で移動できれば、東京大阪間が約500kmなので、約12,500円です。

移動するキングサイズのベッドが設置されたモビリティの中で、お酒を飲みながら、映画を見る。寝て起きたら大阪に到着。そんな未来です。
●航空会社のビジネスクラス優待として移動が無料に
航空会社がお客様を空港に送迎する無料のサービス。
例えば羽田発、ハワイオアフ島着のビジネスクラスのチケットを購入すると、出発当日に航空会社カラーのモビリティが自宅まで迎えにきてくれて車内のモニターでは目的地であるオアフ島の最新情報や、現地で使えるクーポンなどが提供されていて、空港へ向かいながらすでに旅行気分。

タクシー車両は同じ車種、同じカラーが多いですが、自動運転社会の未来では様々な企業カラーのモビリティが道を走っているのでしょう。人間が実際の運転行為から離れられないうちは難しいかもしれません。しかし、自動運転のレベルが4から5の段階になれば、今見ていただいたような世界観がみなさんの目の前に広がります。
ただ、自動運転を実現するには、自動運転に合わせたまちづくりが必要になります。
今、壮大な社会実験をしようとしているのがトヨタです。2020年末に閉鎖されたトヨタの工場跡地のある静岡県裾野市に、実験都市「ウーブン・シティ」をつくろうとしています。

ウーブン・シティとは、自動運転の車専用の道、歩行者とパーソナルモビリティが共存する道、歩行者専用の道の3つの道路が網の目のようにデザインされ、町の交通や物流に重要な役割を果たすことが想定されている街のことです。
ここに、トヨタの従業員や関係者をはじめ2000人の住民が暮らす予定だそうです。そのために、街中にクルマ・道・人が三位一体となって安全を確保するためのテストコースを作ろうとしているのです。
自動運転の車と人の運転する車が同じ道路に共存していると交通事故が起きる可能性があるので、このような一定の工夫が必要でしょう。
完全な自動運転が実現すれば電車で移動する人が減って自動運転の車が増えると考えられ、今よりも渋滞が多くなることが予想されますが、アルゴリズムである程度最小化できるでしょう。そう遠くない未来で、そういう世界が実現するのではないでしょうか。